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【共同執筆】雑学連想ゲーム#20

前回はこちら。

涼:
ゲシュタルトって年に4回くらいは使う言葉じゃったけどそういう意味じゃったんかよ。
てっきりタルトの種類かと思っとったわ。
どおりでケーキ屋さんで見かけんわけじゃな。

その図の黒いやつめっちゃパックマンみてぇじゃな。
パックマンって実はギネス記録を持っとって「世界で最も成功したアーケードゲーム」っていう華々しい称号を与えられとるんよ。俺も子どもの頃はプレステのパックマンのゲームをやりまくった記憶があるわ。
ちなみにそんなパックマンがどうやって誕生したかというと、ゲーム開発者が『食べる』ということをテーマに開発を試みとった時に頼んだピザを1ピース手に取った後の姿を見て「これを主人公にしよう!」ってなったらしいで。
ピザマンにならんでよかったなってしみじみ思うわ。

八重:
その知識を聞いて4四歩パックマンっていう将棋の戦法について論じようと思ったけど、元々自分が書いたワードだったけん差し控えるわ。
開発の情景がありありと浮かんでくるよな。

ピザマンってピザまんみたいじゃが。
さてピザまん…というと中華まん。これのルーツは饅頭じゃな。
この饅頭っていう言葉が何で『頭』っていう漢字を使っとるかというと…元々饅頭が儀式で使われるものだったのが由来って言われとる。
古代の中国で、川が氾濫してどうしようも無い時に、ずっと村民を贄にして氾濫を押さえとった。でも、時の軍略家である諸葛亮が「わざわざ人を犠牲にするのはおかしい」っていうことで、動物の肉を小麦で包んで、人の頭に似せて川の前で儀式をしたら氾濫が収まったんじゃって。
そこから、饅頭には『頭』が使われとるっていうわけじゃな。

涼:
これぞ本当の『まんじゅうこわい』じゃが。
生贄についての雑学を披露しようと思ったけど凄惨な話になってしまいそうじゃけんやめとくわ。

三国志の知識では八重の足元にも及ばんじゃろうけど、諸葛亮の話をしようかな。
諸葛亮と言えば三国時代に劉備に仕えた超頭のキレる軍師じゃな。上の雑学でもその天才っぷりを発揮しとる。
劉備が3度目の訪問にしてようやく会うことが叶ったという三顧の礼は今でも語り継がれとるエピソードよな。
ちなみに諸葛亮と言うと孔明ってのも聞いたことあるよな、諸葛孔明。
この孔明は諸葛亮のあだ名にあたる呼び方じゃな。
そんな諸葛亮は絵も上手で、言葉の通じない部族に紙芝居で意思疎通を図ったっていう逸話もある。饅頭の説明もきっと絵でおこなったんじゃろうな。

八重:
俺の好き好きジャンルの雑学を披露してくれるとは、嬉しい計らいじゃが。(諸葛亮は軍略=計らいごとに長けていた…という洒落はさておき)
三国志については中学の時にKOEIのシミュレーションゲームにハマってしまったが故に人生狂ってしまったけんな。

諸葛亮といえば、柔道のレジェンド谷亮子選手の「」が諸葛亮の名前から取られとるんよな。ちなみに彼女のお子さんも孔明の音読みで「コウメイ」くん。…いや、三国志好きがこんな雑学で終わらせたらおえんが。
せっかくじゃけん、諸葛亮の中でもゴシップ的な雑学をひとつ。
諸葛亮って実はB専って知っとった?
ゲームでは華やかな見た目で登場する『黄月英』じゃけど、赤毛で色黒だったっていう話があるんよ。ここからはWikipediaの引用になるけど、
「君は妻を探していると聞いたが、私には娘がいる。金毛で色黒の不美人だが、才知の方は君とお似合いだ」
って父親が紹介しとるシーンがある。
まあお父さんじゃけん謙遜しとんかもしれんし、インド系の美女を養女にしとった(当時の中国の美人の要素ではなかった)かもしれんけん、真相は闇の中なんじゃけどな。でも天下の名軍師がちょっとくらいコンプレックスあってもええんじゃねんかなって思うのは俺だけじゃろうか。

三国志14ではこんなビジュアル。…は?

涼:
いや黄月英めっちゃ可愛いが。初めてお目にかかったけど一目惚れしてしもうたわ。

美人と言えば『世界三大美人』という言葉があるな。歴史上最も美しかった三人のことで、クレオパトラ・楊貴妃・小野小町のことじゃな。
でもこの組合せって実は日本だけで、世界的には小野小町が抜けてギリシア神話に登場する女神のヘレネが入るんよ。クレオパトラ・楊貴妃・ヘレネじゃな。
なんで日本では小野小町が含まれとるかと言うと、三大美人っていう概念が出来た明治時代の日本が短歌ブームじゃったことが理由。小野小町は六歌仙にも数えられる短歌の名手じゃもんな。
ちなみに小野小町は秋田県出身の説が濃厚で、秋田美人という言葉もこれが由来らしい。


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