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アルコール依存症エンジニアリング

夫は、扱えない言語のほうが少ないフルスタックエンジニアである。
今まで携わってきた案件・経験も華々しく、請われ請われてGoogleアメリカ本社へ出向した経験もあるといえばお察しいただけるかと思う次第である。

私と夫が知り合ったのはマッチングアプリであるTinderだ。夫の掲載していた複数枚の写真の中に「情報セキュリティマネジメントブック」のあったため、彼に……というよりは、彼の持っていそうな知識・情報へと強く、強く惹かれたのだった。
私は元々かの懐かしきプライバシーマークのコンサルをフリーで請け負っていたし、それがISO27001(ISMS)へと流れていくのは至極当然の流れだった。

私には彼の写真が「提案」に見えていたのだ。

割愛し、夫との交際の始まったあの日 ”2020/02/28”

「ご飯食べに行かない?話したいこともあるし」
話したいこととは何であろうか?離婚歴があるのは知っている、私だってそう、何ならお互いさまだ。私はバツイチだ。それもとびきり濃いめのだ。

"話したいこと"が気になり上の空だったが、それでもそこから徒歩5分くらいの串揚げ屋についた。その時の夫は、何となく浮かないような表情をしていたような気がする。気の所為であってほしいと願う。

席へと案内され そろそろと席へ着く二人、まずは飲み物を。
ウィルキンソンの辛いジンジャエールがあったので二人ともそれにした。
それと串揚げの盛り合わせと単品をいくつか頼んだ。

ひとまず席も和んだところで夫が切り出してきた。

「あのさ、俺アルコール依存症なんだよね」

頭をかすめたのは酒ビンを片手に怒鳴りつけてくるクソオヤジ、酒乱、飲んべえ、だらしのない姿、不衛生、ダメ要素を全て煮詰めたようなイメージ。

違う、夫は違う。

4時間ほどの睡眠を除いたら、9~11時間が仕事。残りの全ての時間は常に新技術の習得ないし、GitHub上でApacheのコミッターもしている。まさに勤勉of勤勉、勤勉を絵に描いたような人だし、何なら年収1,000万プレイヤーだ。
 (GitHub:技術の公開サイト、コミッター:論文に喩えるなら査読者)

アルコール依存症はWHOの(世界保健機関)定めた行動障害、つまりは病気である、特定の行為・行動を自力では止められなくなる”病気”なのである。

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手洗いを何度も何度も、何時間も止められない患者さんの話はご存知であろうか? 一昔なら潔癖症、今で言えば「強迫性障害」の診断がつく。
これも、自力では”止められない病”なのである。

 お酒がやめられないのではなく、飲むという行為が止められない。

   「だらしがない、意志が弱い」

そんなんなんかじゃない。飲むという”行為”が止められなくなったがゆえに、自殺未遂・3回の入院歴、治療施設を経て~私との出会いにつながったわけなのだが……(ダルクは田代まさし氏で有名となった依存症の治療施設)

ダルク(DARC)とは、ドラッグ(DRUG=薬物)のD、アディクション(ADDICTION=嗜癖、病的依存)のA、リハビリテーション(Rihabilitation=回復)のR、センター(CENTER=施設、建物)のCからなる造語。

アルコールでなくとも依存は起こり得る。それが宗教だったり、マルチ販売のグループ員だったり。物質依存だってそう、水だって米だって何でもいい。それが時には違法薬物だったりしただけ、対象は本当に何でもいい。

すぐ、そこにあるもの。あなたの身近なヒトやモノ、それら全てが対象。
  誰にでも・明日にでも起こり得る病気で、完治がない

「そっか……辛かったでしょ?話してくれてありがとうね」
甲種の酒瓶が転がり父親と母親の怒鳴り合う声の絶えない家庭で育った私は、酒乱と飲んべえと依存症の違いを知っていた、くっきりとだ。
そのときの夫は、心なしか嬉しそうにしていたように思う。

それから夫はずっと話し続けた、お酒を飲む”行為”が止められず入院歴が3回あること、断酒に伴う「離脱※」が死を願うほどの苦しみだったこと。
措置入院になったこと、前の奥さんはアルコール依存症の診断がなされたときに全ての荷物をまとめ子どもたちを連れて出ていったこと。

「俺さ、下半身まる出しで外に突っ立ってたんだって」
「他の病気の患者さんで見たことあるよ」
「依存症って一生治らないんだって」
「私の喘息もそうだよ、大人になってからの発症だもん」
「前妻にキチガイだって言われたんだ」
「依存症はWHOの定める行動障害、つまりは病気なんだから文句はWHOに言えって(前妻さんに)言っといて」

夫は苦笑いをしていた。

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付き合う・付き合わないみたいな話しはなく、行きと同じく二人でてくてくと歩き、そこからほど近い夫の家へと行った。今度は手をつないで。

私に言わせれば40代にもなって持病の一つや二つ、持っていないほうがおかしいでしょ?夫の場合はそれがたまたまアルコール依存症だっただけで。

ー当時の夫のタイムスケジュールー

4:00 起床、メールチェック及びタスクの洗い出し
5:00 子どもたちの朝ごはん及びお弁当の支度×二人分
6:00 専業主婦の前妻及び子どもたちを起こして朝ごはんを食べさせる
7:00 自転車の前後に乗せて幼稚園への送り
8:00 通勤
9:00 始業

16:00 移動及び中抜けして子どもたちの迎え
17:00 前妻へ子どもたちをバトンタッチ
18:00 会社へ戻り仕事の続き
23:00 終業
24:00 終電で帰宅
ご飯は当然のように用意されていないか、あってもコレ

きゅうり

前妻の言い分としては帰宅してから自分で作れ、とのことらしい。
さすがに終電で帰ってきてくたくたの体で買ってくることも作ることもできず、子どもたちの残りかそれ以下を酒で流し込み空腹を紛らわせていた。

