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ワールドカップをテーマソングで振り返る

ワールドカップ
いよいよ始まります。
地球最大の祭典と呼ばれる、FIFAワールドカップ。
かく言う自分も、2002年のワールドカップを見てサッカーにハマっていった口の人間です。
この熱狂を何とかして伝えたくてnoteにしたためたくなったのです。

そして、そのワールドカップを振り返る上で外せないのがテーマソング
ワールドカップの度にNHKや民放、さらにはFIFAなど世界中でテーマソングを発表し、大会を彩ってくれます。今回は自分がハマった2002年大会から印象に残ったテーマソングと共に大会を振り返りたいと思います。

2002年 日韓共催大会

テーマソング①

2002年大会といえば、まずはこの曲。
この大会では、それまでの大会で使われいていた、入場曲のFIFAアンセムではなくオリジナルの入場曲・テーマソングが採用されたのです。
炎のランナーなどで有名なヴァンゲリスが作曲、リミックス版は石野卓球さんが担当するなど、ワールドカップ史上初のアジア開催となった大会を彩る曲となりました。

この大会は日本で行われたこともあり、熱狂を肌に感じることができました。父親が阪神ファンで、野球しかやっていなかった自分も開幕戦のフランスvsセネガルを見た瞬間からサッカー少年に。地図帳でしか見たことのなかった国々が、選手もファンも感情を爆発させて楽しむ姿に心をうたれました
しかも前回大会王者のフランスが、無名のアフリカの小国に敗れると言う番狂わせからスタートしたこの大会。
この試合にサッカーの規模の大きさと面白さが詰まっていたと言うのも、今思えば良かったのかもしれません。

2002年の日本代表

日韓大会といえば、やはり日本代表の躍進。
それまではヒデくらいしか知らなかった自分も、ベルギー戦をきっかけにどんどん夢中になり、トルコへの敗戦に涙するくらいになりました。
当時衝撃だったのが、第3戦のチュニジア戦の直後に街に出た時に車が1台も走っていなかったのです。それだけ国民がサッカーに熱中している、ということだったのでしょう。

テーマソング②

そんな大会でもう1曲印象に残ったのは、このポルノグラフィティ『mugen』
当時のNHKのテーマソングですね。
熱狂だけでなく静かな闘志や敗戦の悲しみを表現している名曲です。

印象に残ったチーム

この大会では日本以外に印象に残っているのは冒頭に挙げた無名のアフリカの国・セネガル
前回王者フランスを破り、その勢いで決勝トーナメントに出場。強豪スウェーデンと延長の激戦を制し、ベスト8ではトルコと死闘を繰り広げました。
無名の戦士が全力で強豪を打ち破っていく姿に、サッカーの醍醐味が詰まっいました。

2006年 ドイツ大会

テーマソング①

そしてその4年後のドイツ大会。
この時のNHKのテーマソングはORANGE RANGE『チャンピオーネ』
サッカーの大会の曲なのにPVで野球しています。なんでやねん

2006年の日本代表

この大会の日本代表は4年前の躍進した世代が成熟し、めちゃくちゃ期待されていました。中田・中村・稲本・小野ら天才選手を揃えたジーコジャパンの躍進が期待されましたが…サッカーソングのPVで野球しちゃうくらい、噛み合わなさを露呈した大会でした。第2戦のクロアチア戦での川口のPK阻止や、第3戦ブラジル戦での玉田の先制ゴールは心震えたんですが…

テーマソング②

そんな大会で印象に残っているのが、大会の公式テーマソング(FIFAが指定?)の『Cerebrate the day』
アジアからサッカーの本場・ヨーロッパに大会が帰ってきたことを祝福するかのような曲ですね。ただのぶち上げ曲だけでなく、荘厳さを感じさせる曲です。

印象に残ったチーム

これはフランス代表です。
決勝でのジダンの頭突きが取り上げられがちですが、最強ロナウジーニョ擁するブラジルを下し、ジダンのラストを飾るために勝ち上がってきたチームはとても印象的でした。
ジダン・アンリ・トレゼゲ・アネルカ…ヨーロッパでも有数の攻撃陣で優勝まで一歩まで迫りましたが…最後は悲しき頭突きで終了してしまいました。

2010年 南アフリカ大会

テーマソング①

日本代表にとっては失意の2006年大会、期待を裏切ったことにより代表人気も落ちていくのを子供ながらに感じていました。
そんな大会で生まれた名曲がsuperfly『タマシイレボリューション』
アフリカンな曲のスタートから、ひたすらブチ上げてくれる圧倒的声量、今でもサッカーソングとして親しまれる超名曲です。

