似て非なるお米。
私の彼は仕事のキャリアを変えるべく二年前から大学に戻って勉強三昧。そんな勉学漬けの大学生の夏、冬休みはとっても長い。夏休みなんかはマルっと三か月ととてつもな~く長~い。今年は夏のホリデー期間中、月曜から金曜まで働きに出ますということでお昼ごはん問題発生。そんな訳で週に二日は晩ごはんの余りもの、二日は外食、金曜日は私のおにぎり弁当で週を締めくくろう!ということに。月並みですが、体にやさしくお財布にも優しくしたいから。
おにぎりは玄米と雑穀を気分で炊き分けて。今日は白米、黒米、蕎麦の実、胡麻のおにぎりにしようと前日から意気込み、混ぜたい具をイメージしながら床に就いたところ。そうそう、我が家の雑穀はお店でそれぞれを1kg単位で購入して毎度自分でブレンドスタイル。
独自ブレンドの強みは、穀物も地産地消に近づけることが出来る事。パックに一まとまりになっているとどこで栽培されたものなのか分からないから。2024年の密かな目標は、口にするものを限りなくオーストラリア国産にすること。フードマイレージもそうだけれど、一番は近くにいる人が作るものと繋がってサポートしたいが故。
とは言いつつ今日の白米はインド産のオーガニックミディアムグレイン。中途半端に余っていたものを使い切りたくって。
さて、お米は朝から炊きたいわ!ってことで白米は早起きして浸水約三十分。黒米は玄米と同じナリってお米屋さんの言葉を信じて昨晩からお水に浸してオヤスミ。蕎麦は2~3時間の浸水で十分の様だけれどまさか炊飯三時間前から起床するのも気合みなぎりすぎだから、黒米と一緒に浸水の儀。あ、でもそれくらいシリアスにおにぎり握ってたい欲はあるある。
朝30分の浸水を済ませ、お米、雑穀共に水を切って、炊飯用のお水を計量。土鍋に材料をセットしたらいざ着火。真新しい土鍋で炊くごはんは今回が二度目。沸騰までの音を聞き分けられるほどまだ研ぎ澄まされていない故、何度か蓋を開けてはぶくぶくの確認。表面に浮かんだ胡麻がぽこぽこ踊りだしたことを見届け、火を弱めて15分タイマー。
15分が経ち、蓋を開けてみると水分が無くなって蒸らしの合図が出ていたので最後中火に戻してサッと火入れ。しゃもじ入刀の儀をグッと堪えて10分の待ちぼうけタイム。
再度タイマーのお呼びがかかり、いざ混ぜるタイミング到来。
炊きあがりの香りになんとなく違和感を感じていたのだけれど、初めのかき混ぜでお結べないこと確信。あれれ?ってごはんがぽろぽろ…。前回おにぎりに使ったお米はオーストラリア産のミディアムグレイン。インド産のものとお米そのものを比べてみると確かに粒の長さは同じだけれどインド産のものはシュッと細めでバサマティ米のような形。一方のオーストラリア産のものは日本のお米に似てぷっくり。同じミディアムグレインでここまで違うのかとガックリ。試しにごはんを握ってみたものの塊になる気配無くおにぎり断念せざるを得ず。
な~んてしている間に彼も出勤しなきゃな時間が迫っている故、断腸の思いで予定変更。まさかお弁当を作る時間も無く、海苔の佃煮と柚子胡椒をごはんに混ぜてお弁当箱に半分詰め、残り味変を兼ねて鰹節と梅干もどきでアプリコット干しを追加。
なんとも味気ないお弁当になってしまったので、せめてもと多めに海苔を刻む。同じ味のごはんなのに、握ったものと箱に詰めたものでこんなに気分が変わってしまうのは私だけ?
オニギリガイイ!!!
日本にいるときっとこうした経験することも無さそうだし、ま、こんなこともあるかと受け入れお米の形には目を光らせテ!と心に刻んだ朝でした。
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