見出し画像

Photoshop講座 いろいろな切り抜き

こんにちは。

今回は、さまざまな切り抜きの方法についてご紹介したいと思います。基本的なツールの使い方でもありますが、それぞれ特徴がありますので、それらを理解し、適切な作業を行えるようにしましょう。では、代表的な三つを解説させて頂きます。

まずは、選択範囲を使った切り抜きです。この切り抜きの特徴は、四角にしか切り抜くことができないことです。選択範囲が丸や複雑な形の場合も、四角の画像に切り抜かれます。例えば、人物を囲んだ状態で切り抜きをすると、人物端から端までのサイズで切り抜かれます。被写体のサイズに切り抜きたい時は便利です。

被写体

被写体切り抜き後

上の写真は被写体をぐるっと選択範囲で囲っています。そのまま切り抜きを行うと、被写体のサイズで画像を切り抜くことができます。

次に、切り抜きツールを使った切り抜きの方法です。切り抜きツールも、四角にしか切り抜くことができません。ですので、選択範囲を使った切り抜きと同じと思ってしまいますが、実は結果が異なります。選択範囲で切り抜いた場合は、切り捨てた周りの部分のデータは無くなってしまいます。しかし、切り抜きツールで切り抜いた画像には、切り捨てた部分のデータはそのまま残っています。厳密には切り抜きではなく「クロップ」になります。

切り抜き

画像の明るくなっている形で切り抜き(クロップ)します。周りの黒くなっている部分は見えなくなりますが、データはそのまま残ります。選択した範囲内だけ表示させているような状態になります。切り抜きツールにはもう一つ特徴があります。それは、切り抜き後の画像のサイズ(縦横)や解像度を指定できることです。リサイズも兼ねて切り抜きを行うことができます。

最後の、切り抜きはマスクを使った方法です。今までの二つの切り抜きは四角にしか切り抜くことができませんでしたが、マスクを使って切り抜くと複雑な形に切り抜くことが可能です。形だけでなく、透明度も切り抜くことができます。

マスク切り抜き

上の写真は被写体の形に沿って切り抜きがされています。背景は何もない状態になっていますので、別の画像を差し込んで合成することができます。これがマスクを使った切り抜きの特徴です。(下写真)

合成

透明の切り抜きも、ご説明しておきます。透明の切り抜きって言われてもピント来ないですよね。まず写真をみてください。

スクリーンショット 2021-06-02 21.57.20

人物も切り抜かれてはいますが、右半分消えているように見えると思います。消えていると言う表現もあっていますが、正確には、透明度を切り取っている形になります。透明度100%のうち30%切り取れば、70%分しか表示されません。単純に透明度と言ってしまうと、それは画像全体の話になってくるので、微妙に異なります。複雑なので、そんなもんだと覚えていていただけたら充分です。

動画でも紹介していますので、ぜひご覧ください。

ブログ村参加中

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?