腸活の始まりは咀嚼(そしゃく)から
おはようございます!
腸活バー店長の平野です。
腸活を通じて皆さんに人体の基礎知識をお伝えしたい。
ということで今回は「歯」について書いていこうと思います。
参考書籍は、工藤孝文氏(著)
「トレーニング・ダイエットの前に今さら聞けない人体の超基本」
Amazonのリンク貼り付けておきます。
「気軽に取り組める腸活はなんですか?」と聞かれたら
私は以前より「咀嚼(そしゃく)ですよ」とよくお伝えしています。
つまりよく噛んで食べる、ただそれだけです。
小さな頃に親からよく噛んで食べなさいと言われた記憶がある方も多いかと思いますが、皆さんはなぜよく噛んで食べる必要があるのかご存じでしょうか。
答えはいたってシンプルです。
よく噛まないと、消化器官の負担が増え、時として消化不良を起こすこともあるからです。
消化機能は加齢と共に低下することもわかっていますから
私のような中年の男性でよく噛まずに食べている、つまり早食いの方は特に咀嚼を意識することが腸活の第一歩であるとも言えます。
そんな咀嚼に活躍する器官と言えば「歯」です。
歯科関係者の中には「歯は何千万の価値がある」と仰る方もいます。
そんな「歯」のことを皆さんはどれくらいご存じでしょうか。
まず歯は人体の中で最も固い部分であることは有名な話です。
歯は食べ物を噛み砕く器官ですが、噛むときには体重と同じ程度の荷重がかかると言われています。
たしかに人に噛まれるととんでもなく痛いというのは皆さん容易に想像できるのではないでしょうか。
歯の表面はエナメル質という層で出来ておりこの部分が人体の中で最も固い物質になります。
その下には象牙質という少し黄色味掛かった部分があり、さらのその下に歯髄と呼ばれるものがあります。
この歯髄と言われる部分に歯の神経や血管が通っています。
そんな歯のまわりを囲み支えているのが歯肉、いわゆる歯茎になります。
歯の根のまわりには歯根膜という厚さ0.3mm程の薄い膜があり、この膜は噛んだ時に衝撃を和らげる役割があります。
そして、そんな歯にはその形状の違いによって種類があり、それぞれにちゃんと役割があります。
ぜひ自分自身の歯を触りながらその形を確認してみてください。
まずは前歯、前から1、2番目の歯は先端が鋭利になっており食べ物を噛み切る役割がある為「切歯」と呼ばれます。
前から3番目の歯は先端が尖っていて食べ物を切り裂く為「犬歯」と呼ばれ、前から4~5番目は食べ物をすりつぶせるような臼状になっていることから「小臼歯」、そこからさらに奥にある歯で食べ物をさらに細かくすりつぶすことから「大臼歯」と呼ばれます。
本日食事をする時によく噛むだけではなく、それぞれの歯の役割なんかをイメージしながらゆっくりと食べ物を口の奥に運んでいき、十分に咀嚼した上で飲み込むということをぜひ1度意識してみてください。
その動作が消化器官への負荷を下げ、それが腸活にもなると言えるわけです。
因みに、歯は大人になって生え変わった後、上あごと下あごで合わせて32本あります。この32本には親知らずも含まれています。
そんな歯のメンテナンスを疎かにしているといわゆる虫歯になってしまうわけですが、なぜ虫歯になるのか?を人に聞くと多くの方が悪い菌が歯を削っている、そんな情景を頭の中に思い浮かべる方が多いですが、正確には、歯の表面に蓄積された歯垢(プラーク)にミュータンス菌という菌が繁殖しその菌が出す酸が歯の表面部エナメル質を溶かしていきます。
人体の中で最も固いエナメル質を溶かしてしまうとはとても恐ろしいですね。
その浸食が象牙質に達し、さらに進み歯髄まで達すると歯髄炎という炎症を発症し激しい痛みが出てきます。
ですので歯に痛みが発生し、それが虫歯であればその時点で相当歯は溶けてしまっていると言えるわけです。
これを聞いて少しでもまた歯磨きをしっかりしようと思っていただけたのでしたら私としてはうれしい限りです。
食べるものを変えるだけが腸活ではないです。
普段食べているモノをまずはしっかりと咀嚼する、
目安は口の中に食べ物を入れ箸をテーブルの上に置き、
30~40回程度しっかり噛む。
そうすることで結果として食べ過ぎを防止することもでき
多くの腸活効果を感じていただけるのではないかなと思います。
では本日も腸によい一日を~
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