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噛んで砕こう世界遺産#2 「姫路城」

どうも!
水島ひらいちの涼です!

今回は皆大好き姫路城です!
お城っていいですよね。
日本全国にありますが、観光に行くとついつい寄ってしまいます。
岡山にも岡山城というカッコイイお城があるんですが、今年(令和4年)11月にリニューアルオープンということで現在改修作業中です。

それでは、今回も大事なものなので登録基準早見表をつけておきますね。

姫路城

登録年:1993年
所在地:兵庫県
登録基準:(ⅰ)(ⅳ)
構成資産:姫路城

日本木造城郭建築の最高傑作との呼び名も高いお城ですね。

成り立ち

城郭としての起源は1333年赤松則村が姫山に築いた砦であると言われています。
関ヶ原の戦い後、徳川家康にその功績を認められた池田輝政が城主となり、9年間(1600〜1609)に及ぶ大改修を実施しました。
→その際に外観5層の大天守を中心とする天守群を築いた。
大阪城の豊臣秀頼や豊臣恩顧の西国大名を牽制するために、豪華かつ壮麗な城を作らせたんです。
つづく本多忠政の時代には、長男の忠刻とその妻の千姫が居住した西の丸も整備されました。

姫路城の特徴

豪華絢爛で優美な姿をしている一方、極めて実用的で堅牢な城でもあります。

・螺旋状に構築された複雑で巧妙な縄張り(城の基本設計)
・姫山と呼ばれる自然の丘の地形を生かした曲輪や堀
・数多く配された櫓や門などにより高い防御能力を兼ね備える
・狭間や石落としなどの仕掛けが内部の随所に施される
※鉄砲狭間や弓狭間は使用する武器に応じて使い分けるよう三角や四角などの幾何学的な形をしている
・池田輝政による5層7階建ての大天守は当時のままの姿を残す

姫路城の建築物

天守の他、東小天守、西小天守、乾小天守、イ・ロ・ハ・ニの渡櫓4棟の計8棟が国宝。
その他の櫓や塀など計74棟が重要文化財。
石垣も含めた全体が特別史跡。

西の丸に御殿は現存しないが、化粧櫓や長局などが残ります。
※長局=百間廊下
※化粧櫓=千姫が化粧を直した場所

昭和〜現在にかけての姫路城

姫路城は江戸時代初頭の姿をほぼそのままに留めていますが、修復を行いながら『真正性』を保つという保存の取り組み方は非常に評価されています。
真正性…建設当時の工法や素材を尊重する考え方

昭和の大修理(1956〜1964)
→天守閣の解体修理
平成の大修理(2009〜2015)
→屋根瓦や漆喰壁の保存修理事業
※一部修復作業が一般に公開された。

終わりに

姫路城はシラサギが羽を広げたようなその優美な姿から「白鷺城」という愛称がつけられています。
私が大学生の頃に丁度平成の大修理が行われていたので、実は満足に姫路城を堪能したことがないんです。近々行ってみたいものです。
ちなみに岡山城は姫路城と相反するその黒い外観から別名「烏城(うじょう)」と呼ばれています。

#3「屋久島」はこちら。

#0はこちら








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