2010年の日本代表

この大会の日本代表はまさに、本田圭佑に集約されていました。
もちろん本田以外の選手もめちゃくちゃ活躍していましたが…
それまでの中心選手・中村俊輔から本田にチーム中心が移り、初戦カメルーン戦での先制決勝弾第3戦デンマークでの長距離FK
低迷していた日本代表人気を大復活させたのは間違いなく本田圭佑、その人でした。

テーマソング②

この大会は史上初のアフリカ開催。
アフリカっぽくもあり、世界のお祭り感が詰まっているのがこの曲『Wavin`Flag』
当時のコカ・コーラのCMソングでもあったので、かなり印象に残っています。

印象に残ったチーム

当時のスペイン代表は本当に強さ全開って感じでした。
チャンピオンズリーグでバルサが決勝でユナイテッドを圧倒し、スペインはユーロを制覇。華麗なパスサッカーで念願の世界一に輝いたのです。
しかしこの大会では、初戦でスイスに敗れるなど波乱が続き、1−0の辛勝が続いての優勝。決勝ゴールを決めたイニエスタがまさか10年後には日本にいるなんて想像もしなかった…

2014年 ブラジル大会

テーマソング①

ブラジル大会、NHKのテーマソングが椎名林檎『NIPPON』
ここまでの曲、全部が名曲ですが…これは紛うことなく最高の曲でした。
サッカー王国・ブラジルで世界に挑む日本、その身震いするカッコよさを表現している曲です。聞いた瞬間から身が引き締まる思いがします。

2014年の日本代表

ザッケローニ監督率いる日本代表、本田・長友・香川を中心に世界で活躍する選手がピークを迎え、「本当に世界一を狙えるんじゃないか…?」とまで期待させてくれました。しかし本大会ではドログバ擁するコートジボワールと、ハメス・ロドリゲスのコロンビアに敗れあえなく予選リーグ敗退。
良いサッカーをしていただけに、ファンの落胆も大きか
ったのは覚えています。

テーマソング②

ブラジル大会、世界のテーマソングは『We are ONE』
まさにラテンのワールドカップという感じの陽気さ、サンバさが詰まっていますね。ただ正直この大会はNIPPONが良すぎたので、あまり他の曲の印象が強くない…という印象ですね…

印象に残ったチーム

これはドイツに1−7の大敗を喫した、ブラジル代表ですね。
ネイマールもピークを迎え、地元で満を持して優勝か!?と思わせる盤石の戦いぶりでしたが、準決勝でまさかの大敗。
ブラジルも崩れるとここまで行ってしまうのか…と衝撃を受けた覚えがあります。

2018年 ロシア大会

テーマソング①

ロシア大会はNHKではなく、フジテレビのテーマソングが印象に残っています。RADWINPS『カタルシスト』
前回大会で失意に終わった日本代表の逆襲のカタルシス、ロシア大会のテーマでもあった宇宙感、クールな中にこもった闘志が表現されている名曲です。この曲に合わせたフジテレビのハイライトもめちゃカッコよかったです。

2018年の日本代表

失意の敗戦から4年、大会前にハリルホジッチの解任劇などもありほとんど期待されていなかった日本代表。
それでもその想定を覆し、初戦ではワールドカップ史上初のアジア勢の南米勢への勝利、第3戦では他会場の結果に合わせて意図的に無気力試合を行うなど話題は尽きませんでした。そして決勝トーナメントのベルギー戦。
世界最強とも言われていたベルギー相手に2−0のリードを奪った時は、そりゃ浮かれました…そこからの大逆転劇…試合後の数日はただのファンの自分でさえ、めちゃくちゃ落ち込みました。

テーマソング②

また、この大会から入場曲がFIFAアンセムから、『Seven nation Army』に変更に。ヨーロッパのサッカーファンの間でムーブメントになっていた曲がそのまま公式の入場曲になるあたり、ヨーロッパでのサッカーは”文化”なのだなと感じます。
最初は「アンセムの方がいいじゃん」とか思ってましたが、今ではこちらの方がしっくりきます。
今から戦う選手やファンにとっては交響曲的なものより、ロックなこの曲の方が合うな、とは思いますね。

印象に残ったチーム

グループリーグで敗退はしてしまったのですが、アイスランド代表です。
初戦でメッシ擁するアルゼンチンと死闘、メッシのPKをストップして勝ち点1を奪い取ります。2年前のユーロから躍進していたのですが、北欧の島国が全力でプレーする姿には心を打たれました。
アイスランドが良いのは、ファンも「ヴァイキング・ラップ」という特徴的な応援を行う一体感。見る人全員が応援したくなるチームでした

そして…

まだ大会前ですが、今大会を彩るであろうLiSA『一斉ノ喝采』
聞くだけでぶち上がります。これから始まる世界のお祭り、ワールドカップに心を躍らせましょう!!



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