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表現の発表は怖い

自由気ままに表現することは楽しいけれど、それを人に見せようと思うと、急に大変になります。人に見せるつもりがない時はあんなに楽しかったのに、「発表」してみようかと思った瞬間に、イヤになります。

楽しかったあの頃と、イヤになってしまった今と、何が違うんでしょうね?

パッと思いつくのは、「これは良いモノと思われるだろうか?」という不安が生まれるからなんでしょう。自由にやっていた時にはその視点がゴソッと抜けています。人目なんて気にせずにやっていますね。でも、誰かに見せようと思った瞬間に、人目が気になります。それも何十、何百、何千もの目が気になります。要するに、自由に作っていた作品を客観視せざるを得なくなるんです。

でも、ほとんどの表現は客観的に見たら大したことはありません。「ふーん」とすら思われません。表現周りの仕事や活動をしている人だったら、心の底から思い知ってると思います。「こんなに頑張ったのに、全く伝わらない。」とか「ものすごく攻めたのに、反響が全く無い。」とか、日々そんな事ばかりです。

だから、また怖くなるんです。また無視されるのが怖いんです。人に見せるってそういうプレッシャーを生むんです。

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Xや無料noteでは言えない事。毎記事2000文字以上。月に5〜8回投稿。多い時は10回以上。映画監督、映像ディレクターの仕事について。フリーランスの生き抜き方をフリーランス歴20年以上の経験から。「中年の危機」に悶絶している様子をリアルタイムに報告。子供を2人育てる父親の視点と哲学。世の中に対する日々の雑感。親友の画家、石田徹也について。などなどを書いています。

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