【じーじは見た!】前編:規制改革WGのメンバーにあの人が⁉️
心はZ世代! 身体は還暦過ぎた昭和人! Z世代応援団のじーじです⁉️
岸田さんの会議好きは相当なものですが、今回注目したのは規制改革推進会議です。この会議の歴史も古く、平成13年(2001年)からやっている会議です。
構造改革、規制改革の会議が本格化したのは、小泉政権の時でした。それから20年以上もやっているのに、未だに既得権益強しの岩盤規制だらけです。
令和5年10月から新たなメンバーでWG(ワーキンググループ)が立ち上がっています。少し眺めてみましょう。
✅令和5年10月からのWGにあの人の名が!
まずは、令和5年のWGのテーマと前年のWGのテーマの違いと新たなメンバーを確認しておきましょう。
令和4年10月からのテーマは下記5つでした。
①スタートアップ ・イノベーション WG →2)へ
②人への投資 WG → 3)へ
③医療・介護 ・感染症対策 WG → 4)へ
④地域産業活性化 WG →5)
⑤共通課題対策 WG →1)へ
それが令和5年10月からはどうなったか?
1)公共WG
2)スタートアップ・ 投資WG
3)働き方・ 人への投資WG
4)健康・医療・介護 WG
5)地域産業活性化 WG
公共WGがトップテーマになりました。
そうなんです。
もはや「お上が何とかしてくれる」という時代は終わりました。
そんなお金も人もいないんです。
公共政策にもフェアで市場原理を導入することで、地方の発展にも繋げる方法論を考えていかないと効果を無視した補助金バラマキでは無理なんです。
人口が減って働ける若い人の減少が加速して介護が必要な高齢者が増えるのだから誰が考えても分かる悲惨な未来が待っています。
だからこの公共WGの隠れテーマは、EBPM(エビデンス・ベースド・ポリシー・メイキング<科学的根拠に基づく政策づくり>)による共助のしくみづくりだと思います。(表向きはそんなレベルの課題には行き着いていませんけど、じーじはEBPMの進歩を期待しています。)
なぜなら、この人が座長だからです。
そうなんです。中室牧子さんが座長を務められているみたいなのです。
楽しみですね。
昭和人の得意な属人化・部分最適・長時間労働、情緒と根性のムラ意識を科学的根拠をもってインクルーシブ(包摂的な)な標準化・全体最適・働き方改革へと公共政策における岩盤規制をどんどん壊していってください。
✅そもそも規制改革推進会議とは?
この会議はしっかりと法律で決まっています。
もともとは平成13年(2001年)に内閣府設置法第37条第2項に基づき「総合規制改革会議」の名でスタートしています。
その会議名が「規制改革推進会議」に改称されたのが平成28年(2016年)でした。この会議は、規制改革推進会議令(平成28年政令第303号)で運営規則が定義されています。
今回の委員メンバー(14名)を眺めてみましょう。
議長:冨田 哲郎 東日本旅客鉄道株式会社 取締役会長
議長代理:冨山 和彦 株式会社経営共創基盤 IGPI グループ会長
議長代理:林 いづみ 桜坂法律事務所 弁護士(創立パートナー)
芦澤 美智子 慶應義塾大学大学院経営管理研究科 准教授
落合 孝文 渥美坂井法律事務所・外国法共同事業 プロトタイプ政策研究所 所長・シニアパートナ ー弁護士
川邊 健太郎 LINE ヤフー株式会社 代表取締役会長
佐藤 主光 一橋大学経済学研究科 教授
杉本 純子 日本大学法学部 教授
津川 友介 カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA) 准教授
中室 牧子 慶應義塾大学 総合政策学部教授
堀 天子 森・濱田松本法律事務所 パートナー弁護士
間下 直晃 株式会社ブイキューブ 代表取締役会長兼グ ループ CEO 公益社団法人経済同友会 副代表幹事
御手洗 瑞子 株式会社気仙沼ニッティング 代表取締役
山田 義仁 オムロン株式会社 取締役会長 取締役会議
✅規制改革ターゲットの背景は?
規制改革を何のためにやる必要があるのか?
既得権益を打破してイノベーションを起こして新たな市場を創造していくためですよね。
そう思って20年以上続けてきたのですが、既得権益強しで、きれいごとでは進みませんでした。
ところが、どうしようもなくなって規制改革をしないと既得権益者も困った事態が進行しているから結構本気モードに変わってきています。
その第1の理由は、「人手不足」です。人手不足が顕在化してきています。
生産年齢人口と呼ばれる15歳~65歳までの人口が2020年から20年後の2040年には1,200万人減るというのが既に分かっている未来です。
今の時点でも既に健在化しているのが、観光サービス、運輸、介護分野の人手不足です。また、教育分野でも子供は減っているというのに教員不足が物凄い勢いで進んでいます。
とうとう教員免許を持たない学生アルバイトで凌ごうとしている始末です。こんな間に合わせ教育をしているのが今の日本の実態なんです。
この記事を紹介してくれたnoterさんの記事はこれ👇
理由の第2は、コロナ禍で「遅れた国 日本」がバレバレになってしまいました。
特に行政手続きのデジタル化の遅れのひどさや医療分野のデジタル化の遅れという岩盤規制で守られている分野が国民にバレてしまいました。
それでもマイナンバーカードの失敗をデジタル化の恐ろしさとして煽るマスコミが行政手続きや医療情報のデジタル共有化を妨害しています。
国会答弁でスマホを使って調べものをしようとして河野大臣が議長からスマホを使うのは禁止されていると注意される始末です。国会自体が、規制の権化しています。
でも、そんなことを言っていられる状況ではなくなってきていて規制改革をせざるを得なくなってきています。だって教員の学生アルバイト化ですよ。
後編では、これらの背景の下で、どのようなことを重要課題として向き合おうとしているのか?、WGで議論していこうとしているテーマを見ていくことにしましょう。
☆☆☆
(感謝)
▼きしゃこく先生のしゃかせん「毎昼」でじーじの記事を紹介いただきました。きしゃこく先生、ありがとうございます。この記事は、2023年6月に出来た認知症基本法に従って基本計画づくりを議論している幸齢社会実現会議を紹介したものです。高齢でなく幸齢、洒落た名前の会議にしたものです。
▼まあにさんの【[しゃぶしゃぶ食べ放題屋] きんのぶた(ワン・ダイニング)の歴史】の中でじーじのnote川柳を紹介いただきました。日本よ、頑張れという川柳を紹介いただき、嬉しいです。ありがとうございます。
▼月曜日におめでとうございます!通知をいただきました。これも皆さんのスキ応援のお陰です。ありがとうございます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
よろしかったら「スキ」🤍ポッチンをお願いします😊😊
コメントなんかいただけたら、飛び上がって喜んじゃいます😂😂
▼「じーじは見た!」シリーズのサイトマップに第2弾が加わりました。
▼Z世代応援団のじーじをよろしくお願いします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?