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【受賞作発表】ひらづみ短編小説コンテスト お題「短歌」

【優秀賞】俳句と短歌の決闘(若林明良)

  俳句は思う。しろうとは文字数だけをみて短歌は難解、俳句は簡単と考えるが、大間違いだ。

 おれたち俳句は基本十七文字しかない。このなかに季語を入れこみ、情感豊かに字を配置するのがどれだけ難しいか。もちろん無季俳句や自由律俳句もある。それでも、ただ長いだけの短歌とちがい、みな短く格好よくまとめている。スパッと切れ味するどく着地させるのが、俳句の醍醐味なのだ。

 そうだ。短歌のやつらは、だらだら長いところが鼻につく。思ったことを三十一文字にのせて(そう、三十一文字もある!)、ただ言っているだけではないか。季語という決まりもないから、まさに、感情の垂れ流しである。おれから見れば、あれは詩ではない。「作文」だ。 

「でも……短歌でもすばらしい作品はたくさんあるよ」

 俳句の演説を聞いていた仲間がつぶやいた。

「それはおれも知っている。そう、たとえば塚本邦雄」

突風に生卵割れ、かつてかく撃ちぬかれたる兵士のまなこ

 「塚本は俳句もやっていた。良夜かな盥に紺の衣漬けて。だから短歌も、完璧な結晶体のごとき傑作が詠めるのだ。だが、彼みたいなのは特別だ。多勢の歌詠みはだらだら日々の日記を詠んでいるだけではないか」

 離れたテーブルでお茶を飲んでいた短歌が鼻息荒くやってきた。大声が聞こえたらしい。

「よくも短歌の悪口をずけずけと、失敬な! 短歌は万葉集の時代から詠まれてきたのだ、それも皇族の、やんごとなき方々に。現在、宮中歌会始はあるが、句会始はないだろう? 俳句なんてようやく江戸時代になってから、それも遊びの連歌から分離して生まれたのじゃないか。由緒あるわれら短歌と比べてくれるな!」

「あ~あ、出たよ。歴史が古いからそれだけで偉いっていうね。お前、奈良出身か?」

「ああ、そのとおりだよ。悪いか。奈良をディスるな!」

 喧々諤々。収集がつかず、相撲で勝負することとなった。

「おれたちは普段から〈言葉の土俵〉の中で相撲をとっているようなものだ。ふふん、相撲なら制限ルールの多いおれたち俳句が有利だ」

 俳句二十句、短歌二十首の取り組みが組まれた。いずれも腕に覚えある屈指の偉丈夫たちが土俵に集った。自由詩が行司となり、軍配をふるった。

「はっけよい、のこった!」

 短身の俳句は重心が低い。すばやく短歌のふところに潜り込んだ。まわしを取った。頭を短歌の顎につける。

「うぐぐぐ……」

 長身の短歌は不利である、しかし何とか俳句のまわしを取り、四つに組んだ。

「のこった、のこった!」

 短歌はかなり頑張ったがこらえきれず、俳句の下手投げで場外に転がった。俳句の応援席からやんやの喝采がとんだ。

 次に出てきた短歌はかなり背が高い。こいつはかなりの字余りだ。だらだら長いうえにまだ字を増やすのか、みっともない。対戦相手の俳句は憤慨し、立ち合いから激しく彼を睨みつけた。それは全盛期の朝青龍を彷彿とさせた。その迫力に会場がどよめいた。

 時間になり、俳句は一気に出た。押し出しで攻める気だ。ところが短歌が一枚上手だった。冷静に俳句の首を上からはたき、前方に倒した。決まり手、素首落とし。今度は短歌の陣営が沸きに沸いた。

 こうして取組が進んだ。不利と思われた短歌は以外にも健闘している。現状のところ、成績は五分五分。ところが。十七組目の短歌が投げられたはずみで、上句と下句に分断してしまった。

「ああ、あーッ」

 上句と下句はちょんぎられたミミズのようにくねくね土俵をのたうっていたが、下句が何を思ったのか、相手の俳句に飛びかかった。

「なにすんだコノヤロー、勝負はついたぞ」

 下句は俳句を押し倒し、愛撫するかのごとくなでまわし、腰をふり、ついにひとつになってしまった。それは恋人同士の愛のいとなみのようであった。

 どうやら元に戻ろうと焦るあまり、俳句を「上句」と誤認し結合したものらしい。残った上句はちぎれた痛みで意識朦朧となり、自身を俳句と思い込んだ。俳句力士の列におさまり、「おれは豪快な吊り落としで決めてやんよ!」と力強く宣言する始末。

 こうして取り組みは大混乱のまま幕を閉じた。結局勝敗はつかず。要するにドッキングできるくらい仲が良い、ということである。


【佳作】短歌ブーム(もり ひろ)

