「地元」ってなんだろう。「地元への貢献」ってなんだろう。

地元ってなんなんでしょう。

出身地?


出身って…?

出生地?


いや、でも生まれてすぐに引っ越してる人は?

地元とは?


あえて定義すると、「幼少期から青年期までを過ごした地域」な気がしている。

ふむふむ。


地元に何かしら貢献したい人は結構な数いると思う。


でも、地域って何?市役所のこと?何?


市役所の役に立つことが地域貢献?


ちょっと不十分な気がする。


もっと要素を分解していきたい。


僕はできる限り、地元に貢献したいと思っている。それはなぜか?

自分を育ててくれたからだと答える。


でも育ててくれたのは、人であって、地域という土地ではない。


だから正確には、「地元に貢献したい」のではなくて、「自分のことを育ててくれた、地元にいる人」に貢献したいのである。


それはもしかしたら、親以外にも、学校の先生、近所のおばちゃんかもしれないし、その土地に残っている友人たちかもしれない。


足繁く通った理髪店の店員さんのことも覚えているし、手を骨折した時に手当てをしてくれた病院の先生、看護師さんも覚えている。


図書館の職員さんだって覚えてる。小学生の時に、スポーツチームでサッカーを教えてくれてた大学生の兄ちゃんのことだって覚えてる。


彼らに恩返しの意味で、貢献したいのである。


そこがまず第一に来るのである。



でも待てよと。自分を育ててくれたのは、本当に"人"だけだろうか?


友達とは、どこで遊んだ?公園?森?海?


一生懸命に学び、スポーツに打ち込んだ場所はどこ?


好きな物を買ったのはどこ?好きな映画を見たのは?


自然の楽しさや怖さは誰が教えてくれた?


海峡の美しさや、夕日の美しさは、誰が教えてくれた?


自分という存在は、人によって磨かれ、また、その地域の自然や建物そのものからも色んなものを受け取っている。


だからこそ、それらを総称して、"地域"と表現して、「地域に育ててもらった」と言うんだと思う。


だから、貢献したい。


いくら、人口が減少するとはいえ、そこで生まれ、そこで育っていく子供たちはいるだろう。彼らに残したい。


自分が享受した、たくさんのことを、彼らにも伝えたいし、彼らに同じ景色を見させてあげたい。


だから、地元が気になる。


恩を送りたい。次の世代に。


彼らが立派に羽ばたいていけるように、地元に貢献したいと強く思う。

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