食いかけ

夫の前妻は専業主婦である、学生から結婚へとそのまま至り、社会経験を一切積むことなく家庭へと入った。
送り迎えまでする必要はなかったのではないか?と夫へ問うたところ、前妻の父は比較的時間のある自営業で、彼女の家庭では送り迎えはもちろん食事の支度、お弁当の用意などは全て前妻の父(以下、義父と呼称)がしていたらしい。
”うちのお父さんはしてくれてたよ?”が口ぐせで、会社員という働き方、事業部長という役職、客先訪問などの予定を伝えても、”やれて当たり前”としか思われず、言葉を尽くして説明しても、”うちの近所は(お迎え)みんなお父さんがやってるよ?”
……みんなではないです、せいぜい4,5人で自営業の方たちです…。

めざし

深夜に帰宅し、ご飯や味噌汁もなし、食えるものは本当にこれだけ。

彼女には彼女の育った家庭での価値観しか持ち合わせておらず、食に興味のない人だったので夫のいない夕食はだいたいお弁当を購入していたとのこと、子どもたちは二人で一つのお弁当を分け合っていたらしい。
1日1食で自分は(前妻)平気だし、それもお茶碗にちょこっとで平気なため、”一般的な食事”というものがわからないらしい。
放っておくと彼女は、幼稚園のお弁当に白米を詰めてふりかけだけ、など。
それでは子どもたちがあまりにも不憫なので朝ごはんとお弁当は夫が自主的に作っていたと。

「うちのお父さんはやってくれてたのに、なんで送り迎えできないの?」
「うちのお父さんは早く帰ってきてたのに、なんでこんなに遅いの?」
夫は未だにうなされている、夢の中で前妻から詰められる夢を見るそうだ。

仮に私が当時の関係者だとしていたら思わず言ってしまっていただろう
「うっせぇ!じゃあ、お前のお父さんと結婚しろよ!」ってね。

ー神奈川の病院:アルコール依存症ー

Mixiイベントに来ていた元嫁から告られ、お互いの元パートナーの愚痴で意気投合し付き合う
 →すぐ長男ができる
 →家を買う
 →車を買う
 →事業部を立ち上げる
 →長女が生まれた後、3児目を授かるが元嫁と産婦人科の初診に行き3児目
  を産む事、オレも仕事家事を頑張ることを誓う
  →2週間後育児疲れか、いつの間にか3児を堕胎される
   →後でそれを聞いて落胆する
 →3児の事が理由でレスになる
 →事業部を立上げ別会社に。収入が高くなるにつれて仕事の拘束時間が
  減るが部下のアフタフォローがすごく増える
 →アフタフォローに飲酒の機会が増え鬱気味になる
  →2週間休職。休職中酒が急に止まらなくなる
  →長男の貯金箱の小銭を取ってコンビニに行こうとしたら病院へ
   連れていかれ入院
  →入院中連絡とれず、一度だけ事務手続きに来るも「もう愛情は無い」
   と言われ病棟で自分が土下座をする
  →退院後も酒が止まらずどうしようもなくなる
   →家の調理種を飲んだらしく(記憶が無い)「あいつ終わったな」と
    連呼される ”夫のnoteより引用”

どうしようもなく酒が止められなくなり神奈川の病院に2ヶ月入院した。

「入院する前ってさ、どのくらいの期間 飲み続けてたの?」
「正直言うと覚えてない…仕事中も酒止められなくなって…休職して、休職中も酒止まんなくって…たぶん半年くらい飲み続けていたと思う…」

24時間×半年=3,420時間 文字通りに飲み続ける。
飲み続けているのではなく、一滴でもアルコールを口にしたら、一滴でも口にしたら、もはや自力ではどうにもならないのだ。 

そして、この状態を連続飲酒という。
飲まないと離脱※が出る、これが本当に苦しく、飲めば収まるので仕方なしに飲む、もうこの時点では飲みたくて飲むという自発的な飲酒ではない、苦しくて苦しくて仕方がないがための義務で作業なのだ。

「飲みだしたら止まらなくて糞尿垂れ流しになっちゃうんだけどいい?」
「亡くなったお父さんの看護で慣れてるからいいよ」(故実父はがん)
「居間で吐きながら飲み続けるハメになるけどいい?」
「ファブって掃除すりゃいいだけだよ、けど一応は自分でやってね?」

イネーブリング この場合はパートナーをイネーブラーと呼ぶことが多い
よかれと思ってすることが結果的に本人の自立を妨げる。この場合はアルコール依存症で糞尿垂れ流しにゲロまみれのままあえて放置し、本人が引き起こしたことであることを自覚させる。
先回って片付けたり、依存症者の起こしたトラブルに代理で頭を下げるなどの行為はNG、自分は依存症者であるという自覚が薄まってしまう。

ちょっと考えてもみてほしい。
平均的な成人男性が半年間の連続飲酒を続けるとどうなるのか。
風呂入っていない、ヒゲはボサボサ、髪の毛は脂ろうで固まり異臭を放つ、糞尿を垂れ流した状態で着替えも片付けせず、目は虚ろ、だらしなく開いたままの口からは先ほど飲んだばかりの酒がこぼれだし、酒をこぼしてしまったと思い床をすする。心神耗弱と言ってもいい、こんな状態でも酒だけは買いに行こうするし、意識も定かではないので、徘徊だ。

吐瀉物と排泄物を混ぜ合わせ半年かけて熟成させた動く汚物が、自宅だったり、ときには自宅近くを徘徊するのである。浮浪者やホームレスさん実は意外にキレイ好きのため、月に1回程度は入浴をする習慣がある。当時の夫は半年は入っていなかった、痩せこけて目だけが浮き出てギョロギョロとし、食事すら自力では摂取できずアバラの浮き出たようなカラダで、ぶつぶつとうわ言をつぶやき、それでもまだ、ただ酒を求めるのである。