――空前の短歌ブームが、若者たちを中心に広がっています。

 朝の情報番組では、女性キャスターがわたしと同年代くらいの若者たちにインタビューをしていた。空前の短歌ブーム、なんて言うわりには、わたしの身の回りで短歌をやっている人なんていない。そもそも、短歌って、「やる」って言うの? 歌だし、唄うの? 俳句と何が違うの?
 わたしたちが皆、Z世代というひとくくりにされて、一部の都会っ子たちがちょっとSNSで短歌を投稿しているだけじゃないか。それが今のわたしから見える短歌ブームの全貌だ。要するに、あれは都会のもので、こんな地方都市までブームは届いていない。
 短歌ブームに心の中で疑義を唱えていると、スマホが鳴った。同じ大学の友人からだ。

「ねえ聞いた? 今日の二限は休みって。噂のカフェでランチとかどう?」

「あ、そうなの? お弁当作っちゃったなあ」

 朝の労力が無駄になってしまったことを嘆いていると、妙に引っかかることがあった。

「ねえ、今言ったこと、もう一回言ってみて」

「今言ったことって例のカフェのこと? ランチメニューは日替わりらしい」

「まって、まって。なんで変なリズムつけて言うのよ」

 彼女の言葉は、五七五七七の独特なリズムがあった。これって、今まさにテレビで言っていた短歌なんじゃないかしら。短歌ブームって、こういうことなの? 素晴らしい短歌作品が生まれるとかじゃなくて、日常の会話に短歌が使われているってことなの?

「無理に短歌っぽくしすぎて、なんか不自然な会話になってない? 変にブームに乗るのやめなよ」

「無理なんてしてない。ランチどうするの? 行くなら予約しておくけれど」

 なんだか気持ちが悪くなってきた。短歌のリズムが頭に残ることもそうだけれど、短歌として到底成り立っているとは思えないような五七五七七の言葉に違和感や不快感さえある。

「ごめん。わたし今日は大学休むし、カフェは今度にしよう」

「どうしたの? なんか体調崩したの? 温かくしてよく休んでね」

 彼女が短歌を言い切る前にわたしは電話を切った。

   ◇

 スマホの振動で目が覚めた。スマホ画面に映し出された名前は、件の大学の友人だ。朝の電話ののち、わたしはめまいがして布団に潜り込んでいた。

「調子どう? 近くにいるしゼリーとかスポドリ買って持っていくけど」

「あの後にずいぶん長く寝たみたい。カフェ行けなくてホントごめんね」

 返事をして、ハッと我に返った。わたしの口から出た言葉は、あの独特なリズムと抑揚を含んでいた。

「そんなこと気にしてないよ。それよりも食べたいものと飲みたいものは?」

「明日には大学に行くつもりだし今日はもう寝る、気にしないでね」

 自分ではなんの自覚もないのに、わたしの口から出る言葉は無意識に五七五七七になる。寝てからすっきりしたはずが、再びあの気持ち悪さに飲まれた。

――中野区で昨日未明に見つかったアタッシュケースは盗品でした。

――明日朝は一月並みに冷え込んで厚手のコートが必要ですよ。

――政治家の汚職事件に関わった県職員が捕まりました。

 つけっぱなしのテレビからは、短歌が垂れ流しになっていた。誰も彼もが、なんの疑問も持たずに短歌を口にしている。
 再びスマホが振動し、メッセージが表示される。母からだ。

――父さんの浮気がわかり離婚することになったし帰って来れる?

 文字として目で捉えているのに、脳内であのリズムで再生される。頭の奥がずきずきと痛む。
 頭痛薬を水道水で流し込んだ。
 いつもなら気にしていないはずなのに、薬の箱の文字が気になる。

――生理痛、酷い頭痛でつらい日も一錠飲めば痛みサヨナラ

 想像をはるかに超えてブームとは言えない、まるで感染症。わたしには理解ができない現象で、世界が急に捻じれてく。
 きっと今、わたしは悪い夢にいる。朝には普通に戻るといいな。


【佳作】丘に眠るひと(川瀬えいみ)

降る雪は あはにな降りそ 吉隠の猪養の岡の 寒からまくに

 降りしきる雪よ、そんなに多く降り積もらないでくれ。吉隠の猪養の岡の墓に眠っているあの人が寒いだろうから。

 万葉集二〇三番歌。題詞には、『但馬皇女が亡くなった時、穂積皇子が、雪の降る冬の日に皇女の墓をはるかに望み、悲しみに涙を流して詠んだ歌』とあるそうだ。

 但馬皇女は、父親ほど歳の離れた高市皇子の妻だったらしい。高市皇子が、母を早くに亡くした但馬皇女を妻に迎えたのは、後ろ盾のない彼女を保護するためでもあったのだろう。当時、高市皇子は天皇と皇太子に次ぐ権力者。その妻である但馬皇女と年若い穂積皇子との恋を、周囲が許すはずがない。穂積皇子も、皇族筆頭の権力者から妻を奪う豪胆は持ち合わせていなかった。

