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面倒くさいけど防災グッズの棚卸し(無料記事)

「南海トラフ地震臨時情報」などというものが出されたので、家にある防災グッズの棚卸しをしました。基本的に地震予知は不可能だと思っているので、南海トラフ地震の注意報的なものが出されても特別なことはしません。旅行をやめるとか観光地を閉鎖するとかはナンセンスだと思います。非科学的と言いますか。やれる事と言えば、大地震が来た時に最低限困らない準備をしておくぐらいです。

まずは、家が倒壊して避難所に行く時に持っていくリュックです。

記録用に撮った写真なので適当です

これはいろいろな防災グッズがセットになって売っているものです。1つのリュックで2人分なので、それを2つ買って家族4人分にしてます。

これで2人分

中身はこんな感じです。本当に最低限のものしか入っていません。緊急的に1〜2日をしのぐ程度の装備だと思います。あとは避難所次第になりますが、家が倒壊したら仕方がありません。

避難所の硬い床で寝るのが嫌なので、念の為マットと寝袋だけは人数分買ってあります。嫌というか、冬に体育館の冷たい床で寝るのはキツいと思ったんです。

寝袋
マット

ここからは家が倒壊しなかった場合の防災グッズになります。避難所ではなく自宅にいることが出来る場合の防災グッズです。

まずは、かなり手厚く準備してるのはトイレです。大地震で水道が止まる可能性は高いのでウンコ問題は重大なのです。

これは便座と袋がセットになったものです。キャンプ用の組み立て式の簡易トイレになります。耐荷重150kgのしっかりしたトイレです。これを使う場合は風呂場とか庭とか、そんな感じでしょうか。

さらに普段使っているトイレを使うタイプも買ってあります。便座の下に袋をセットして、袋の中にオシッコやウンコをしたら、そこに固める素材を入れるタイプです。上の銀色のやつと、右にあるものがそれになります。トイレ問題はチカラを入れています。

写真に写っているアルミホイルやラップも何かと使えるとのことで、防災グッズとして買ってあります。常に使いながら防災グッズ化する「ローリングストック」という方法もあるんですが、食べ物でなければそれよりも完全に保存してしまう方が確実だと思います。

真ん中にあるのは、川の水を飲むグッズです。いや、これはもう生きるか死ぬかという状況になって初めて使うものですね。面白半分で買いました。本気で対策するなら、軍人が使う高性能フィルター付きの川の水を飲むグッズも売ってますが、もう川の水を飲むレベルまで被災したらアウトでしょう。

ガスボンベをあと12本追加するかどうか

左側にあるのがカセットボンベで使えるストーブです。真ん中にあるのが普通のカセットコンロで、右にあるのがカセットボンベです。12本しかありませんが、キリが無いのでこの程度です。冬だったら12本でギリギリ1週間ぐらいは持ちますかね。最低限しか使わないとして。家にカセットボンベを大量に置いておくのが気持ち悪いんです。

真ん中にある黒い箱はLEDのランタン3つです。USBで充電できるタイプです。防災リュックの中に手回しの充電ラジオがあって、それを使えばこの程度のLEDは充電出来ると思います。

念のため、大型のポータブル電源もフル充電してあります。USBだけでなく、ACも使える大型のものです。

もはやもう少し大型にしたい

さらに、面白半分で太陽光パネルも買ってあります。買ってありますがまだ段ボール箱に入ったまま使ったことがありません。地震が来た時に困らないようにそろそろ箱から出して試してみようと思います。

実力はいかに

あと、意外と地味なものが大事だったりします。普段当たり前にあるものほど、無くなると困ると思いまして。

ウェットティッシュ系は必須かと

使い捨てのウェットタオルだったり、水が無くてもシートで磨ける歯磨きシートだったり、普通のビニール袋だったり。

右下にあるのは、靴の中に入れる中敷きなんですが、瓦礫の上を歩く時に釘やガラスを踏み抜かないように靴の中に入れておくものです。実はこれはかなり大事だと思ってます。これが無いと危なくて瓦礫の中を歩けません。瓦礫の中を歩くってものすごい大災害だと思いますが、釘やガラスを踏み抜いて破傷風なんかの感染症になったらヤバいのです。病院もまともに機能してないでしょうし。

