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若者にかける言葉と、自分の子供にかける言葉は違う。

ここ数年、若者に対して何も言えなくなりました。特に直接仕事でやり取りしている若者に対しては本当に何も言えません。私は映像の監督という立場なので、余計に何も言えません。職務上の立場が上なので、言うとハラスメントと思われるからです。そんな時代です。

そんなもんハラスメントな訳ないんですが、世の中がそうなってしまったので仕方がありません。ハラスメントだと言われるリスクを犯してまで何かを言ってやろうとも思いません。自分の会社の部下でもないので、無理に育てる必要もありません。何か血が通ってない社会だなと思いますが、もしかしたら私の認識が昭和で、大きく間違っている可能性もあります。

それに対して、自分の子供に対してはハッキリと言います。私が若者にかける言葉と、自分の子供にかける言葉の大きく違う点は、ザックリ言うと根性に関しての事です。私は若者には根性の必要性を話すことはありませんが、自分の子供には根性の重要性を話します。

今の時代はハラスメントなどを無くそうという人権意識がかなり高まってきています。それは本当に素晴らしいことで、やっと日本人の人権意識も変わって来たなと思います。大きな会社では無理にでも有給休暇を取らせますし、小さな会社でもハラスメントなんかはだいぶ減ってきていると思います。そしてこの先も、もっともっと人権意識が高まって行くと思われます。

いやしかし!

社会の人権意識が高まることと、その人の人生の成功には何の関連性もないんです。全く1mmも0.001mmも関係のない話です。

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Xや無料noteでは言えない事。毎記事2000文字以上。月に5〜8回投稿。多い時は10回以上。映画監督、映像ディレクターの仕事について。フリーランスの生き抜き方をフリーランス歴20年以上の経験から。「中年の危機」に悶絶している様子をリアルタイムに報告。子供を2人育てる父親の視点と哲学。世の中に対する日々の雑感。親友の画家、石田徹也について。などなどを書いています。

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