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【じーじのもろもろ】正直に本丸の議論を尽くせ⁉

心はZ世代! 身体は還暦過ぎた昭和人! Z世代応援団のじーじです⁉

さて、昨日、原発に関してこんな記事👇を投稿しました。

この件に関する有識者の意見を紹介します。
2022年10月10日付日経新聞9面「オピニオン2(複眼)」~原発を活かすには~のタイトルで4名の有識者の意見が掲載されていました。

じーじは2年前から「きれいごとを言っても再エネ(太陽光・風力発電)に向かない日本の国土で一定の産業競争力を保つためには、原子力と水素利用は不可欠ではないのか?」と独り言を吐きつつ、「日本はもっと森林のCO2吸収効果を高める努力を世界に発信・提案していこうよ。」と変わり種の発信をしてきました。

ここにきて電力価格高騰を背景にどちらかと言うと原子力を容認するべきだという風にマスコミやSNSの論調が偏り始めているように思います。

有識者4名の一人山口彰氏(東大名誉教授、総合エネルギー調査会原子力小委員会委員長)のコメントは、次世代革新炉に積極的でした。

一方、前原子力規制委員会委員長の更田豊志(ふけたとよし)氏のコメントは、積極派に釘を刺しています。

ヘッダーのタイトルは、新聞に更田さんのコメントタイトルとして使われていたフレーズを使わせていただきました。

原発で「正直に本丸の議論」って何でしょうか?

更田さんは、山口さんと二項対立かというと、そうではなくて技術者として安全に原子力を使う道を極めたいとの想いは一緒なのです。

しかし、そういう道を選ぶのならば「政府方針の変更が先だろう」と言われているだけなのです。

政府方針と整合しないものは、まずは方針転換の宣言が先でなければ、いくら安全性が高い原子力だと主張しても夢物語でしょと教えてくれているのです。

じーじは、更田さんのような方が規制委員会の委員長を退任されたことで、情報の開示が滞ってしまうのではないかと実は危惧しています。

じーじは、トランジッションとしての原子力利用は欠かせないと思っていますが、核のゴミ問題が全く解決していないことは将来へツケの先送りである自覚も必要だと認識していますよ。

専門家として更田さんは、実に明確に重要なことを発言されています。ここに記しておきますね。

規制委の安全審査が標準的な処理期間とされる2年を超えて長引き、批判を浴びてきた。裏返せば事業者の審査対応が遅れている。
事業者がまだ説明したいというから2年を超えて審査を続けているだけで、期間を守れと言われれば不許可にせざるを得ない。首相も「(再稼働は)安全確保が大前提」と言っている。事業者が安全を立証するまで審査は続く。
(中略)
ただ乗り越えなければならない壁がある。正直な議論ができるかがカギだ。
例えば安全性に優れる高温ガス炉の新設への期待は高いが、硬い殻に覆われた燃料は再処理に向かず、直接処分が常識となる。一方、日本は使用済み燃料を全量再処理する方針で、政策を見直さなければ高温ガス炉の利用は夢物語となる。
三菱重工が協力する米企業の小型モジュール炉(SMR)も再処理を想定せず、日本の政策と整合しない。皆が分かっていても言わない風土がある。

10月10付日経新聞9面オピニオン2より更田氏の意見を引用

じーじは、政府の基本計画の矛盾を指摘してくれている橘川先生の話を2度に亘って「じーじは見た!」シリーズで取り上げました。

第1弾:橘川武郎さん ~日本のエネルギー政策のご意見番~
第2弾:橘川武郎さん再び! 日本の原子力政策に喝⁉

国民に小難しい話をしても理解できないと国民を馬鹿にして、正直に話もせずに「電気代の高騰で大変でしょ」「原子力の安全性を高めて利用する方が得ですよ」という考え方があたかも賢い考えであるかのように世論づくりをしていくのは駄目だと思いますし、更田氏を批判に晒すのも間違った行動だと思うのです。

というよりも政治家自身が小難しい話の本質を理解して説明できるだけのスキルがないので国民に正直な話ができないのかもしれませんけどね。

正直に国民に事実を語り掛け、日本の未来にとって「私はこうすべきだと思う」と語れるリーダーシップを期待したいと思います。

頑張れZ世代!

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