女性は生理用品を防災グッズとして保存しておくといいと思います。ローリングストックではなく、完全にどこかにしまっておくイメージです。妻と娘のためにいくつかは防災リュックの中にも入れておきました。

ここからは食料になります。基本は尾西というメーカーのアルファ米です。アルファ米は水やお湯を入れて食べるもので、基本的に美味しいものではないんですが、尾西のアルファ米は美味しいんです。前回、期限が切れそうな尾西のアルファ米を毎日のように食べたんですが、普通に美味しくてビックリしました。いろいろな味のバリエーションで買っています。4人分の1週間分なので大きめの段ボール1箱になります。

普通に美味しい

さらに、被災してもたまには贅沢したいと思って、ちょっと値段は高いんですが、尾西のカレーライスセットも買いました。カレーだったら毎食食べても飽きないでしょうし。

カレーは贅沢品

あとは缶詰とか野菜ジュースとか羊羹とかカロリーメイトとかです。羊羹はサイズに対して高カロリーなので非常食として優れています。

非常食として何を買うかで重要なポイントがありまして、それは「自分がそれを好きかどうか?」なんです。大地震が来る可能性は1%以下だと思いますから、3〜5年で賞味期限が切れた時に好きじゃないと消費出来ないんです。捨てちゃったらもったいないですからね。だから、必ず私が好きなホテイの焼鳥を入れてます。

赤い缶はビスコ
味のバリエーションは大事
本当はフルーツ味が良かった

以前、いわゆる有名な乾パンを大きな缶で大量に買ってた事があったんですが、賞味期限が来た時に全然食べられませんでした。生きるか死ぬかの時には食べられるんでしょうが、賞味期限が近づいて来たからと言って、平時に乾パンを大量には食べられないんです。もったいないと思ってある時から防災グッズとして乾パンを買うのはやめました。

今回、防災グッズの棚卸しをしていたら、いなばの焼鳥が2ケース賞味期限切れだった事に気が付きました。(焼鳥多いな…)48缶もですよ。1年半しか期限が切れてないので食べるつもりですが、もう少し短いスパンで棚卸しをしていかないとそういう事になるんです。

あと、飲み水は2リットルのペットボトル48本とトイレットペーパー48本があります。飲み水はもっと欲しいところですが、置き場が大変なことになるので48本程度にしています。1人が1日に2リットル必要だとして2週間分だとすると、4人家族だと1日4本で、それに14日をかけると56本です。でも、2週間も自治体から救援物資が来なかったらオワタですからもうしょうがないです。

うちの防災グッズはこんなところです。もっとやろうと思えば、避難場所やバッテリー代わりに電気自動車を買うとかテントを買うとか、鉄骨のシェルターを買うとかいろいろありますが、そこまでは費用対効果が悪いのでやりません。あとは運まかせです。

そして、各家にちゃんと防災グッズや非常食が備蓄されていれば、大地震が起きても助け合えるんです。大災害時に人が鬼畜になってしまうのは、物資が無くなる時です。防災グッズや非常食は自分たちの生命を守るのと同時に、私たちが「人間」でいられるためでもあるんです。

それでも本当にみんな全然やってませんよね。世界平和や反権力を声高に叫ぶ前に、まずは防災グッズと非常食を買って欲しいものです。いや、反権力って言う割には自治体を信じすぎですよ。もっと自衛しないと。

でも、実際に災害が起きた時「なぜ自治体に人数分の非常食を備蓄してないんだ!」と怒り狂うオジサンが現れることでしょう。目に浮かびます。

私はコロナ禍で唖然としたことがあります。コロナに感染して家から出られなくなった時、家に全く食料が無い人ばかりだったからです。あとから自治体が「コロナセット」みたいに郵送してましたけど、本当に非常食を備蓄している人は少ないんだなとゾッとしました。

まあその、私はちょっと大げさにやりすぎかも知れませんけどね。でも、少なくとも飲み水ぐらい買って欲しいです。ほら!今すぐ買って下さい!Amazonでポチッ!

ちなみに、庭には500リットルの水が入ったタンクを置いてます。ウケますよね。

飲み水ではない

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