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これからは「軽い医療」も一層大切に

平井貴大です。
山口大学医学部医学科3年生で、株式会社Lognite代表取締役並びに株式会社UBE COL代表取締役を務めています。

医療や地域経済・振興、若者や学生などをテーマに情報発信するのを目的にnoteでの投稿を続けています。

ここでの投稿活動をきっかけに、思いを共有できる皆様と事業や活動をともにできるようになりましたら幸いです。どうぞ宜しくお願い致します。

フレイル対策がさらに医療の重要項目に

先月(7月)、元厚労省職員の講演を聞きました。そこでは厚労省発表の資料が共有され、日本の人口ピラミッドの変化を見ると、75歳以上の人口の割合は2065年に向けて、さらに増加します。また75歳以上の世代について、80代や90代の人口も一定のボリュームで存在することがわかります。

これは先進医療よりも「軽い」医療や介護に需要が生じる可能性が高いことを示しています。

厚労省資料より

また社会保障給付費の見通しを見ると、医療費が増大することも確認できます。ジェネリック医薬品を活用するなどして、医療費を抑制していますが、さらなる抑制を目指すには、保険料などへのテコ入れが議論される可能性があります。こうした観点から、「軽い医療」を自己負担にするべきだという方向の協議が一部でなされているということです。「軽い医療」を効率化し、コスト削減に取り組む必要性が出てくる可能性を示唆しています。

厚労省資料より

フレイル発見への新たな目安

きょう(3日)昼ごろ、NHKで早期発見に向けた新たな目安に関する番組を見ました。

フレイルとは、「か弱さ」などという意味の言葉です。
高齢化が進み、介護が必要な人が急増していますが、その手前のフレイル状態にいち早く気付いて、心身の機能の改善や悪化を防ぐことが重要になっています。

NHKWebサイトより

このフレイルの人を見つけるための健診が、3年前に全国の市町村で始まっていて、先月にはこの健診の場でフレイル状態を判別する1つの目安が示されたということです。

さらに番組の最後には、フレイル状態であれば、早めの対処により、健康な状態を取り戻すことが十分可能だとされていました。

早期発見により「軽い医療」にとどめることで、医療費を抑制する。こうした取り組みの可能性を感じさせる番組でした。

皆さんの意見もお聞かせください。

次回以降も、再び医療や地域経済・振興、若者や学生などをテーマに投稿を続けていきます。あすもどうぞ宜しくお願いします。

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