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IRONMANニュージーランド(ラン編)


Run 42.2km 3:33:10 ( 5’04/km )

ランコース


ランコースはタウポ湖沿いを走る
とても気持ちの良いコース。

大会サイトのトップページには
ランは「フラット」って書いてあったけど
高低図のとおり、まぁまぁアップダウンの連続です😇
獲得標高がわたしの手元だと264m。

日陰はほぼ無し。
一周約10kmを4周回。
エイドは約2.5kmごとに4箇所。

周回ごとに色の違うバンドを受け取って
周回数を確認します。

ラン展開


ランの設定タイムは4’40/km
ただ、走りはじめの10kmはとにかく抑えて
5’00くらいでもよし。

そこから少しずつ上げていって
30km超えたら爆発させよう、
そんな作戦でした。

T2を出てランのスタートは
緩やかな下り基調だったので
設定タイムより早く推移、
最初の1kmが4’33

走り始めからまぁまぁ暑さが気になる。
気温は22℃くらい。

足もピキピキ攣りそうな感覚があったので
一番最初のエイドからしっかり水を被り
氷をバイクパンツのウエストから中に入れて
大腿四頭筋を冷やしながら走る。

序盤の数キロで
予想以上にアップダウンが激しいことが分かり
ペースコントロールはやめることに。

GARMINはいっさい見ず、
アップダウンでペースが変動しても
一定の出力(ワット数)で走れるように
とにかく自分の身体の感覚に集中して走る。

下り基調ではピッチを上げて
足にダメージが強く残らないように
気持ちよく少しペースを上げて

登りは無理せずリラックスして
上半身とお尻の筋肉を使うイメージで。

最初の一周はとにかく楽に力を使わずに。

IRONMAN70.3の方に出場されていた
ZOOTの今村さんが応援をされていて
ランの2週目、12kmくらいのところで
「今エイジ5位!」と教えてくださって。

ここでやっと自分の位置を把握。
めちゃくちゃありがたかった😭😭🙏🏻✨

とりあえず前にいる女子を抜いていく。
足元のカテゴリタトゥー「H」を探しながら。
(30-34エイジのカテゴリは足にHを着けている)

Hの女子はひとりだけ見つけて抜かして
3週目に入ったところ、22kmくらいのところでまた今村さんが

「今3位!」
「前との差が8分くらい!」
「前も同じくらいのペースで走ってる!」

と教えてくださって。
あ、2人抜けたんだ!
でも8分差!?!??わーーお。😇

と、最初はだいぶ差があるなと思ったけど
最後の一言
「前も同じくらいのペースで走ってる!」
がじわじわ脳に届いてきて。

ん?同じくらいのペース?
バイクわたしより速く走ってる人が
いま同じくらいのペースということは
ランそんなに強くないんじゃないか?
暑さもあるから後半落ちる可能性も高い。

わたしはまだ足には余裕がある。
あと20kmで8分差はいけるかも。
いや、いけるよ!いける!抜いてやる!!!
うぇーーーーーい!!!!

(今村さんの最後の一言には本当に感謝😭前の人のペースがわかるのすごく良かったです。ありがとうございます!)

(8分差で「無理だ」と思わず、「いけるかも!」と思える楽観さ(アホさ)がわたしの良さであり悪さであり強みでも弱みでもある。笑)

そこから本格的に前の2人を探す。
すれ違いの多いコースなので
前にいるっぽい女子を見かけるたびに
振り返ってふくらはぎをガン見するものの
ただなかなか同じカテゴリかどうか見えない、、。

足は余裕あるといいつつも
相変わらず攣りそうなピキピキはあるので
エイドは歩きながら水を身体にかけて
アイスをバイクパンツの中に入れて
大腿四頭筋、ハム、お尻、と
エイドの度に冷やす場所を変えながら。

暑さで呼吸が苦しくなりそうになったら
しっかり口をすぼめて「ふぅぅーー!」と吐いて

男子も女子も抜かされることはほとんど無く
とにかく1人1人、少しずつ抜いていく。 

ただ、必死に前を追いつつも
精神状態的にはすごくリラックスしてて
タウポの素敵な景色を楽しめていて。

ランは応援がたくさんで
🇯🇵を見て「ガンバッテクダサイ〜!」
って日本語で応援してくださったり
「ミヅキサーン、ガンバッテ!」
って名前を呼んでくださったり

宴会している方々や
応援してくれているちびっ子たちの
ハイタッチも全部答えた🙌✨

楽しいなぁ〜!
嬉しいなぁ〜!
タウポ湖気持ち良さそうだなぁ〜
走り終わったら飛び込みたいなぁ〜

ああ、こんなに身体しんどいのに
楽しめてる自分すごいなぁ〜うへへ

そんなことを考えながら
ずっと笑顔で走ってた!

