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【じーじは見た!】前編:教育データの利活用に関する有識者会議(第16回)を見てみた⁉️

心はZ世代! 身体は還暦過ぎた昭和人! Z世代応援団のじーじです⁉️

先日、こんな記事👇を投稿しました。

教育データの利活用に関する有識者会議(第16回)会議資料
資料2より抜粋
パブリックコメントを取ったあと学習データ活用の留意事項(利用指針)を公表して
改正個人情報保護法にも反映させる予定のようですね!

記事の中で紹介しました「教育データの利活用に関する有識者会議(第16回)」の様子を見てみることにしましょう。

✅会議で議論されているテーマの確認

この会議で準備された資料は、「資料1」「資料2」に分類されています。
資料1
1)学習eポータル標準化の推進について
2)学習eポータルに関する専門家会議 に関する報告
3)複数アプリの学習ログを用いた分析で何ができるの?
4)MEXCBTを活用した地方学調等の実施について
5)MEXCBTを活用した春日市通過テストの実施について
資料2
学習データ利活用の指針策定のロードマップ

さて、大きくテーマを分類すると
①学習eポータル、②学習ログ分析、③MEXCBT
ということになります。

皆さんは「MEXCBT」って聞いたことありますか?
お子さんが学校に通われている方はご存知なんですかね?

メクビットと呼ぶらしいのですよ。
文部科学省が開発したオンラインの学習システムのことで、Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology(MEXT)×Computer Based Testing(CBT)でMEXCBTだそうです。

GIGAスクール構想の推進によって1人1台端末が実現した後、従来の紙媒体とは異なるデジタル学習のためのツールのことで2021年11月から全国の一部小中高校で既に活用がスタートしているそうです。

知ってましたか?

YoutubeにはGIGAスクールchもあったりして、教育改革も着々と進んではいるんですね。下記はメクビットの解説動画です。30分近いので時間があればご覧ください。

✅学習eポータルって?

前編では、MEXCBTと学習eポータルを見ていきましょう。
後編では学習ログの分析を追いかけてみましょう。

まずは学習eポータルです。e-mailのeが付いていますね。

学習eポータルというのは、デジタル・ネット学習基盤とでもいうものです。いったらWEBを活用した教材管理ツールですね。

一方、MEXCBTの方は、デジタルテスト基盤とでも言ったらいいと思います。

単純化するために学習eポータルが教材、MEXCBTがテストというイメージを持っていただけばいいと思います。

そのデジタル・ネット学習基盤は、こんな利用イメージです。

学習eポータルに関する専門家会議 に関する報告
資料1-1②より抜粋

①学習の窓口機能
多様な学習リソース (デジタル教科書・教材, 各種ツールなど) の互換性のある データを学習eポータルで一覧的に可視化して活用することができる機能 (機能例)
ダッシュボード機能(児童生徒に関する情報を一覧にして可視化)
時間割・スケジュール機能
可視化・分析機能(MEXCBTや各種ツールズの学習記録<スタディログ>等 を可視化・分析することで学習や指導の改善につなげる)

②連携のハブ機能
シングルサインオン等のアクセスの容易化など、学習リソースの利活用の連携 のハブとして機能
(機能例)
学習ツール連携機能
シングルサインオン機能

③文科省システム(MEXCBT)のアクセス機能

学習eポータルに関する専門家会議 に関する報告資料1-1②より引用
※シングルサインオン機能というのは教材ソフト毎にログインをしなくても学習eポータルにログインしてしまえば、2度3度とID、パスワードの入力を求められることなく利用ができる機能

連携ハブ機能がいいですね。塾や家庭での学習情報や学校での学習情報が記録され、個別指導に活用できるような機能が担保されます。

✅MEXCBT(メクビット)って?

学習した内容の理解をこのデジタルテスト基盤を使ってテストを実施します。

皆さんはもうMEXCBTの位置づけは分かりましたよね?
では、次の文章を見てPBTって分かりますか?

背景
• 現在、約900の地方自治体において独自の学力調査等が実施されているところ、ほぼ全てPBTでの実施である。
• 学力調査等のCBT化に関心が高まっているところ、地方自治体ごとに別々のシステム・データ形式等にすると、 ノウハウや知見が散逸してしまうこと等が想定される。
• CBT化のメリットを最大限にするためには、国・自治体での知見の共有を可能にすることが効果的。

MEXCBTを活用した地方学調等の実施について
資料1-3①より引用

CBTがComputer Based Testingだそうですが、「PBT」は想像できましたか? そう、PBTはPaper Based Testingの略、従来型の紙のテストのことなんだそうです。そう書けよと言いたくなりますよね。

春日井市教育委員会での実証実験では、こんな感じのテストをシステムを使ってやったみたいです。

MEXCBTを活用した 春日市通過テストの実施について
資料1-3②より抜粋

GoogleフォームやOffce365 Formsといったツールを使って試験問題を作るのではなく、国産MEXCBTに拘っているようですよ。

国産大いに結構、だけど例によって既得権益優先のコストの無駄に繋がらないようにデジタル庁が文科省をコントロールしてくださいよ。

MEXCBTを活用した 春日市通過テストの実施について
資料1-3②より抜粋
MEXCBTを活用した 春日市通過テストの実施について
資料1-3②より抜粋

先生も教育委員会も食わず嫌いを止めて前向きなコメントがいいですね。
反対する理由探しやできない理由探しを昭和人はやめようね。
もちろん児童生徒は前向きです。Z世代、α世代ですから!

さあ、後編では、学習ログの分析を見ていきましょう。

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