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始めよう20年後も後悔しない家づくり! 平屋と総二階建て住宅、どっちがお得?

私は建築士として40年住宅販売に携わって来ました。新築は勿論、中古住宅の販売やリフォーム、また耐震診断も約500件以上の経験をしました。そんな経験をもとに今「私が感じていること」を率直にお話します。家づくりは「人生最大の買い物」です。車のように簡単に買い替えの出来ない買い物です。よって失敗は許されませんしかし現実は・・・。そこでこのnoteではマイホームをご計画の方が"絶対に失敗されないように"特に事前に頭の中にインプットしておかれた方がいいようなあまり建築会社が表立って言わないような注意点などをいろいろご提供していきます。家づくりをお考えの方は是非お読み頂き失敗しない家づくりにお役立て頂ければと思います。


①61.5%って何の数字?

 今、私には二つの心配があります。一つは今若い方たちが盛んにマイホーム建築や建売住宅の購入をされていることです。勿論、若いのに家なんか建ててとかそういうことは言いません。私が20代の頃は家を建てるなんか考えてもいませんでした。なのでむしろ若いのに頑張ってるなと思います。

 その背景にはおそらく住宅ローンの金利が安いこと、返済年数が長いことなどで「家賃並みでマイホームが持てる」と言うことで「家賃を払うより自分の家を買った方が得かな?」と言った考えがあってのことだと思います。これをお読みの読者の方の中にもひょつとしたら今家づくりをお考えの真っ最中の方がおられるのではないでしょうか?。勿論、若い時に念願のマイホームを持てることは素晴らしいです。

 しかしここからが私の心配です。住宅はいざ建てて(又は購入して)住み始めると思わぬ現実がいろいろあり戸惑いを感じられている方も多く存在しているように思います。現実に国交省の調査によると61.5%の方が何かしらの「負担を感じている」というデーターも公表されています。

住宅ローン、固定資産税、車の維持費・・・

 その負担とは?、それはずばり「経済的負担」です。住宅ローンの支払いをはじめ、子供の学費や養育費、車の維持費、車の税金や保険料、生命保険料、食費や交際費、固定資産税など借家暮らしの時と比べたら支出が極端に増えることです。そしてそれらは増えることはあっても減ることはありません。そして今の時代リストラ病気による収入の減少の心配・・・これらもけっして他人事ではない時代です。

 念願のマイホームを手に入れても「経済的負担」が日々の暮らしを圧迫すれば本末転倒です。下手すれば人生を楽しむことはおろか自由が減ることにも繋がります。勿論、マイホームを手に入れらた皆さんも初めはけっしてそんなことは望んでおられないことだと思います。

 ではどんなマイホーム作りがいいのか、そして61.5%と言う数字がどうしたら減るのか?・・・建てる人もそして私たち家を販売する方も真剣に考えなくてはならない問題だと思います。

②家が最大の不良資産(負担)になっている?

 次の心配がこれです。・・多くの人にとって「家は人生で最大の買い物」だと思います。そして私は最大であればあるほどそれは「最良の買い物」にしたい(でなければならない)と願うのが普通だと思います。
 
 しかし残念ながら、今その家が「人生最大の不良資産(負担)」になっている現実が沢山あるように見受けられます。そしてその予備軍も延々と後ろに控えているように思います。なぜそう感じるのか?これからお話しす。
 
 例えば、家の場合は建てた後に何らかの問題が出て来ることは避けられません。ではその問題とは?

  • 建物や設備の老朽化に伴うリフォーム問題

  • 地震や自然災害での損害の補修工事

  • 子供の成長による空室化の問題(主に二階)

  • 高齢化に備えた増築やリフォーム問題

 そしてそのどれもに共通しているのが費用負担でこれが「最大のリスク(負担)」ではないかと思います。勿論これは①で述べた毎月の支出による経済的負担とは別のかなりの時間が経過して起こる費用問題です。
 
 建物によっては例え使わない二階があっても見栄えの問題や構造的な問題で建物全体の外壁塗装やリフォームをせざるをえない場合もあり実に無駄な費用が掛かります。
 
 家を建てた後に無駄なお金は掛けたくないのは誰しも同じだと思います。ましてそれが歳を取ってのリフォームであれば尚更だと思います。そしてそこにまだ住宅ローンが残っていたら大変な負担増です。
 
 さあこの問題、あなたはどう感じますか?。
 
 ひょっとしたら今あなたがお住いの家やご実家はこんな問題に直面されていませんか?
 
 そしてここからが大事な所です。
 
 これらの問題はすべて建てられて約20年前後に徐々にその姿を現してくるのです。いや実は建てられる時にはほぼ全ての家に約20年後頃にはそんな問題が起きますよと決められていることなのです。勿論これは建築業者の意図ではありません。あくまで自然の流れです。
 
 しかし人は、建てる時の喜びに興奮して20年先のことなんか考えていないのが普通です。しかしそれがこのように大きな負担となってくるのです。
 
 家は車のように数年で買い替えできるような買物ではありません。よって最良の資産にするか最大の不良資産(負担)にするかは最初が肝心です。
 
 あなたのご計画大丈夫でしょうか・・・?

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