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水島さんの交換日記#127「とあるフルーツの価値観を覆された春」

どうもこんにちは。
水島ひらいちの八重です。

前回の記事はこちら。

涼の大学の学祭、めっちゃファンキーで羨ましい。
ウチの学祭はアルコール禁止っていう名目で、ウラで実行委員会(俺含む)が開催中飲酒しまくっとったけんどっちもタチがわりいな。笑

フルーツの話

俺はあんまりフルーツを好んで食べることがねぇ。
っていうのが、食べたい欲求と栄養素・価格を天秤にかけたときにどうしても「我慢するか…」ってなるんよな。
そんな俺が、このフルーツなら金は出すぞ!ってなった体験を紹介しようかな。

<とあるフルーツの価値観を覆された春>

5年前、俺は宿泊業で正社員として働いとった。
宿泊業って言っても格式の高いホテルとかじゃのうて、都会と田舎の中間にある温泉旅館の運営を任されとった。

そこの旅館はちょうど山間部みたいな地形になっとって、気圧差で冷たい風がちょうど流れ込む地帯。つまり、同じ市内でも気温差がかなり大きな土地じゃった。
天気予報では最低気温2度とかで余裕こいて出勤したら、実測でマイナス6度とか。

そんな環境だからこそ、冬になったら野菜がぼっけぇよく育つんよ。
軟弱野菜って言って、ほうれん草やら水菜やら傷みの早い野菜はピカイチで美味しくて、旅館内に直売所まで出しとった。

あと、こういう環境でよく育つのが

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可愛い果物ランキングで毎年トップを飾る、でおなじみのイチゴ

ショートケーキの上に上品に鎮座する姿は、もはや芸術と言っても過言ではねえよな。
その旅館では毎年4人の農家さんと契約して、直売所にイチゴを出してもらっとったんよ。ちょうど11月くらいから、遅咲きのイチゴは5月くらいまで。中でも果肉の甘さが光る紅ほっぺと、大きくてジューシーな章姫(あきひめ)は予約の電話が殺到するくらい人気じゃった。

俺はイチゴに対して、そんなに美味しいイメージがねかった。
正直、イチゴって質の悪いモンは酸っぱいだけで、ショートケーキの味のバランスを損なうんよな。練乳をたっぷりかけて、やっと美味しいみたいな。

でも、たまたま契約農家さんの家に挨拶に行く機会があって、そこでシーズン最後のイチゴを頂いた。
その時は農家さんの目の前で、遠慮がちにしとったけど一人で食べとったら絶対に叫んどったと思う。

イチゴってこんなにうめぇんかよ!!!

単純に甘さだけの話じゃのうて、天然の甘みをたずさえた馥郁とした香りじゃったり、かじった時のジュワッとした食感じゃったり。
最後には口元にさっぱりとした爽やかさだけを残していく一粒の赤い宝石。

これには一発で価値観を覆されたと思った。

それ以来、農家さんのところに行ってたまに安くイチゴを買ったり、春になると一人でいちご狩りに行ったり…結局その仕事を離れるまでに10kgくらいはイチゴを食べたんじゃねんかな。
今でも、ファーマーズマーケットなんかに行くとイチゴの思い出が蘇るし、将来はイチゴ農家になるっていうビジョンも実は持っとる。

なんせ、イチゴ農家って月収100万円は固いらしいけんな…
(結局カネの話かよ)

<次回のお題>

身近な発明

実は最近になってようやく『Dr.STONE』っていう漫画の存在を知ったわけなんじゃけど、文明が無くなった世界で原始的なものから科学を作り直すっていうのが楽しすぎてすっかり感銘を受けてしまったわ。

涼はここ最近で気になる発明品とか、こんな発明家へのリスペクトありますみたいな話あったりする?
俺は2年前からITの勉強始めたけど、パソコンのプロセッサー(演算装置)が1秒間に何億もの計算をこなしとる凄さが未だに意味わからん。近代コンピュータの父と呼ばれとるノイマンがいかに偉大かっていうのにやっと追いついたわ。

\こっちも見られーよ―/


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