カメラマンも声出して応援してくれるから
ハイッて応えてるところ!笑


そしてラストの4週目。
残念ながらここには今村さんおらず😂
前との差が詰まったのか広がったのか分からない、、、

でもとにかく前を追う。
ペースが少しずつ落ちている実感はあるものの、
GARMINは一切見ない。ラップも見ない。

とにかく自分の身体に集中して
走り続けられるギリギリのペースを探して。

氷で冷やしているおかげで
足は攣らずに走れているけれど
アイシングしながら走ってる状態だから
筋肉の動きは悪い、、、
でも冷やさないと怖いから冷やして。

足攣りは練習不足だなぁ〜
高強度インターバル練は
半年くらいやってなかったけど
やっぱ高強度やらないとペースを上げていく感覚が身体にないなぁ、、、

そんなことを思いながら。

それでも38km地点くらいでこの笑顔!😂
ヘンタイ!笑

結局最後の一周でも
同じエイジカテゴリのHは見つけられず。

ラスト1kmくらいでまた今村さんいらっしゃって

「エイジ3位!おつかれ!」
って言ってくれて

ああ、やっぱり追いつかなかったのかぁ、、、

目標を達成できなかった悔しさと
なんとか粘って表彰台は掴めた安堵と
10時間半の長い道のりがやっと終わるんだ
いや、もう終わっちゃうんだ
嬉しいな、寂しいな、楽しかったな、、悔しいな。

そんな複雑な感情を抱き、
目に涙を滲ませながら
最後の1km、力を振り絞って。

ゴールエリアが見えてきたときは
なんだかんだやっぱりホッとした。

ああ、怪我なく事故なく
無事に帰って来れた、よかった。

トラッカー見ててくれたかな?
応援してくれたひといたかな?
無事にゴールできたよ!ありがとう😭🙏🏻✨

そんな気持ちを抱きながら

10時間44分37秒、エイジ3位
女子総合9位でゴール。

ランタイムは3時間33分10秒(5’04/km)
ランタイムはプロを除いた女子では1位だったらしい。

ゴール後、メダルをかけてもらって
フィニッシュエリアに案内されて
落ち着いてから出てきた言葉は
やっぱり「悔しい」だった。

ランで魅せるレースにしたかったけど
思うように走れなかった悔しさが溢れた。。

ゴール後に会えた神谷さんに
いったい何回悔しいと言ったことか、、、

世界選手権の出場枠数も分からないので
3位というなんとも言えない結果は
翌日まで不安を残しながら。

ゴール後は一緒に参加していた
Mizuさんたちを応援して📣✨

補給


ランの補給は
塩ジェルを序盤に
アミノサウルス01(カフェイン入り)を中盤と終盤に。
エイドにあったモルテンを2つ。

アミノサウルスは摂取後の吸収が速く
摂った5〜10分後くらいにスッと心拍が下がるので、ランの補給には特に良い◎

データ


心拍はバイク途中からイカれた
スタミナ切れても走り続けるスタイル
エイド以外は激坂も絶対歩かず。

総評


結果として
10時間44分
エイジ3位ということで
目標としていたタイムも順位も達成できず。

ただ、確実に取るつもりだった
IRONMAN世界選手権「KONA」の出場資格はゲットできたので、まずはホッとしています。

ロングレースは
2022年9月の佐渡初ロングで
バイク中に嘔吐し低血糖、寝落ちしそうになり
足攣りながらランを走り、11時間39分。

海外戦は2022年10月セントジョージの
IRONMAN70.3 world championshipで
思いっきり体調を崩し喉は真っ赤に腫れながら
水温15℃の後のバイクが10℃以下で
寒さでガクガク凍えながら走って死にかけ
5時間14分。

大失敗した2つのレースのおかげで
今回はその反省を活かして
少しは成長が見えたレースだったかなぁと思います。

また、70.3の世界選手権に出たことで
目標が「KONAに行くこと」ではなく
「KONAで結果を出すこと」と思えたこと。

だからこそ、
今回のレースの悔しさを
しっかり次に繋げられるように思います。

KONAに向けての半年間、
しっかり自分が納得できる成長をして
結果を出せるように、準備していきたいと思います。

最後になりましたが
いつも応援してくださる方々、
こうしてブログを読んでくださったり
わたしの発信を受け止めてくださる方々
本当にありがとうございます。

わたしは1人では弱く怠け者ですが
見守ってくださる方々のおかげで
なんとか自分を強く保つことができています。
本当にいつもありがとうございます!

また、
サポートいただいている企業の皆様、
いつも本当にありがとうございます。

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以上、最後まで見てくださってありがとうございました🙇🏻

IRONMANに向けたトレーニングも
まとめてみようと思います。

ちなみに今回は12月レーシックで1ヶ月オフから、約2ヶ月で仕上げた突貫工事です...😇

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