好奇心は、使い続けなきゃダメになる。
このあいだ子どもと外で遊んでいると、道に落ちている石を、網目で覆われている排水口にひたすら落とすという遊びを始めていた。
大人からすると、どこが面白いのかわからないんですけど、どうやら、できるだけ大きな石を大きな音を立てて落としてみたいようでした。
10分近くそれを続けるのを、よく飽きないなぁと眺めていました。ぼくだったら2、3回やって次の遊びを探し始めると思います。
飽きるってことを、ぼく自身で考えてみると、年々ものごとに飽きやすくなってきています。同じ小説を繰り返し読むことは、もう何年もしていません。スマホのゲームをダウンロードしてみて、一度プレイしただけでそのままにしてあるアプリがたくさんあります。
何かを面白がることって、歳を重ねるごとに難しくなるんだと思うんです。大人は会社の仕事や家事や育児、あっという間に時間が過ぎていきます。そのうちに好奇心が弱っていく。
好奇心は使わないと、すぐ弱っちゃいますから大人は意識して、面白いことに首を突っ込んでいかないとダメですね。
“面倒くさいはNGワード”って、大学を卒業するときに恩師が言ってくれたんですけど、その言葉が身にしみます。
子どもが遊ぶときのような好奇心を、ずっと持ち続けていたいものです。
好奇心は使い続けないとすぐにダメになる。
おわります。
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