嗜好品なんかじゃない、依存物質だ。
嘔吐:吐いてるんだから当然のことながら飲みたいのではない、むしろ飲みたくも視界に入れたくもない(二日酔い経験者の人はわかると思うけど)
意識は朦朧、排泄管理すら自力では不可能、継続で嘔吐し続けた経験のある人に伺いたいのだが、あの状態でまだ飲みたいと思いますか?ガッチガチの二日酔い。それが半年続き、それでも離脱※の辛さが勝るから飲み続けた。
  吐きながら飲み続けるってそういうこと、それも半年間。

夫のnoteからの引用
→2週間後育児疲れか、いつの間にか3児を堕胎される
   →後でそれを聞いて落胆する
 →3児の事が理由でレスになる

正しくはレスじゃなくてEDね、それも精神的なもの。
二人で婦人科へ行って、今の年収でやっていけるかなど内心では少々複雑ながらも3人目ができたことが本当に嬉しくて、今以上に家事を手伝うこと、今でこそ珍しくなくなったけれどリモートワークを駆使すれば仕事も何とかなるじゃん、事業部長だから権限はあるし!と思って職場や取引先にももう根回しを始めてたんだって。
そうしたらね、前妻さん、黙って堕ろしちゃってたんだって。一言も言わず。相談すらしてくれずに……夫、泣いたって言ってた。

私なんざ疑うことにかけてはプロだからね、他の男の子どもだったんじゃないかって疑心を抱いちゃうよ。だって夫の前々妻は(夫はバツ2)他人の男の子どもを3歳半くらいまで育てさせられてたんだもん。
詳しくは夫のnote【日々徒然】サレ男日記(自伝1)

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夫が日々子どもたちへ作ってあげていたご飯、きめ細やかな愛情が伝わる

「俺さ、依存症になったときに元嫁に頭を丸めさせられたんだよね。
 それと全身の毛を剃らされた、依存症になった俺が悪いんだって」
「は?シモの毛も脇毛も?何なら全身の毛も?」
「うん、俺が依存症になったのが悪いから償えって」
「土下座の件もそうだけど…あのさぁ……」

私の頭の中を強要罪とかパワハラ・モラハラなどの言葉が駆け巡った(土下座の強要は強要罪)坊主の強要もパワハラだし、罰としてやらせる場合は強要罪や傷害罪……、それに弁護士からの回答事案で見たことあるぞ?
ハラスメントってのはそもそもが嫌がらせ、意図的にやった嫌がらせだし
攻撃としての丸坊主にする・させるってのは立派な傷害罪だって。

「あと、身分証・財布・ケータイ、全部没収された。また酒買うからって…仕事で使うからどうしても返してくれって頼み込んでようやく返してもらえたんだけど、またすぐ没収された」
「あのね?モラハラの定義でね。社会との断絶ってのがあるんですよ…それでね?ケータイの没収って、それの最たるものなわけ。不法行為なの、相手方の、元奥さんの取った行為ってのはさ…」

私だったら確実に訴えてたと思う、そして勝ってた自信すらある。

「依存症は病気じゃないんだって、酒をやめられない俺が悪いんだって、機会飲酒や(飲み会や仕事上のお付き合い、取引の際の会食など)晩酌とか…
酒飲んできたから依存症になったんだって、俺の生活態度のせいだって…」
「あなた知ってるじゃない、人生で”初めて”口にしたほろよいで(アルコール度数3% かなり弱い分類に入るチューハイ)依存症になっちゃったAAの人」

AAとはアルコホーリクス・アノニマス-Alcoholics Anonymous-の略で、断酒のための自助グループ、他に薬物のNA、ギャンブルのGAなどがある。
夫は神奈川の病院を退院後、AAへ熱心に通い断酒を継続、ときおりスリップ(再飲酒)してしまうこともあったが着々と社会復帰への道筋を整えていた。

アルコール依存症になったあなたが全て悪い

アルコール依存症と引き換えにしても度重なる前妻からのハラスメント発言・行為だけで相殺以上のものがあると思う…前妻の不倫の自白もあるし

「俺さ、元嫁に全部持っていかれた財産分与も気にしてないし、むしろ子どもたちのために使われるんなら、それがいいと思ってる」
「大事にしたいわけでもないし、面会権が欲しいだけなんだよね、養育費だって払うし欠かさず払ってるし。ただ、調停や訴訟となったら確実に元嫁は機嫌を損ねるし、子どもたちに何かあるとは思いたくないし思ってない。
けどさ、元嫁の機嫌を損ねたら家庭内の雰囲気が悪くなる、つらい思いを子どもたちにさせたくない、本当にそれだけなんだよ……」

私は民事・刑事含めて3回くらい裁判の経験がある(ふっかける側だけど)
普段なら権利は権利だと暑苦しいくらいには主張をしまくり、その上で書類送付だとか容赦なく処置してると思う、この場合は夫の案件だけど。
調停の成り立ちそうな相手にはとても思えないし(前妻さん)、話の通じる気配なんてまるでない、まっすぐに面会権の裁判のほうがいいんだろうけど、言っちゃ悪いけどお願いだから病院行ってくれって感じの態度なんだよなぁ(前妻さん)理性的とは一番縁遠い言葉に思えるよ…。

もしも司法でアルコール依存症が正式に病気と認められたら…運良く当時の社長に発見されていなかったら重症の肺炎で死んでいた可能性のほうが高いし、そんな状態の夫を放置した前妻さんには悪意の遺棄が認められるんじゃ…、しかも前妻さん不倫してたんだよなぁ、あなたへの”罰”だって。

それでも世間や司法はアルコール依存症になった夫が悪いって言うのかな、生活態度が悪いから、今まで散々、機会飲酒や晩酌をしてきたからだって。
(機会飲酒:飲み会や仕事上の付き合い、プライベート含む)
機会飲酒のはずが、どうしようもなく止められなくなって仕事中にまで飲みだすようになった。人生で一度もお酒を口にしたことのなかった人が初めて口にしたほろよい一口で依存症へと陥った…これでも依存症の要因は、全てが生活態度と言えるのか?相手は依存物質だぞ?

