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水族館(「歩っぽ」より抜粋)

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『歩っぽ』創刊について

今年1月、地元・宮崎県延岡市の仲間で文芸誌『歩っぽ』を創刊しました。メンバーは詩人の千葉まほさん、短歌をつくり手仕事が好きな佐藤和代さん、私・黒木萌の3人です。

「文芸誌をつくりたいね。」と千葉まほさんとはじめて会合を開いたのは昨年(2019年)2月のこと。

きっと大切な記憶になる、と予感したことはスローモーションで頭と心に刻み込むように噛み締める癖が私にはあるのですが、まほさんとはじめて出会ったときもそんな風でした。

確か地元で開催された読書会で夏目漱石の『門』について彼女が話しはじめたのを見たとき。彼女のことまだ何にも知らないのに、「こんな近くに仲間がいた。」と感じてうれしくて笑ってしまった。いまだにお互いのことは知らないことだらけなのに、なんだか昔から知っていたように感じるから不思議です。

まほさんの言葉は何て言ったらいいか、素敵なんです。私が四の五の言うのではなく、彼女の言葉に触れて感じてほしい。

間もなく佐藤和代さんも仲間に加わってくださった。彼女の作品にはとっても素敵な世界があります。まほさんとの出会いより遡ること3年くらい前だったかな、和代さんとの出会いも私にとってすごくうれしいものでした。

三者三様の、令和元年の作品が詰まっています。

今回は『歩っぽ』から詩を一つ、noteに公開することにしました。発行部数が少ないこともあり、なかなか手に取っていただく機会がない方もいらっしゃることと思います。みなさんに気軽に『歩っぽ』の世界の一端に触れてもらえたら。そして願わくば、実際に『歩っぽ』を手に取っていただけたら。


『歩っぽ』は延岡市内の3施設でご覧いただけます。

のべおかブランディング計画さんは、県外からの移住者である甲斐慶太朗さんと山根俊輔さんが運営するコワーキングスペース兼スナックです。デザインの力で地域をまるごとブランディングしよう、というこれまでの延岡にはなかった新たな発想で新しい挑戦をされています。

こども食堂のべおか今山さんは、延岡市の駅前商店街・山下新天街にあるこども食堂です。昼間は喫茶すずめのお宿としてオープンしています。社会に広く開かれた温かい場所です。

みらいデンタルクリニックさんは、いつまでも「しっかり噛めて美味しく食事したい」という患者様に寄り添って、さまざまなお口のお悩みに答えている歯医者さんです。明るい空気の素敵なところです。


歩っぽ基金について

『歩っぽ』が完成してみて感じたのは、思った以上に「歩っぽがかわいい!愛しい!」ということ。

「ちゃんとプロに頼んで製本してもらった姿を見てみたいね。」という声も上がり、「歩っぽ基金」を立ち上げました。

現時点では、上記3施設に基金箱を設置してあります。(ん、もしかしたら基金箱をお届けできていないままのところがあるかも…?確認します。)

『歩っぽ』をお読みいただいて「がんばれ~!」「次号も読みたい!」などと思っていただけた方は基金のご協力をお願い致します。

集まったお金は印刷・製本代に使わせていただきます。

『歩っぽ』と基金箱を置いていただける場所も募集中です。ご興味のある方は、歩っぽメンバーまでご一報ください。

『歩っぽ』は今後も継続して活動していきますので、どうぞ応援のほどよろしくお願いいたします。


いただいたサポート費はよい文章を書くために使わせていただきます!