 しかし、許されない恋は、許されないがゆえに燃え上がる。万葉集には、但馬皇女から穂積皇子への熱烈な恋の歌が幾首も残されている。対照的に、穂積皇子から但馬皇女への返歌は残っていない。穂積皇子は、但馬皇女の夫である高市皇子と自らの立場を慮って、彼女に返歌を贈ることができなかったのだ。但馬皇女が亡くなって初めて、穂積皇子は自分の思いを歌にすることができたのである。

 高校生だった私は、穂積皇子と但馬皇女の恋に憧れていた。不倫だったのかもしれないが、一途な恋。恋人が死ぬまで、その思いを言葉にすることのできなかった穂積皇子のつらさ、悲しいほどの自制心、秘めたる情熱。

 この歌を教えてくれた古文の先生も、この歌を特別に好きなようだった。でなければ、教科書に載っていない歌が詠まれた経緯まで詳しく教えてくれるはずがない。もちろん、『あはに』は『数量が多いこと』とか、『まく』は推量の助動詞だとか、単語や文法の説明は受けたはずだけど、大事なのは歌に込められた思いを知ることだ。

 その思いを知った上で、この歌を愛好する年上の人に、私はほのかな恋心を抱いていた。

 先生にも激しい恋の噂があった。事件事故に巻き込まれたのか、あるいは自らの意思で姿を消したのかわからない婚約者の帰還を何年も待ち続けているという噂。失踪してから既に七年が経過し、失踪宣告済み。法律上では死亡したとみなされている女性との再会を、先生は切ない目をして待ち続けているのだ。

 私が育った町には、空色のネモフィラの花が群生する丘があった。通称、空の丘。先生が、しばしば学校の屋上から空の丘を眺めているのは、そこが婚約者と一緒に訪れた思い出の場所だからなのだと、女子生徒たちの間では伝説のように語られていた。

 先生は、草食系というより非肉食系。物静かなのに雄弁な眼差しと表情。高市皇子の体面と但馬皇女の生活を考えて、自身の恋心を抑え続けた穂積皇子のように、理性的でありながら情熱的。田舎の女子高生が憧れるには十分すぎる条件を備えている人だった。

 まあ、十八も年上の、しかも教師に、思いを告白できるわけもない。私は、平凡に高校を卒業し、東京の大学に入学するために故郷を離れた。告白しなかったことを悔いてはいない。あの頃の私は、先生と先生の婚約者の間には割り込む隙がない――割り高込む隙があるのではないかと期待すること自体、失礼なことのような気がしていたから。

 実ることを望まない儚い初恋。自分では素敵な初恋だと思っていた。

 そんな初恋のこともほとんど思い出さなくなっていた頃、豪雨災害で、空の丘とその周辺が大変な被害を受けた。流れ込んできた土砂を片付けるために幾台もの重機が入り、その作業中、死後十五年以上が経過したと見られる白骨死体が発見され、寂れた田舎町は上を下への大騒ぎ。まもなく遺体の身元が判明し、元婚約者である先生が殺人と死体遺棄容疑で逮捕された。詳細は公表されていないが、自分が死なせて埋めたことに間違いはないと、先生は容疑を認めているらしい。

「がっかりだよね~。先生が毎日空の丘を眺めてたのは、単に死体が見付かるのを心配してただけのことだったんだよ」

 電話で故郷の噂を私に伝えてくれた元級友は、侮蔑の色が染みになったような声でそう言った。

 彼女は、伝説の恋にすっかり興醒めしてしまったようだったけど、私はがっかりしたりなんかしなかった。事情はわからないけど、先生は、愛していたから婚約者を空の丘に埋めたんだと思う。先生は婚約者の亡骸を、空色の花が咲き乱れる美しい丘まで、わざわざ運んだ。愛してなきゃ、できないことだよ。

 私を騙して大金を貢がせ、その金で他の女と遊んでいたろくでなしホストを、私は、燃えるゴミの収集日の前夜、ゴミ集積場の前で殺してやったもの。


【佳作】コンビニの君(古庄博仁)

 コンビニの君のピンクの爪色が俺を透過し街を染めゆく

 目覚めればいつもと同じ目覚ましの音。いつもと同じくすんだ天井。ブルーの毛布。10分早めに目覚ましの時間を設定してあるからまだ少しだけ余裕のある、いつもと同じ朝。枕元の目覚ましを止めて、時間を確認する。5時50分。目覚ましを止めた手を毛布の中に戻そうとして、いつもと違う指先の色が目に入った。私は身体を起こし、自分のものじゃないような爪を見つめる。カーテンの隙間からこぼれ落ちる朝日に照らされて、桃色にグラデーションする爪が光っていた。そうだ、昨日玲奈に会ったんだ。