断酒して2年も3年も経っている夫へ、未だ許していないと言い放つ前妻。
治療は、断酒、つまり一切のお酒を断つことが一番の予防と治療、次いで断酒を死ぬまで継続し続けること。
・お酒を物理的に飲めない体質にする抗酒剤※があります、断酒の補助としてあります。そもそもが行為障害なので抗酒剤を服用済みでもお酒を飲んでしまうことは多々あり”特定の行為”が止められない病なので、抗酒剤飲んだから無敵だぜやったー!ではなく、抗酒剤を飲んだから今日一日も断酒を続けようと意識し続けるんです。
飲酒の欲求・発作を起こさせなくする薬もあるにはあるのですが、夫には効果が薄く(当たり前にですが効果には個人差の伴うものです)
「依存症になったのはあなたが酒を飲んできたからだ」が先方の言い分、一度も飲んだことのなかった人ですら依存症にはなるんだぞ?どうしろと?

特定の病気を除いたら、病気の発症なんて自然発生しかないじゃない、病気は災害みたいなもんだよ、そう思う。
”あなたがこの病気になったのは絶対に○○のせいです!”なんて断言するヤツにろくなのいないからね、いるとしたらヤブ医者か偽医者、それか詐欺師だから(これホント)

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毎朝作っていたお弁当、見た目にも栄養バランスにも気を配られている。

存在すら知らなければ知ることもなく幸せに生きていけるものなのよ、人間って…とは言いつつも、数千年前のシュメール人は既に飲み始めていたっていうし(私は下戸なので存在がなくても平気)案外、業の深い飲み物なのかな、などと思ってもみたり。

正しいアタシ

下のお子さんが幼稚園に上がった頃、かねてより提案していた前妻へ対する就労・就労体験の事案がやっと通った。
勤務先は近場のドトールにした、働いてくれるのであれば何でもよかった。日々、子どもと向き合うだけの時間はしんどかろうと思っての提案だ。

解雇された。

何でも店長が不正を行っているのを発見したため弾劾したら解雇されたとのこと、それが、前妻こと(彼女)の言い分だ。
最初は何を言っているのかわからなかった、レジ金が合わない→店長が自腹を切って補充する→本社にはバレない、レジ金合わないはサービス業あるあるだけれども、見てみぬフリくらいしてやってくれよ。

彼女の悪いところは他にもスタッフのいる場所で糾弾したこと、せめてスタッフルームなどでマンツーマンなど時と場所を選ぶ必要がある。
でなければ、事情が事情と言えどパワハラ行為へ当たるのだ。
確かに彼女は正しい。彼女の言う通りそれが正義なのかもしれない。
レジ金を店長が自腹を切って補充するのは本社に対する背信行為だ。
だが、円滑に進む業務・日々というものに配慮がない。

夫はコネをはたいて彼女をトランスコスモスの子会社へ入れた。
幾分かの不安と自分へ近い業態・業種の企業で自分の仕事量を理解してくれることを願って。

ま、それは実らなかったんだけど。
同じ役職の部長の仕事ぶりはどうか?などと夫が聞いてみた。

「部長が会社のお金でハイスペックなゲーム用パソコン買ってた!?」

「あのさ、あそこの会社ってWEB案件も扱うから画像や動画素材用にハイエンドPCいるよね?、むしろ必須よね?咎めるようなことかなぁ…」
「彼女はさ、それをゲーム用のパソコンを買ってる、それも会社のお金で買っている!だから遊んでいる!みたいに判断したみたい、俺の紹介だから糾弾まではしなかったみたいだけど……」
「私も作業用にゲーミングPC持ってるのよね、ゲームはしないけど」
「スペック的に可用性は高いからね、むしろ持ってたほうが信頼できるよ」

彼女にしてはそのパートは続いた、週3の6時間勤務。至ってホワイト。
デスクワーク主体のその仕事は、洋服屋の接客バイトで癇癪を起こすような彼女にとっても渡りに船だったのかもしれない。

復職、そして1日たったの1,000円は交通費で消える

ほどなくして夫は復職した。相変わらず忙しい。忙しいことを忙しいと口にする人ではないが、精神的に堪えたのは前妻からの金銭的な”制裁”だった。
毎朝、1日1,000円だけ渡される、クレジットカードやキャッシュカードの一切合切は没収されたままだ。

自宅から職場までの片道が380円、往復で760円、残りは240円。昼食用にパンを買うことすらできなかった。
客先訪問の多いときは5軒を超える。何度も何度も部下に頭を下げ、交通費を払ってもらった、上司なのに。この生活が一年続いた。地獄だった。

「どうせお酒買うんでしょ!?って言われたら何も言えないけど、携帯の没収は辛かったかな、仕事で使うし。携帯を没収されるよりははるかにマシだから…って麻痺してたのかもしんない。その当時は……」

人は人、私は私…けれど意味がわからん

私事で恐縮だが、私の以前の婚歴は0歳時保育フルタイムだった、前夫・私のどちらの親も遠方のためワンオペ・フルタイム・家事育児付きのフルコンボ、当時はそれが普通だと思っていたし他に選択肢もなかったと思っている…けれど、なかなか寝つかない我が子を腕に抱き続けて腱鞘炎になり、慢性の睡眠不足も相まって何かをしてもらおうという判断力すら持ち得ていなかった。
子どもの泣き声で眠れないから部屋を別にしていいか?と元夫に言われたときはさすがに殺意を抱いたが、正直ちょっとくらいは…ちょっとくらいは手伝っても欲しかったし手伝ってくれてもバチは当たらなかったと思う、今の夫の献身ぶりを見ると本当にそう思う。

