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しらないということ

僕は大学3年生。就活の時期だ。早くから就活を始めている大学生は、今頃インターンシップに行っているころだと思う。

コロナ禍により、企業は本選考がWebになりいつも以上に学生の人となりを見ることが難しくなった。

「本選考がだめならインターンだ。」と言わんばかりに、企業はインターンに力を入れて、内々内定がもらえるような状況になってきていると聞く。

ここまで分かっておきながら、夏のインターン先が決まっていないのが筆者だ。

僕は動くのが遅かった。だから、まだ1週間程度のインターンが1つも決まっていない。結果が来ていないものも含めると、2,3日のインターンもまだ決まっていない。

周りでも、決まっていない友人は数多くいる。ただ、出来てない子と比較しても意味がないことは重々承知だ。

最近になってやっと事態の深刻さに気付き始めた。

大学は中堅大学で、僕は理系ではあるものの、大学生活で特別な何かを成し遂げたわけではない。本当に普通にバイトをして、サークルに通い、授業を受ける・・・という毎日を繰り返してきた。

ただ、そこはインターンを申し込むにあたり、自分の事を振り返る機会が明らかに増えた。何を企業にアピール出来るのか?、他の人と異なるところは何なのか?考えることはたくさんある。

じゃあその自分を振り返ることを、考えることをたくさんやればいいんじゃないの?っていう結論に至るんだけれども、そこで不安にぶち当たる。

このままで大丈夫?

これだ。どうも不安に駆られる。このことについて最近考えていた。

企業について調べ、自分の興味のある企業のインターンに申し込む。色々な企業を見る中で、自分がどういったものに惹かれているかも、曖昧だが分かってきた。自分を振り返る時間もある。

そこで気づいたことが、(気づく人はすぐ気づくだろうが)知識がないということだ。自分の学部である情報系の知識は興味があり、自分で調べていたので聞いたことがあるものが多かった。だが、その他の知識はどうか?

あまりにも知らないことが多かった。経営学、経済学、哲学、地理学、・・

まさに「無知の知」だ。

それとともに、最近、本離れしていることにも気が付いた。

バイトをして、企業を調べて、自分について考えて・・・とやっっていると時間がない。とは言うが、実際その他の時間はダラダラしていたり、生産性の無い時間があることに気づいた。というか、分かっていたが見ないふりをしていた。

Twitterをしている時間、YouTubeを見ている時間を読書に充てれば、どれだけの見聞を深められるか、計り知れない。わくわくする。

学生の時間は貴重だと良く聞くが、貴重だと気付くには遅かった。でも、遅すぎることはないと思う。

この3年間で得られるはずだった知識を今から全力で取り返しに行かないと追いつけない。

もちろん、自分を振り返ることをやめないようにしないと。




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