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大量生産してモノを売っていくことで稼ぐというセオリーから、離れていく準備

国民の8割もの人が知っている社会問題の割には、食品ロス問題の捉え方は未だ狭いものになっているよな、と思う。

商品をつくって売り続けることで稼ぎ続けなければならない企業。地球環境にやさしい食べ物を買いたいけど、それは高価であることが多いから買い続けられない消費者。

理想の社会とリアル社会のズレで、「生きづらさ」って生まれているんだろう。これまでの大量生産・大量消費という経済セオリーのままだと、生きづらさを抱えたまま、食品ロス問題に対してもなんとなくやり過ごす日々が続いていく。国内の食品ロスの量は大きな視点で見れば減ってきてはいるけど、いまの経済社会の枠の中で企業と消費者が揃って変わらないままだと、この流れも止まるだろう。停滞するしかない。

企業は、大量生産してモノを売っていくことで稼ぐというセオリーから、離れていく準備を始めた方がいい。一気に変化することはできないだろうから、少しずつでいい。売上を減らす、とくことじゃない。稼ぎ方を変える。

消費者も、いつまでも「賢い消費者」じゃなくて、分解者になるくらいの変化が必要だ。分解者となって、自然共生と循環型社会の一員となっていく。消費者にとっての変化も、一気にはできないからゆっくりでいい。

「食品ロスに対して何をしてよいかわからない」という、特に食関連企で働く方たちの声をよく聞く。そういう声は行政からも聞く。だからこそ、「フードサルベージ」では、社内研修やコンテンツ制作という手段でそれらを支援してきた。

それでも、まだまだ僕らの活動は狭い。もっと広く大きくやっていきたい。実態が伴っていない企業の環境活動、いゆわる「グリーンウォッシュ」にならないように、企業の中で働く方たちが知恵と技術をつかって自社と社会のための活動ができるには。どうすればいいんだ。そんなの答えはひとつじゃない。みんなで考えながら、企業や地域ごとに個別に知恵を絞っていくしかない。

そういうことのできる人と、そういう人たちが寄り合える機会。それが「フードサルベージ」が次にやることだなー、と思って準備してきたことを、近く発表するので、この辺りちょっとでも気になる方は、ぜひこのnoteや、フードサルベージのサイトやSNSを覗きにきてください。

あまり文章整えずに書いたので、読みにくかったかもしれません。ごめんなさい。

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