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水島さんの交換日記#183「結婚式のスピーチをさせてもらった」

どうもこんにちは。
水島ひらいちの八重です。

前回の記事はこちら。
以前に直接電話したときに話聞いたけど、もうかなり危うい感じになってきとるな。それでも可愛い孫のために定期的に連絡をくれるおじいちゃんめっちゃ素敵じゃし、会話の最後に「これで会話終わりです」って合図を送る方式を思いつくとかさすがじゃが。

空気が凍った話

こういう話って大体ネガティブなエピソードになるんじゃろうけど、
人間の頭ってここが便利で、悲しい記憶があんまり残ってないんよな。
その中でも頑張って頭の中にある空気が凍った…?話をさせてもらうわ。

<結婚式のスピーチをさせてもらった>

人生の中で結婚式のスピーチをすることなんて、普通に生きてきとったら1回あればラッキーじゃと思う。
それが数年前にあって、親友からの頼みってことで緊張しながらも快諾させてもらった。

友人代表のスピーチってことで、若さと仲の良さをアピールしながらも聞き入ってもらえるようなプロットを考えるのに必死になっとって、夜もノンレム睡眠しかできんかったわ。
(=脳みそ休めてんのかい!というボケです)

スピーチの大切なことは『掴み』なのは十分に理解しとった。
なんといっても原田マハさんがそれを小説にしとったしな。

(本番前にこの小説を再読しとけばよかったと後悔するほど
面白い&タメになる小説です)

最初に聴衆をグッと引き込むアクションを入れて、そこからボケを挟んで飽きさせんようにしつつ、ストーリーがわかってきて最終的に面白い!と思わせる展開ができたときに、「これは間違いないわ」ってガッツポーズした。

そしていざ本番。
これが俺の一番の誤算なんじゃけど、スピーチのタイミングのどのくらい前にお声かけしますか?って式場スタッフさんに聞かれたときに「直前でいいっすよ」なんて余裕を飛ばしながら、最初からガンガンに酒を飲んどったんよな。
久闊を叙する友人との時間が楽しすぎて、スパークリングワインが進む進む。

そんなわけで、スタッフさんに声がかかった時は心の準備が全然できてなくてかなり焦った。カンペを一応用意しとったけど、酒の勢いもあって取り出さずに話し始めた。

最初の掴みの部分は確か、
「もし○○くんが結婚○○さんと結婚してなかったら、花嫁候補は僕だったと自負してます」
って宣言したんじゃけど、この時の会場が死ぬほど凍り付いた。

LGBTに配慮したんかな、俺が同性愛の気配をもっとるって受け止められてボケ扱いされんかったんかもしれん。
いい世の中ではあるけど、ここは俺の中のボケじゃったけんマジで背中から流れたことのない汗が出てきた。

そのあとは頭が真っ白に(船場吉兆の女将)なりながらも
何とか台本通りに喋っていったはず。プロ根性で頭に叩き込んだ甲斐があったわ。最後には上手いこと言いつつ、会場からは2段階、3段階の「おぉっ!」って声と拍手が聞こえて報われたわ。

皆さんにお願いですが、もし結婚式で若い衆がスピーチするのに同席された際は、掴みのボケで大声で笑ってもらえると嬉しいです。
祝辞だけに、しゅくじってしまうことになるので。。。

<次回のお題>

名は体を表す

俺らの共通の友人に『太貴』ってやつがおったけど、ほんまに太くて貴い存在じゃったよな。
人の名前に限らず、あらゆるものには名前がついとってそれを記号として俺らは認識するわけじゃけど、次回はそれにまつわる話をしてほしい。
ズバリこの名前じゃけん売れたモノとか、この人って名前の通りの人生送っとるよなーとか。

\こっちも見られーよー/


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