「俺さ、体力のあるほうがやるのが当たり前だし何ならやって当たり前だと思うし、リソース管理としても適分だと思うんだよね」

私の置かれた環境と比較してはいけないのであろうが、里帰り出産で産後は2ヶ月に1度は実家へ帰り、食事の支度は夫、上の子のお迎えこそお願いしたものの、夜ご飯だって夫が朝のうちに仕込んで温めればすぐに食べられるようにはしてある。

「あのさ、時短三種の神器はあったんでしょ?」
「もちろんあったよ、洗濯乾燥機・ルンバ・食洗機、、オートフライヤーに、あとは名前忘れちゃったけど材料を入れるだけで煮物から炊き込みご飯まで何でも作れる魔法の炊飯器、彼女に最高の環境を整えてあげたくて出て本当にすぐに買ったよ」

私の個人的な雑惑だが、彼女は育児に専念できていたと思う、否、育児”のみ”へ専念できていたと思う。
里帰り出産に2ヶ月に1度の帰省、実家へ帰っても子どもたちの面倒や食事の支度は全て義両親、彼女は転がっているだけ。
遅くに帰宅した夫、朝に夫が自分で仕込んでいた家族分の晩ごはん、その残り、運良く子どもたちの食べ残しが残っていればそれを食べ、空腹に耐えきれず棚へ入っていたジャムパン(90円)を食べたら猛烈に叱られた。

「子どもたちへ食べさせる分だったのに!!!」
謝ることしかできなかった、謝っても許してくれなかった、代わりを買ってくるからと言って許してくれるような相手ではないのだ。

惨めだった、平均的な成人男性と比べてもそれほど多い食事を摂っているわけでもない、空腹に耐えきれないから手に取ったジャムパン。そもそも1日1,000円しか渡されておらず、昼メシすら買えない、客先訪問への交通費と消え、会社の水道水をがぶ飲みして空腹を紛らわせた。

HALT~Hungry/Angry/Lonely/Tired~

Hungry:空腹
空腹になると、空腹を紛らわせるためにお酒を飲んでしまうため。他、違法薬物などの依存症にも同様のことが言える。
依存症者を生み出さない・再飲酒・再乱用を防ぐために避けねばならぬ環境要因の一つ。
Angry:怒り
爆発させた感情を忘れたい、この感情を抑えたい、忘れたいがゆえに飲酒・乱用への欲求となる。いわば発作を起こしやすくなる状態とも言える。空腹時に陥りやすいとも言われる、逆説的に満腹の人間は喧嘩をしない、これは(私の個人的に)真理だと思っている
Lonely:孤独
言わずもがな、誰でもいいわけではなく理解者のいない孤独さ・寂しさを紛らわせるために辛さから逃避するために飲酒・乱用を起こしてしまうため、依存症へ陥らないよう避けなければいけない重大な要素。
甘やかせという意味ではない。配慮をしつつも寄り添うことが肝心。
Tired:疲労
精神的な疲労や肉体的な疲労、そのどちらも再飲酒や乱用へ繋がりやすく、疲れを感じないカラダを求めた結果が依存症への入り口となる。
本人が疲れに対して鈍感・無頓着の場合も多く、過集中の傾向もある場合は、周囲が配慮しつつ、適度な休憩を促し挟ませることが望ましい。

「俺さ、怒りはなかったんだ。俺が依存症になったのが悪かったってずっと言い続けられていたし、怒りはなかったと言えば嘘になるけど、彼女が不倫をしたこと、不倫を始めてから子どもたちへ対しネグレクトを行ったこと。
どちらかと言えば、子どもたちに対してのことは、許したくなかった」

働けない?/働かない?

住宅ローン管理費諸々で月13マン近い支払いと上の子は小学生、下の子も幼稚園。働けない理由はないと思える。だが、彼女は……
「まだ子どもたちが小さいから、大きくなるまでは働くのはちょっと…」

いや、そうでもなくね? 世のシングルマザーに謝れと割と本気で思った。
いやいや、幼稚園費諸々含めても今生活するの厳しいですよね?けど、毎週末に、どこかしらのアドベンチャーワールドへ家族で行きたがるのあなたですよね?弁当作らなきゃ入園料と別途料金の各種乗り物代とメシ代含めて余裕で5マンはいきますよ?×3〜4でお察しいただける金額ですよね?
あぁいうとこはメシ代が高いから弁当持っていくのがデフォルトだし、それができないから反発を食らったのは当時デビューしたてのUSJだ。

夫がコネをフルに使い、何のキャリアもない彼女を受け入れさせたのはトランスコスモスの子会社だけだった。お膳立てしてからさらに彼女へ働くことを受け入れてもらうためだけに費やした時間は2週間余計にかかった。

私ね、前夫のときに「あなたが倒れたら私が稼ぐから」の一言で、前夫は会社を辞めたのね、ITがしんどいしんどいって言い続けていたし、もともとカラダの丈夫なほうじゃなかったから、なおさらにね。
俺もさ、毎月の収支を見せてはさ都度、彼女に働いてくれるよう説得はしてたんだ。けど、子どもがまだ小さいからいて一緒にいてあげたいんだって言われたら何も言えないよね。働いてくれないとキツイし無理だとも何度も伝えてたんだ、色んな手段でさ。
副業禁止だったけど寝る時間を削って副業もしたし、土日休みの空いているほうの日曜には単発で土建のバイトも入れてたよ。

