初フルマラソン後記

この記事は 壁 Advent Calendar 2023 6日目の記事です。


はじめに

2023年10月28日に開催された金沢マラソン2023にて人生で初めてフルマラソンに挑戦し、3時間42分(ネットタイム)で完走しサブ4を達成することができました。

ちなみに筆者自身は元々陸上経験もなく、小中9年間野球をやっていただけで中学卒業から10年以上体育の授業以外でコンスタントに運動していたわけではないです。

今回はそんな初フルマラソンを振り返っていこうと思います。

初フルマラソン

ランニングを始めて1年余りが経ち、今年の3月に初めてハーフマラソンにエントリーしました。その後、ハーフマラソンの大会にコンスタントに出場するようになり、日常の練習でも20km程度を走れるようになりました。一方で、「ランニングするならフルマラソンを走るべきだ」という思いがあり、会社の先輩を誘って金沢マラソンに参加することにしました。

スタート地点の様子

金沢マラソンはランナー界隈では非常に人気があり、毎年出走権を巡る抽選が行われています。今年は13,000人以上のランナーが参加しました。

30kmまで

金沢マラソンのコース自体は前半が登り基調で、後半は比較的フラットなコースになっています。

コースの高低図

スタート時は人混みでなかなか自分のペースで走るのも難しかったですが、1,2km走ってしまえばそれも解消され金沢駅前や片町などの繁華街の車道のど真ん中を非日常を味わいながら走ることができ、何より金沢の街の人が非常にこのマラソンを盛り上げようとしてくれていて、特に少年野球チームの子供達がハイタッチを求めてくれてディズニーランドのパレードのミッキーにでもなったかのような気分を味わっていました。

金沢駅鼓門前の折り返し地点

そんな感じで前半の山越えも特に問題なく、楽しみながら走っていました。また10km手前から淡々と1km5分で走ってくれるランナーさんを見つけその方と30kmまで並走しながら走っていました

足止まる…

そんな感じで特に体のトラブルなく走っていたのですが、30km超えた地点から若干心拍が上がってきてだんだんと並走してる人に着いていくのも一杯一杯になってきて、35km手前で足を止めてしまいました…

普段は楽に走れる 10km が本当に永遠に感じるほど長く、給水所のたびに立ち止まって屈伸してというような感じでした。沿道の人たちが「諦めるなー」とか「もうあと5kmだよ!」とか声をかけてくださることとタイム的に4時間切りはできそうだったのでそれだけをモチベーションに何とか激痛を堪えつつ走りました。

冒頭にも書きましたが結果として3時間42分で完走しましたが、下のラップタイムを見れば分かるとおり30kmまでは25分ちょっとでコンスタントに走っていたものの、35km で落ち始め 40km でガクッと落ちるという結果になりました。

5kmごとのラップタイムとペース推移

克服するために

フルマラソンにおける30km, 35km の壁は多くの人がぶつかるところで、いろんな書籍やブログ等で書かれています。

原因としてはグリコーゲンと呼ばれる糖が枯渇することによってアデノサンリン酸(ATP)が合成できず筋肉の収縮がうまくできなくなるためだそうです。兎にも角にもグリコーゲンを枯渇しないようにできれば 42.195km 失速せずに走ることができる ということです。

いくつか克服方法は書かれているのですが

  • Long Slow Distance: ゆっくりなペースで長い時間走る

  • ペース走を取り入れる

  • ネガティブスプリット: 前半より後半の方をペースを上げる

上2つは普段から取り入れて練習しているのですが、ネガティブスプリットは大会になってしまうと沿道の応援や周りのランナーの影響もあって非常に実践するのが難しいです。ですが、今後のことを考えるとネガティブスプリットを取り入れて行かなければなと思いました。

次は2024年2月のさいたまマラソンなのでそこでは今回の記録を超えれるように練習を続けていきたいと思います。

追記

この記事の公開が12/6ですが、その3日前の12/3に湘南国際マラソン2023が開催されており本当であれば完走してそこでの結果や反省も入れるつもりだったんですが、11/19に行われたMINATOシティハーフマラソンでフルマラソンでのダメージが残ったまま走ってしまい、膝を痛めてしまい本大会にでれないということになってしまいました…(違和感を感じた時点でリタイアすれば良かったんですが良いタイムが狙えそうだったので頑張ってしまい…)

フルマラソンを走る際にはぜひアフターケアを大事にしてください!
見えない部分で結構ダメージを負っています!


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