庭

妥協との対峙

日々、妥協との戦いです。妥協の無い日は無いとまで言えます。

私の仕事は映像のディレクター(監督者)なので、判断することがたくさんあります。出演者の着る衣装だったり、美術セットの色だったり、演技の方向性だったり。「はい」の言い方だったり。私は普段から映画を作ってるわけではないので、子役の着るボタンの色ひとつまで決めます。助監督がいませんから。

さらに番組なんかはゼロから企画を考えることも多いため、その段階でも判断しなければならないことがたくさんあります。「これは予算にハマるかな?」とか、「この人は出演してくれるかな?」とか、「このアイデアはクライアントに通るかな?」とか。

そんな仕事の中で、妥協しなければならないことはたくさんあります。これは私の仕事だけじゃなくて、働いているすべての人に言えることだと思いますけど。

今回は「妥協ってつらいですよね〜」って事を書きたいのではなく、「妥協に対してどう対峙しているか」を書いてみようと思ったんです。まあ、つらい話には違いありませんが。

ここから先は

2,303字
Xや無料noteでは言えない事。毎記事2000文字以上。月に5〜8回投稿。多い時は10回以上。映画監督、映像ディレクターの仕事について。フリーランスの生き抜き方をフリーランス歴20年以上の経験から。「中年の危機」に悶絶している様子をリアルタイムに報告。子供を2人育てる父親の視点と哲学。世の中に対する日々の雑感。親友の画家、石田徹也について。などなどを書いています。

平林勇の定期購読マガジン

¥500 / 月 初月無料

【内容】 ・Xや無料noteでは言えないこと。 ・有料マガジンでしか読めない記事。 ・毎記事2000字以上。 ・月に5〜8回投稿。多い時は…

サポートして頂けたら、更新頻度が上がる気がしておりますが、読んで頂けるだけで嬉しいです!