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精神的に落ち込んだときになるべく早く回復する方法とは(備忘録:ダークサイドに堕ちない…!)

冬至の6日前、体調を崩した

冬至前の1週間、体調を崩した。後になって気づいたが、1年で1番日照時間が短い1週間だった。そのせいか、2019年1番の落ち込みだった。それにしては1週間で回復することができた。

直接的に手助けしてくださったり、そっと見守ってくださった周りの方の優しさに感謝すると共に、しんどい中でベストを尽くそうとした自分を褒めたい。そして来年もきっと同じことが起こるだろうから、未来の自分のために備忘録として残す。

きっかけはあった。日曜日に冬至を控えた月曜日の朝、以前から嫌だったけど我慢していたことが再び起きた。今回は我慢ができなかった。嫌だという気持ちを直視したら、涙が止まらなくなってしまった。

もしかしたらその2日前、土曜日の無理がたたって疲れがあったのかもしれない。その日、私は午前、午後と2つの座談会に参加したあと、夜には「のべおか第九」の演奏会を鑑賞。どれも素晴らしく、行ってよかったと思えるものだった。しかし12時間に渡る外出と、心を許している人たちとはいえ他者と過ごす時間の連続は、私に緊張感を強い、自覚していたより疲れてしまったのだろう。

普段から予定を入れすぎないように気をつけているつもりだが、時々こういうことがある。1日くらい大丈夫だろうとつい高を括ってしまうのだけど、大いに反省した。

急性期:判断力が落ちひたすら寝て過ごす

月曜日、朝からいつも通り出勤したが、昼休みになったらやっぱり涙が止まらなくなってしまった。昼食もとらずに必死の思いで頼りにしている人の元へ行き、話を聴いてもらっていたら、昼休みの終わる時間までに職場に戻れなくなってしまった。(ご迷惑をおかけした皆さま、申し訳ありませんでした。)

職場に遅くなる旨、連絡を入れて、結局戻ったのは午後の就業時間から1時間以上が過ぎてから。その日は不在にした分を後ろにずらして勤務して帰った。

火曜日。判断力がものすごく落ちていて、息子の送迎をどうするか、出勤をどうするか決めるのにものすごく時間がかかってしまった(たぶん2~3時間くらい)。結局息子は支援センターの方に送ってもらい、仕事は在宅にしてもらった。急ぎの仕事だけ2時間ほどして後はずっと横になっていた。

水曜日。息子を夜も預ける手続きをした。とりあえず2泊3日。仕事は金曜日までお休みをいただくことにした。本来なら病院に行かねばならないところだけど、行きたくなかった。だから私は自宅療養をすることにした。

自宅療養中の3つの方針

とはいえ自宅でただ寝ているだけというわけにはいかない。息子のこともあるし仕事のこともある。支援センターの人や母、それに職場の人たちがいくら優しいとはいえ、いつまでも迷惑をかけることはできない。私には今週いっぱい休む、すなわち今週いっぱいでできる限り回復するというミッションがあるのだ。

私は方針を立てた。休むとはいえ、食事・睡眠・運動をしっかりすること。食事は1日3回、定刻に、栄養のあるものを。たとえ辛くても毎朝7時には一度起床すること。日中の暖かい時間帯に近所を散歩すること。

もしかしたらできないかもしれない。しかしそのときはそのときだ。そうは言っても方針を立てずにダラダラしていることは避けたい。できなかったらそのときはまた方針を修正したらいいのだ。一つずつ試してみよう。

木曜日。6時に目覚ましが鳴った。いつもはこの時間に起きるからだ。しかし体は重い。頭も重い。布団の中でぐずぐずしていたが、昨日立てたばかりの方針を思い出して、なんとか起き上がった。時計を見ると7時。

この日、体は一日中きつかった。だけど無理しすぎない範囲で家事をし、しばらく体を休めた後に散歩にも行った。これは食欲を落とさないため、そして不眠を防ぐため。このバランスが崩れると、長引いてしまうという予感があった。

散歩に行くと、道ばたにある小さな草花に気づいたり、そういう小さな「発見」が脳にいい刺激を与えると聞いていたのもある。事実、散歩はとてもいいリフレッシュになった。しかし、すぐに体がしんどくなって前に進めなくなってしまったので、早々に自宅へ戻った。

食事は主にネットスーパーを利用した。車で5分もかからずに大きめのスーパーへ行くことができるのだが、しんどいときはそれも難しい。ネットスーパーで買い物をすると通常、配送料が200円かかるのだが、3,000円以上買うとそれも無料になる。これを利用した。

とはいえ料理をする元気がなかったので、宅食も検討した。市内にあるおすすめの宅食をSNSで募ったところ、複数の友人が教えてくれた。しかし、知らない人に電話をかけるのが億劫で、今回は利用できなかった。

金曜日。朝起きると、昨日までより明らかに良くなっている、と感じた。回復の兆しだ。嬉しかった。しかしここで無理をすると元の木阿弥。無理は禁物だ。3つの方針だけ守り、あとはゆっくり過ごす。

夕方には息子を迎えに行った。2日ぶりに再会した息子と子ども食堂へ。息子は少し前から私と離れることをすごく不安がる。だから今回預けるのはとても辛い思いをさせたことだろうと分かっていた。なのに、あまり優しくできなかった。自分が思っているより、まだ体は回復に至っていなかった。

土曜日。朝起きたら右目が異常に腫れている。お岩さんのようなまぶたを見て、今年のうちに悪くなって、今年のうちに治したらいいか、と思えた。運転するのに支障があると判断し、母に連絡する。もうこういう判断がすんなりできる程には回復していた。息子を保育園に送るついでに自分も眼科まで送ってもらう。めいぼ(ものもらい)だった。

自宅に帰ると、ものすごく疲れていた。インターネットを開くと伊藤詩織さんの判決に関するニュースがやけに目に入る。性被害に限らず、加害者が厚顔無恥にも被害者を悪者に仕立てようとする、という経験には身に覚えがあった。付随するもろもろを思い出してしまい、一気に気分が悪くなる。

過去のトラウマ的な出来事は、人をいとも簡単に暗黒面に突き落とす力を持っている。私もかなり危なかった。だけど、危機一髪。私には守るべき者がいる、と息子のことが頭に浮かんだ。息子が私を救ってくれた。私は明るい方を前を向いて生きよう。ダークサイドに堕ちない…!

日曜日。寝坊したものの、体の調子も気分もだいぶいい。目の腫れも少し引いた。息子を連れて外出できるくらいに回復した。明日からは仕事に復帰できるだろう。

まとめ:今回の自宅療養のポイント

結果的に、私は1週間で回復することができた。まとめると、急性期はただひたすら横になり、休むことのできる環境をつくった。具体的には仕事を休ませていただき、息子を施設に預けて休むことのできる環境をつくった。

ひたすら休んでいると、今度は休むことに疲れてくる。こうなってきたら、まだきつい体を抱えつつも次の段階に移行する。つまり3つの方針を立て、実行する。ただ、たとえ守れなかったとしても自分を責めない。これは実験の1段階目に過ぎないのだ。失敗したらまた他の方法を試せばいい。

あたたかく見守ってくださった周りの方へ

ありがとうございました。いつもありがとうございます。心から感謝しています。
私が1週間で回復できたのは、皆さんの優しさと温かさがあったからです。皆さんへの信頼感と信頼できる人が見守ってくださっていることに対する安心感が私を回復へ向かわせてくれました。
私も皆さんに何かを返していけたらいいな。少しずつ。すぐにではないかもしれないけれど。感謝を込めて。

 

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