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【じーじは見た!】 前編:こども環境白書は次いつ出るの?

心はZ世代! 身体は還暦過ぎた昭和人! Z世代応援団のじーじです。

じーじは、以前「こども環境白書」に感心したという話を投稿しました。

環境白書の最新版同様に「こども環境白書」の最新版を探してみました。

✅やられた!ここでケチられていた⁉

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上記が「こども環境白書」の発行履歴です。

2001年(平成13年)から2016年まで毎年発行されていた「こども環境白書」の連続発行が2017年に途切れていました。

毎年発行する予算を他に振り向けたのでしょうねえ⁉

環境省は冊子よりも動画での情報発信に力をいれるようになったことも理由かもしれませんねえ?

環境白書の方は、法律で毎年発行が義務付けられていて国会に提出・報告されるのに対して「こども環境白書」は、そういった縛りがないようです。

最新の2019年版をじーじは紹介しましたが、残念ながら2020年版や2021年版は発行されていませんでした。

せっかくなので一番古い2001年発行のこども環境白書と最新の2019年の目次を比較してみましょう。


✅2001年と2019年の目次を比べてみましょう⁉

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【2001年の目次】

1 21世紀、日本は環境問題とどう取り組んでいくの?
(1)わたしたちのくらしの変化と、環境問題の変化 
(2)日本の環境の課題ってなに? 
(3)日本の環境のレベルは? 
(4)国際社会への貢献 
(5)新しい「環境基本計画」ってなに?
2 地球環境を守るために
(1)わたしたちの地球があぶない!
(2)地球の温暖化が進んでいます
(3)「循環型社会」をつくろう!
(4)化学物質による人や生態系への影響を未然に防ぐために
(5)環境を守っていくために
3 「環境コミュニケーション」でつくる社会とは?
(1)「環境コミュニケーション」ってなに?
(2)さまざまな「環境コミュニケーション」
(3)いろいろな人の取組とおたがいの協力

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【2019年の目次】

わたしたちの未来は大丈夫?
世界の国々が力を合わせ、危機に立ち向かう
今、日本で何が起こっているのか
わたしたちの身のまわりの自然では何が起こっているの?
豊かな暮らしを続けるために
持続可能な社会に向けた地域づくり
わたしたちのまわりにある地域の資源
変わりつつあるわたしたちの暮らし方
地域づくりに向けたみんなの取組
ライフスタイルを変えよう!
みんなで取組を始めよう!
おわりに

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目次は、大きく変わりました。

日本のことよりも世界が先になりました。

2001年は「日本の環境の課題ってなに? 」「日本の環境のレベルは?」と 来た後に「国際社会への貢献 」ときていました。

それが2019年は、いきなり「世界の国々が力を合わせ、危機に立ち向かう」から入って「今、日本で何が起こっているのか」へとつながっています。

「日本さえ良かったらいい」という自分ファーストでは「環境は良くならない」ことを子供たちに教えているのだとじーじは解釈しました。

また「ライフスタイルを変えよう」であるとか「みんなで取組を始めよう」と一人ひとりのアクションを呼び掛ける内容に変化しています。

環境問題というのは、個社個別で自分さえよかったらいいという行動をとっていたのでは解決できません。

全体最適、地球最適で考えた方が実はコストも安く済みます。

その精神がSDGsです。

包摂的(インクルーシブ)と言われるSDGsは、誰一人取り残さず、全体最適を考えることが求められています。

SDGsは、自社の製品を競争相手に勝って売るための手段ではないのです。


✅いい事教えているんだけどね⁉


「こども環境白書」といっても内容的には大人が読んでも勉強になります。

2001年には、京都議定書について詳しく解説していました。

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残念なのは「京都議定書」という京都を冠した地球温暖化防止の国際的な枠組みを2001年だけ紹介して、次の年からはもう掲載をやめている淡白さです。

1年でやめてしまうとなると「何か不都合でも?」と勘繰りたくなります。

後編では、じーじなりに「こども環境白書」で子供たちに伝えなくてはならないことはこれだとの勝手解釈重要ポイント3点を紹介します。

つづきを読む


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