 コンビニの早朝バイトの仕事を始めてから半年ほどが経つ。仕事にはもう慣れた。届いたばかりの弁当を素早く冷ケースに補充する。客足が増える8時までに補充を終えていないと、その頃出勤してくる店長が露骨に嫌な顔をする。急がなくてはいけないのに、弁当を掴んだ桃色の指先が視界に入るたび、昨日の玲奈の顔が蘇った。

 玲奈とは大学時代に喧嘩をして以来だから、5年ぶりだった。地元に帰っていたことは風の噂で聞いていた。私たちが喧嘩した原因である当時の玲奈の彼氏とは警察沙汰のすったもんだがあった挙げ句に別れたらしい。県内ではそこそこ知られたロックバンドのベーシストだったが、ベースを弾く以外は能のない、ただのDV男だった。玲奈はその男に入れあげ、全国ツアーに同行するという理由で大学まで辞めてしまった。

「真帆は指が細くて爪も綺麗だからね。絶対にネイル映えするよ」

 玲奈は5年の歳月なんてなかったような口調で言いながら、私の指の爪に桃色のネイルを塗る。私はそんな玲奈の俯く顔をじっと見つめていた。その顔に、大学時代の玲奈が重なる。あの時も熱心に俯いて絵を描いていた。私たちは地元の芸術工科大学の美術家洋画コースに所属していた。幼さのある顔立ちは今も変わらない。けれど無邪気に輝いていた子供のような瞳はもうそこになかった。代わりに、深い湖のような静かな輝きを湛えた瞳がそこにはある。
 私は、右手を玲奈に預けながら、自分の近況を話した。勤めていたデザイン事務所は上司のパワハラがひどくて辞めてしまったこと、今はコンビニの早朝バイトをしながら次の仕事を探すと言いつつ特に何もしていないこと。玲奈は私の話を黙って聞いてくれた。長めの睫毛がゆっくりと上下していた。

「完成」

 やがて玲奈は顔をあげて微笑んだ。返された手を見つめる。根本の方はうっすらと白いのに、先端に向かうに従って薄い桃色が徐々に濃く色づいていく。その繊細な色使いは大学時代の玲奈の描く絵のようだった。私は玲奈の描く絵の色使いが好きだった。それは確かに才能だった。あの素晴らしい才能を放り出してしまうことが許せなくて大喧嘩した。

「綺麗だね。私の手じゃないみたい」

「真帆の手は綺麗だよ。ずっと思ってた。でも、コンビニで働いてたんだね。ネイル、大丈夫だった?」

「駄目なら辞めるよ」

 玲奈が施したグラデーションする桃色のネイルは、このコンビニには不釣り合いなほど綺麗だ。私が補充する弁当も、この桃色の指が触れた途端魔法のお弁当に変わってしまうよう。
 入口のドアが開いて、客が入ってくる。

「いらっしゃいませ」

 口角をあげて笑顔で挨拶をすること。店長にはよく注意されるけれど、口角をあげるということが私にはどうしてもできない。今もきっと不自然な笑顔だ。
 入ってきた客は短歌だった。寝癖なのかよく分からないあちこち飛び跳ねた髪の毛。いつも眠そうだけどその目は純真な子供みたいに澄んでいる。短歌というのはもちろん私がつけたあだ名で、小銭を落として屈んだ時にリュックから現代短歌の作り方という本が覗いていたのでそのあだ名をつけた。
 短歌は買うものがいつも決まっているので、私は補充の手を止めてレジに戻る。案の定、短歌はすぐにレジの前に現われた。ホットコーヒーとクロワッサン。
 私はその2品のバーコードをスキャナーで読み取る。

「綺麗っすね」

 突然言われてびっくりして短歌を見た。短歌は、私というよりも、私の指先を見ていた。

「あ、いや……」

 短歌は自分で言ったくせにその言葉に狼狽えるように頭をかき、挙動不審に財布を弄りぴったりの金額を払って店を出る。
 入れ替わりに店長が入ってきた。店長は「おはよう」と言って、私の顔を見て止まった。店長は、奇妙な顔で私を見つめてから大きく一度頷き、そのまま事務室の方に消えた。
 まだ朝の補充が終わっていなかった。私は補充を再開する為冷ケースの方へ向かう。その途中に従業員の笑顔チェック用の鏡があって、そこに映る自分の姿に足を止めた。
 鏡の中の私は、口角があがっていた。目の前に客なんて誰もいないのに。口角があがって、笑っているように見えた。
 久しぶりに、と弁当の補充を再開しながら、思う。久しぶりに絵でも描いてみようか。今なら何か描ける気がした。桃色に染まった今の私のこの指先なら、何か素敵な絵が、描けるような気がした。

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