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カフェイン抜きをしてみた

日々、どうしてもカフェインに頼ってしまっているので、試しにカフェイン抜きをしてみました。

まずは、私が日常でどのぐらいのカフェインと付き合いがあるかです。私は朝起きるとスターバックスで買ったコーヒー豆を、手動のミルでガリガリと挽き、コーヒープレスでコーヒーをいれます。その一連の作業が、割と楽しいと言いますか、嬉しいと言いますか、何とも贅沢な気持ちになるんです。そこに生クリームを入れたりすると、本当に美味しいコーヒーになるんです。

そして、コーヒーを飲んだら、早くて5分ぐらいで頭が覚醒してきます。覚醒のピークは私の場合2〜3時間続く感じです。だから、朝にコーヒーを飲む時には、なるべくSNSに近づかないようにするんです。せっかく覚醒した脳があるのに、その脳でSNSのパトロールなんてしてたらもったいないからです。そこは出来るだけ創作に使うんです。

だから、これからの2〜3時間の仕事内容や勉強内容を決めて、コーヒーを飲み始めます。この朝の2〜3時間の集中力はものすごいです。昼間の6〜7時間に匹敵すると思います。特に、プロットを考えたり、シナリオを書いたり、企画を考えたりという、閃きが必要とされる仕事はこの2〜3時間を使わないと無理です。ゴールデンタイムです。こう言っては何ですが、薬物を使ったドーピングのイメージすらあります。

で、2〜3時間過ぎると、効き目が無くなって来ます。眠くなって来たりします。そして昼ごはんを食べた後に、今度は適当なコーヒーを飲みます。ペットボトルのカフェラテとか、そういうコーヒーです。コーヒーで脳が覚醒するのは大体一日に一度しか無いので、午後にもう一度スタバクラスを飲んでも、覚醒しないんです。午後に飲むコーヒーは、寝てしまわないように飲む程度です。

私はたぶんカフェインが効きやすいタイプなので、18時以降にカフェインを摂ると、眠れなくなってしまいます。効きやすいと言いますか、分解されにくいと言いますか、とにかく眠れなくなってしまうんです。酒を飲んだ後のデザートにエスプレッソとかを飲む人を見るとビックリします。「朝まで起きてるんですか?」と聞いてしまいます。そうすると「カフェインが全然効かないんで眠れます。」って言うんですよね。本当にビックリします。

大体そんな感じでカフェインとの付き合いをしています。コーヒー中毒みたいなメジャーリーガーから見たら、県予選を戦ってる中学生みたいに見えるかも知れませんが、私はこれでもちょっと多いなと思っています。

そして、デメリットとしては、やっぱり胃が荒れるんですよね。コーヒーを飲む量が増えると、胃もたれも増えます。あとは、神経が過敏になります。脳を覚醒させるためにコーヒーを飲んでいるんだから、その副作用として神経が過敏になるのは仕方が無いんだと思いますが。

特に低気圧とか、寒暖の変化とかに敏感になって、一時的な体調不良を感じたりもするんです。

と書きましたが、このたまに来る体調不良がコーヒーのせいなのかどうか調べるために、カフェイン抜きをしてみたんです。あ〜、やっと本題にたどり着きました。

緩やかに3週間ぐらいカフェインを抜いてみましたが、あの一時的な体調不良が治ったかどうかはわかりません。カフェインの摂りすぎから来る神経過敏な感じは無くなりました。精神的にはものすごく穏やかです。悟りを開いてしまうんじゃないかと思うほど穏やかだったりします。良くも悪くも、いろんな欲望が無くなっていきます。

だから、やる気も無くなってくるんです。ネガティブな意味で、ではなく。「これをやったからって、どうなるわけでも無い。ハッハッハッハッハッハッハッハ。」ぐらいの心境になります。返さなきゃならないメールを返さなくなります。やらなきゃならない企画をやらなくなります。将来を見据えてのそこからの逆算が面倒くさくなります。全体的にボーッとしています。ボーッと生きてますよ。怒られて済むならそれでいい、と思ってしまいます。

そして私はこう思いました。カフェインとは程よく付き合わないと、やっぱりダメだなと。

世界中にこれだけカフェがいっぱいあって、世界中の人が毎日コーヒーや紅茶からカフェインを摂取して生活しているんです。日本人だって、カフェインが大量に含まれている緑茶をたくさん飲んでいます。カフェインが無かったら、いまみたいな文明を築けなかったんじゃないかとすら思ってしまいます。たぶん世界は、カフェインでテンションを上げた状態がデフォルトなんだと思います。

でも、カフェインを摂ること無く、ボーッと暮らすことにも憧れます。私の仕事は頭をクリアにして、何らかの閃きが要求される仕事だから、どうしてもボーッとしてるとダメなんですけどね。まあ「じゃあ幸せとは何なんだ?」という話にもなって来るんですけど。

これ、カフェインだからこうやって書けるんですけど、人によってはこれが、覚醒剤だったりするんでしょうね。創作活動のために頭を覚醒させたいから覚醒剤を使う。あっ!「覚醒剤」って、まさに名前そのまんまですね!

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