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「しないといけない」を「したい」にしたい。

「〇〇しないといけない」

「覚えないといけない」「ちゃんとしないといけない」等、よく耳にします。

私はレッスンで生徒さんがその言葉を使ったら、その〇〇をさせないようにしています。

なぜなら、「〇〇しないといけない」=「〇〇したくない」だからです。

やりたくないことをやるのは心身に悪影響を及ぼします。「〇〇したい」なら「〇〇しないといけない」なんて思いませんからね。ですから、やりたくないならやらなければいいんです。

けど、実際はそういう訳には行きませんよね。

それなら「〇〇しなけいといけない」⇒「〇〇したい」にすればいいんです。

言葉では簡単ですが、とても大変なことですよ。

私も毎日ダンスレッスンで身体を動かしています。しかし、身体のことですから毎日絶好調なわけではありません。そうなると「レッスンをしないといけない」になってしまいます。

本当は「レッスンをしたい」がいいのに「レッスンをしたくない」が出てきてしまう。けど、身体が不調な時はどうしようもありません。

そういうときは考え方を変えます。

「今日は生徒さんと楽しくお話をする日にしよう」

生徒さんは自分とのレッスンの時間を楽しみに来ているのだから、動くばかりがレッスンではない。一緒にダンスについて話をしたり、生徒さんの悩みを聞いたり、動ける時には出来なかったことが見えてきます。

そうするとモチベーションが上がってきます。あとは、その「お話」をする時間をどう楽しくするかを考えればいい。

生徒さんと楽しい時間を過ごせて喜んでもらえるイメージが湧くと、「レッスンをしなければいけない」から「レッスンをしたい」になります。

これは訓練ですね。

気持ちというのはストレートに変えようとしてもダメなのです。心身に歪みが生じます。

着眼点を変えて、変わりやすいところから攻めていく。それを繰り返して最終的に変わりたいところに連れていく。

地道な作業ですがとても大切なことです。

気合いで方向転換をせず、穏やかに持っていく。方向が決まったら、気合いを入れましょうね。

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