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はじめてプロに写真を撮ってもらった話
先日、生まれてはじめてプロの方にプロフィール写真を撮ってもらいました。私は成人式の前撮りすらしたことがなく、自分だけを撮ってもらうなんて、ほんとうに生まれてはじめて。
2年前に知り合った大橋基文さんにお願いしました。なぜなら、彼とは愛する価値観や素晴らしいと感じる世界観に共通点がある、と勝手に感じていたから。
(↑大橋さんのホームページ)
場所は大好きな須美江(宮崎県延岡市)。撮ってもらうなら自然の中で、大好きな場所で撮ってもらおうと決めていたから。
撮られることに関してど素人の私は最初、照れや恥ずかしさでいっぱい。カメラ目線さえ難しく、見てもつい笑ってしまう始末。大橋さんはだいぶ困っただろうに、そこはプロ。動きを入れたり会話を挟んだり場所を変えたり、徐々に私の心をほぐしてくれました。
あんなに恥ずかしかったのに気づいたら自然と撮られていて、大橋さんが「よかった、心開いてくれて。」というのを聞いてはじめてそのことを自覚しました。不思議。
最初は大好きな人たちの姿を大橋さんに重ねてどうにかリラックスしよう、自然に笑おうと心がけていたのに、いつの間にか大橋さんと私の間には誰もいなくなって、ただカメラを介してダイレクトにつながっている感じがした。写真って、むちゃおもしろいんやな、と感じました。
大橋さん曰く、同じ機材を使って同じ場所で撮影したって、同じものは撮れないのだそう。撮る人が違えば違うし、同じ人が撮ったって、そのときの撮る側と撮られる側の状態によっても違う。まさに”いま”という瞬間を切り取ったものなんやな、と実感しました。
その瞬間が訪れると、そうとは自覚しないまま確かに相手を信頼し自己を委ねてしまっている。こういう瞬間の積み重ねの中で生をまっとうしていけたのなら、ものすごく自分が輝くのやないか、と思ったりもしました。
実は、大橋さんは私の大事な人をリスペクトし、その人がつくる場所を、愛する世界を好いてくださって、関わってくださっている方です。信じるものに重なる部分があるってめちゃ大事なんやなって感じます。
みなさんももし写真家を探されるときは、その人の価値観や世界観が自分と共通しているか、考えてみるのも一つかもしれません。
たくさんの素敵な写真を撮って現像してくださった大橋さん、私の様々な表情を引き出してくださってほんとうにありがとうございました!また延岡にもぜひいらしてくださいね。
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