バイトでもパートでも世の中はこんなにもJOBで溢れているというのになぜ?ドトールを解雇されたことが、彼女の自尊心を傷つけたのかな?
でも、私でも同じ判断をするかな。ミーティングルームやバックオフィスならまだしもお客さまのいるホール内での行為だとしたらパワハラどころか営業妨害だしね、法的にも物理的にも解雇のできない構造へなっている日本国内で発生した解雇ならば相応の理由が必要だし(仕事のできるできないは関係がなく「相応の事由」ならばお察しだ、解雇へ踏み切る事情が会社にもある)

ま、いいか。他人だし。

今は嫌でも働かねばならない状況+夫からの養育費で暮らしていけているようだし(夫は、子どもたちが貧乏していないかがすごく不安で心配)

アルコール依存症を理由とした離婚で面会権の要求は難しいですね、と大手から個人事務所の弁護士さん計4件には揃ってそう言われた。
前例主義(前例がないから)ただ、それだけ。裁判所とはそういう機構なのである、全てを前例になぞらえてアリかナシかをシステム的に処理をする。

たまに「戦う弁護士!」のようなキャッチフレーズでやたらとCMを流していた弁護士事務所が一時期あったが、あそこは実務やってないかんね。
任意整理みたいなアコギな商売かつ一過性の利益のみの企業なんて早々に潰れるし、債務超過でえらいことにもなっていたし所属弁護士たちは散り散りだし、けど何の実務もやっていないとなると士業でも、むしろ士業こそ単なる資格業扱いでバカ高い経費ばかりかかって使えないとみなされる。

今は不妊治療へ集中したいから、面会権の要求はいいんだ。たぶん、訴訟になるとも思うし都市をまたいだ調停や裁判はこっちも時間を取られるし費用も相応にかかるからね。
けど、彼女の不倫から3年経過しちゃったら時効になっちゃうよ?
いいよ、そんなこと。俺がしたいのは訴訟じゃなくて子どもたちと会いたいだけなんだけど、今は二人の生活があるし、何よりも大事で優先だからさ。

今からできる離婚準備という記事を書いてしまうくらいには私を怒らせ、私が離婚を考えるくらいには派手なケンカをした私たち。先々週。

ぶっちゃけ俺ね、年収1,000マン以上貰えててさらに残業もつくから、不妊治療だけへ専念してくれても全然問題ないんだ。けどさ、カラダを壊してからのブランクがあるの気にしてたじゃん?俺もそうだったし、働くことで自分への自信を取り戻したいって言ってた気持ち、俺もわかるし。だからこそ「一緒にリハビリして行こう」って付き合いたての頃に言ったじゃん。

夫は以前の会社をアルコール依存症で傷病休暇中だった、私は生活保護だった、出会ったのは手術から私がちょうど1,2ヶ月経過したばかりの頃で足も引きずっていた、夫は依存症治療施設のダルクを出たばかりの頃だった。

実父の看護/介護でフリーランスという働き方が徐々にできなくなり(父は末期のがんだった、納品まではなんとかこぎ着けても新規の案件まではとても手が回らない、毎日のように容態が変化し悪化していく父を見つめながら、私が飢えて先に死ぬか父が病気で先に死ぬかを本気で考えた)離職、ついで首に重度のヘルニアを患い、指先に力が入らず箸すら握れなかった。

私も障害もっちゃってるけどさ、「働けない」と「働かない」は違うよね。
そうだね、かなり違うと思うよ。俺たち社会へ属していないと生きられないもん、広義の意味ではコミュニティの生き物だと思うよ、男女問わずさ。

働けるカラダがあるなら働きたいよね

そんなことはさておき、夫の父が実に言いにくそうに連絡をしてきた。
今度小学校へ上がる下の娘用にランドセルが欲しい旨の連絡が前妻よりあったそうだ。「金だけ送ったわぁ、面倒くせぇもの」
※夫の父も肺がん今はStg.2 一時期はStg.4 決していい状態ではないので買って送ることがそもそもの行動として難しい。

確かにオヤジはさ、世間一般から見ても金あるほうだと思うよ?東北でも有数の予備校と学習塾の経営者だし。けどさ、離婚済みのしかも離婚を切り出してきた側の前妻から「孫なんだから」と言ってくるのは何かこう……
夫も同じ感想らしい、なのでまるで意味がわからない (不倫をしたのは前妻)

向こうの親御さんってお元気よね?
小さいけど土建の会社持ってるし、やってるよ、一人社長だけど。
お義母さんもフルタイムで郵便局へパート出てる。
なら、なおさら意味不明よね。

ちなみに、離婚時に持っていった夫の実印・夫名義の銀行口座関連一式、証券関連(これは勝手に売り払われた) 全額持っていったマンションの売却費用etc お金や他は別にいいとして、銀行口座だけは何度も返してくれるように言ってるんだけどなぁ……、夫が。
養育費の振り込み口座もこの口座のままなので、夫は夫名義の銀行口座へとお金を振り込むことになり。結果、夫の名義内でお金を回しているだけなので、養育費を払ったとは認められなくなるというリスクをはらんでいる。

銀行口座を止める・解約する。でその流れを断ち切ることは可能だが根本的な解決にはなっていない。「妻から+通帳を取り戻す」でご検索ください。

「口座を返して欲しい」「子どもたちが元気をしているかどうか写真だけでも送って欲しい」「psぢんtyんdるygy」←なんかLINEで怒鳴ってる

結局さぁ、俺が依存症で1年半くらい働けなかったんだけど、彼女はパートを週3から週4に増やしただけで俺には週5と言っておいてその日が不倫の日だったんだよね。
彼女どうやって食べていく気だったのかしら?
俺の傷病手当が月35出てたからね、それでかな?
いくらなんでもキツイわよね、支出を抑える努力の時期を超えて、増やしていかないといけない時期だったんじゃないかな。
そうしたらさ、知り合いだかなんかだっていうファイナンシャルプランナー呼んできたよ、俺に相談もなく。

