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サボるとストレスが溜まる

私は自分がサボるために、自分をたくさん騙してきました。自分で自分を騙しているから、騙していることは分かっているんですけど、分かった上で徹底的に自分を納得させる騙し方ですね。

よくあるのが、「ちょっと休まないとストレスが溜まるから、今は休んだ方がいい。」というヤツです。

ストレスという言葉が、年々重くなってきている気もしています。時代的にも、自分の年齢的にも。

ストレスって、私の若い頃は「ストレス解消」という言葉として使うものだった気がするんです。なんて言いますか、ちょっと流行りの言葉みたいなところがありました。もっと軽さがありましたね。

でも今は「ストレスで死ぬ」ぐらいの事が医学的にも言われています。ストレスで心を病んでしまうのは分かりやすい例ですが、ストレスで身体の病気になるのも、割と科学的に分かってきています。そういう意味でも、ストレスという言葉の意味がどんどん重たくなっていると思うんです。

「ストレス=絶対に排除すべきモノ」という図式が、私の中にドーンと鎮座しています。だから、サボりたい自分を説得するためにストレスという言葉を使うんです。「ストレスは溜めないほうがいい」「ストレスが貯まる前に解消した方がいい」「どんな重要案件よりもストレスを溜めないことの方が大事」などなど。いくらでも言うことが出来ます。

私の中に「ストレス=絶対に排除すべきモノ」という図式がありますから、ちょっとでもストレスという言葉を出されると、そっちが正しいと思ってしまいます。そっちが正しくなくても、言うことを聞いておいた方がいいんじゃないかと思っちゃうんです。言うことを聞いておいた方が楽だな、サボれるな、とも思っちゃうんですよね。

それほど、ストレスという言葉は私自身をコントロールするのに都合がいい言葉です。楽する方向に、サボる方向へのコントロールでもありますね。

でも、「ストレスが溜まりそうだから今日は休もう」と言って休んでいるのに、気分的にスッキリしないことが多いんです。それは自分の中にもうひとりいる「正義の私」のせいだと思っています。

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