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【じーじは見た!】 後編::もっと知りたい原子力発電⁉

心はZ世代! 身体は還暦過ぎた昭和人! Z世代応援団のじーじです⁉

3年間国政選挙がないタイミングで岸田首相が唐突に「原子力発電」推進に舵を切ることを言及しました。👇

これに歩調を合わせて(経済産業省)エネルギー資源庁では「もっと知りたい!エネルギー基本計画 原子力発電」と題して岸田さんの方針背景の説明をしてくれています。

原子力発電(1)再稼働に向けた安全性のさらなる向上と革新炉の研究開発
原子力発電(2)国民の理解を得ながら政策を進める

本編は後編です。前編から読んでいただいたら話が繋がります。

後編は「国民の理解を得ながら政策を進める」ためには逃げられない「核のゴミ」問題です。

✅プルサーマル計画の一本足打法!

政府は、「高速増殖炉サイクル」と「軽水炉サイクル」の二段構えで、核燃料サイクルを想定していましたが、重きを置いていた高速増殖炉サイクルが、2016年12月の高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の廃炉決定によって、実現が不可能になりました。

資源エネルギー庁HPより
もっと知りたい!エネルギー基本計画⑧ 
原子力発電(2)国民の理解を得ながら政策を進める
記事中の表を引用(1)

六ヶ所村の再処理工場でMOX燃料を作って軽水炉で再利用するという計画を上の図では解説しています。

資源エネルギー庁HPより
もっと知りたい!エネルギー基本計画⑧ 
原子力発電(2)国民の理解を得ながら政策を進める
記事中の表を引用(2)

2020年7月、六ヶ所再処理工場は、原子力規制委員会より「福島第一原発事故後に策定された厳しい審査基準(新規制基準)に適合している」という審査結果を得て、再処理事業をおこなう事業変更許可を取得しました。

これによってプルサーマル計画は、お墨付きをもらった訳ですが、ことはそう簡単ではありません。

✅MOX燃料を使ってくれる原子炉は現状4基!

モックス(MOX:Mixed Oxide)燃料というのは、使用済み核燃料の再処理によって分離されたプルトニウムをウランと混ぜて作り出した混合酸化物燃料のことだそうです。

そしてその燃料を既存原子力発電所の軽水炉で使用することが「プルサーマル」なのです。

資源エネルギー庁HPより
もっと知りたい!エネルギー基本計画⑧ 
原子力発電(2)国民の理解を得ながら政策を進める
記事中の表を引用(3)

六ケ所再処理工場で生産できるMOX燃料は年間約7トンなのですが、1基の使用が約0.5トンなので現状は4基で消費できるのは約2トン程度なのです。
(現在、プルサーマルを行っているのは黄色く塗りつぶされている4基だけです。)

少なくとも既に申請済みの原子炉だけでなく、【申請済】となっていない原子炉もプルサーマルに参加することが急務なのです。

どうしてこんなになるまで放置(不作為)されてきたのか?

理由は簡単で選挙の票にならないからです。

だからこそ3年間国政選挙がない、このタイミングでしか言い出せなかったということなのでしょうか?

しかし、これだけSNSが発達し、有識者もユーチューブ等でマスコミとは違う論調で解説してくれるようになってきていますから、国民のリテラシーを馬鹿にせずにもっと早く、正々堂々と国民に説明すべきだったとじーじは思いますよ。

✅核のゴミの最終処分場については先送り⁉

プルサーマルを実施したところで核のゴミは出てきます。
その最終処分については簡単に触れられているだけです。

資源エネルギー庁HPより
もっと知りたい!エネルギー基本計画⑧ 
原子力発電(2)国民の理解を得ながら政策を進める
記事中の表を引用(4)

この問題は、まだ文献調査が始まったばかりで何の結論も出ていない先送りです。こんな風に書いてあります。

原子力発電により生じる高レベル放射性廃棄物の「最終処分」は、原子力を利用するすべての国の共通の課題です。国際的には、地下深くの安定した岩盤に埋めるという処分方法が共通の考え方となっています。日本では、この最終処分をおこなう「処分地」は、法令にしたがって文献調査・概要調査・精密調査といった段階的な調査を経て選定されることとなっています。

そこでまず、火山や断層といった考慮すべき科学的特性に応じて日本全国を塗り分けた「科学的特性マップ」を公表し、この情報に基づいて全国で対話活動を実施。こうした対話活動を進めていった中で、2020年11月から、北海道の2自治体で文献調査を開始しています。なお、文献調査の結果をふまえて、その次の調査に進もうとする場合には、都道府県知事と市町村長の意見をじゅうぶんに尊重し、意見に反して先へ進まないこととなっています。

資源エネルギー庁HPよりもっと知りたい!エネルギー基本計画⑧ 
原子力発電(2)国民の理解を得ながら政策を進める記事中より引用(5)

革新炉(安全性の高いSMRや高温ガス炉)の研究を進めていくのであれば、正直に核燃料サイクルだけではなく「直接最終処分もできるように政府方針を転換します」と本丸の話をすべきだと思います。

この件は、明日、原子力規制委員会の委員長を退任された更田さんの意見をご紹介しますね。

ここまで小難しいお話にお付き合いいただきありがとうございました。

エネルギー価格が高騰している今だからこそ、どうすべきなのかを国民一人ひとりが適切な情報を入手した上で考えるべき局面だと思いますよ。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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