そっちじゃねぇだろ

思わず地声でツッコんでしまった。財産分与も離婚時に勝手に持っていった口座の残金も別にいいよ(過度金額/使い込みの場合は返却義務がある)
けどさぁ、あぁもう面倒くさい、なんて面倒くさいオンナなんだ。

いつまで被害妄想入れてんだか、10年間愛されなかったから私は不倫へ走ったとか、あなたが依存症になったのが全て悪い、とかさ。
ごめん、前妻の話題になると私が具合悪くなるんだよ、嫌いすぎる属性のオンナってさ。はぁ?働いてカネを家に入れてから寝言は言えっての。

あーやだやだ……

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共感してあげられなくて、ごめんね。

私にはヘルニア以外にも持病がある、呼吸器疾患だ。呼吸器疾患の一番恐ろしいところは「喋ることが不可能なので、救急車を呼びたくとも呼べないこと(声が出せない)」、住所を含め名前すら口にすることのかなわない患者さんは、そのまま死んでいくことしかできない、今回のコロナだってそうだ。

そういったわけで、私には飲みたくなくとも飲まなければいけない薬が複数種ある、各種抗ヒスタミン剤、ステロイド、気管支拡張剤(副作用がキツイ)
薬を飲まなければ物理的に死ぬしかない、がん患者さんだってそう(同列にしてごめんね)、依存症が"そういう病気"だとわかってはいても、飲みたくて飲んでいる薬じゃないんだよ、副作用だってキツイし、ステロイドは妊娠中の禁忌なんだよ……、鎮痛剤に抗不安剤"のみ"を選んで、時には好んで飲んでいるようにしか、傍から見るとそうとしか思えないからだ。

私は飲まないと物理的に死ぬ、夫は精神的に死んでしまうから飲んでいる。ただ、それだけの違いなのに、より好みをして、楽になる薬を選んで飲んでいるようにしか思えないからだ。 共感してあげられなくて、ごめんね。

特に、気管支拡張剤なんかは定期的に血液検査を受け中毒になっていないかを調べる、心臓へ負荷のかかる薬のため、最悪は心不全を起こして死ぬ。
抗不安薬や鎮痛剤は、飲まなくても物理的(すぐには)死なないでしょ?
私の言い分はそう、だってあなたは気管支拡張剤のODはしないじゃない、飲んだことすらないし、飲もうとしたことすらない。
積極的に自分が「気持ちよくなる」薬"だけ"を選んで飲んでいるじゃない、ちょっとはガマンしろ、こちとら好きで飲んでいるわけじゃないんだ。
そう思ってしまう、体調の悪いときは、とくに。

あなたには生理がこないんだからコンスタントに鎮痛剤を飲む必要はないでしょ?「頭がふわっとなるから飲んでいる」と語る夫へ、共感してあげられなくてごめんね、という想いもある。
私たち女性は日常生活や仕事に支障があるため「仕方なく」飲んでいる。
夫にも手術不適応レベルのヘルニアがある、頚椎と腰椎だ。痛み止めを欲する/欲したい気持ちもわかる。
ヘルニアの痛みには、NsAIDs(非ステロイド消炎鎮痛薬)ロキソニンやボルタレンがあまり効果のないことも知っている。プレドニン(ステロイド)、トラムセットなどのオピオイド系、リリカなどのα2δリガンドなどだ。

本当は薬品名を出すのもイヤだ、特にリリカは依存症患者さんの多い薬で、ご多分に漏れず夫もそう。安易に処方する医師や医療機関もキライだ。

「運動器のトラブルは(可能な限り)リハビリで治す。薬はその補助」
要約すると、痛みあるかもしれへんけど、ちょっとはガマンしてリハビリせえや論である。とかく、天気が悪くてヘルニアが痛むから市販薬を飲む(イブプロフェンやアセトアミノフェン)頭痛が痛む←笑、から、市販薬を飲む。
飲むという"行為"の対象が鎮痛剤と抗不安剤に置き換わっただけ、依存症を止める、治すためには新たな依存対象を作り依存を分散させるといい、なんて説まである。(否定的ではないが、依存対象のコントロールはしたい私)

ヘルニアで手術まで受けた身として、そして主治医による説明によるとステロイドには依存性がない、というのがプロの見解(依存は存在しないと思う)
いつまでもグダグダ市販薬を飲んでいないで、痛みに対する根本的な治療を受けろ、というのが私の言い分。ステロイドをじゃぶじゃぶボリボリ貪る患者さんを見たことがないから言えるのだが、ひょっとしたらいるかもしれない(気管支拡張剤と同じく、副作用がキツイからまずもっていないと思う)

へぇ……副作用のキツイ薬は好んで飲まないんだぁ…と持病持ちとして思ってしまう側面も少しは理解して欲しい、好きで抗がん剤を服用して依存症へなる患者さんはいないのだから(出してもらえないけどね、適応ないから)

一応の、私たち夫婦の中にも線引きというか最低限のガイドラインはあって「連続飲酒が出たら何があっても入院させる」、コンティンジェンシープランの一つとも言えるが懸念材料として夫へ発生している「デパス依存」だ。

本人も自覚はしている様子で「離脱かもしんない」とボリボリむしゃむしゃが始まるが、あえて止めはしてないし、しない。線引きを見極めるために。
夫は昨年SIer最大手へ転職し数十億の案件を転がして「当たり前な」世界へといる、数億の案件ならば「数億程度」と言われてしまう領域だ。

ストレス度合いもよくわかる。夫の上司が本当優れ、心持ちのよくできた方なので、「とりあえず、うちで1回でいいから、案件を転がす経験を得て、うち流に馴染んでね」との、ご配慮だ。夫としても期待へ答えたい。そして…

めでたく今月受注が決定し、夫が主体となって取りへ行った初めての案件のため、これからはベンダの選定から管理へと忙しい(人道的を超えた)日々が始まる、数十億"程度"を一人で回せて(プロジェクトマネージャ※PM)当たり前、なんならようやっと一人前の世界へ「ようこそ」、だ。

フラストレーションの行き場と依存先がデパス、夫の求めるベンゾジアゼピンの処方量が(睡眠薬を含む)保険の限界を超え、自費診療となった。
さすがに本人も「高っ!!!」となり、予算の範囲内に留めたようだが、年収だけなら夫単体で1,200マンほどはある(しかも残業代は別途、超ホワイト)買おうと思ったら買える、依存症患者さんはカネがなくとも手に入れようとするし、何なら持っている人物からの強奪/調剤薬局からの窃盗を辞さない可能性のあること(欲求が行き過ぎたゆえの探索行動と言います)
それらを含め、家族として分水域を見極め、断薬/減薬へと導くこと。

夫にとって、ベンゾが手に入らないことは問題ではあるが、依存症ゆえにボリボリ貪ることは「行為が止められない」という障害の特性のため、夫本人が問題視しない/できないことに、依存症の怖さがある。
理由があれば飲む、理由がなくとも飲む、依存症とはそういう病気であり、アルコールがベンゾに入れ替わっただけ、飲んだ回数や量なんて覚えていない、気がついたらなくなっていて診察を受け「ベンゾを出してください」と主治医へ伝えるだけのBotである。
今は医師・医療機関を通さなければ体裁上、ベンゾジアゼピンは手に入らなくはなっている、個人輸入が不可能になっただけとも言えるが、ネットという広大な海を泳げば手に入ってしまう可能性は高い。

「さぁ、どうする?私」 現実は待ってはくれないぞ?

「必要だから」と言われれば止める術はない、物理的な隔離でもしなければ(例:何をどうしてもお酒や薬の手に入らない環境下へ置く、田代まさしで有名になったDARC-ダルク-、ないし、依存症を専門とする病院への入院)

ダルクに関しては両論あるが「そうでもしないと止められない」、特に薬物依存治療施設へと入所していた夫はダルクに対し、否定的である。気持ちはわかる、けどそのくらいこっちも非情にならざるを得ない病気なんだよ…と
(ちなみに夫はダルクから脱走してきた経緯がある、しかも計画的に)

夫の脱走へ協力してくれた、こーちゃんと夫の師匠への感謝の気持ちもある、二人が行動を起こしてくれなかったら私は夫と出逢うことなく結婚すらしない人生を送っていただろうから。

専門ではない医療施設・クリニックを選んだ私、私たちにも責任はある。
精神科医にだって、得意/不得意領域は、「当たり前に」あるのだから。
アルコール依存症の既往歴が(継続)あるのであらば、どれほど患者から求められても主治医は処方すべきではなかったのだ、「デパス」を。

患者の求める薬を欲しがるだけ与える医師と、服用を止められない患者。
医療のフリーアクセス制度を責めても仕方がない、欲しい薬がもらえなければ「病院を変えるだけ」、個の行動に制限を設けても意味がないのだ。
※現状のコロナ禍でも行政の言うこときかないやつは山ほどいるからね。

飽きちゃったんだよね。

AAや(アルコール依存症の自助グループ)、NAの(薬物依存の自助グループ)人たちって、働けていないし、生活保護受給者さんのほうが多いし、働きながら、依存と向き合い付き合っていっている人なんて誰ひとりいなくて、わかりあえないから……。
夫の言い分にも一理ある、同じような立ち位置/立場の状況・環境下の人間のほうが(個)シンパシーの湧きやすい。
名前出しちゃって恐縮なんだけど、ZIGGYの森繁さんは、夫とAAで繋がり、スポンシー・スポンサーの関係だ。
(実は私もご挨拶させていただいたことがある)
アルコール依存症をカムアウトされた有名人・芸能人として先駆者の森繁さんが夫を依存症からの回復へと教え、諭していき、リードする。これがスポンシー/スポンサーの関係(実際はもう少しややこしいがあえて簡略化する)

この場合は、森繁さんがスポンサーで、先駆者として悩みを共有しつつ、夫は森繁さんへ相談しつつ、時には支え合い、知識を共有していく、相談のレベルは家庭や周囲の友人、時には職場などへ「どこまでカムアウトするか」などの複雑な人間関係へまで言及する。そして「家族や友人たちへ、今後どう接し、どのタイミングで許しを請い」などと、かなり具現化されてある。

>>どのタイミングで許しを請い

正直、驚いた。そこまで設計しなければアルコール依存症と家族や友人たちとの関係は修復不可能なのか、と。

否定的ではないがAAやNAに対し私がいいイメージを抱いていないのは「キリスト教由来」だからである。ハイヤーパワーを信じなさい的な、見えざる大いなるチカラによって依存症は止まる、委ねなさい、と。
依存症患者さんあるある的な裏話であれば、何がきっかけかはわからないが依存症の行為が、ある日とつぜん止まることがある(全員ではない)
それがハイヤーパワーであって、自分が依存物質へ対し無力であることを認めること、受け入れること(受容)
……受容へ対する教えは理にかなってもいるし、障害や病気へ対する本人のみならず、周囲、家族に対しても受容は(受け入れること)大切だ。
でも、ごめん。マイナスイオンとか私見えないんだよね、近視だから。

夫自身は母(故人)含め姉1が(私からすると天敵の小姑)プロテスタントという環境ゆえに割とすぐ順応したらしい、仏教神道の合わせ技、保育園はカソリックという日本人あるあるテイスト満載の私には理解し得ないし、したいとも思えない、生涯を通して積極的に触れていくこともないであろう。

ハナシが逸れてしまい恐縮だが、夫の姉は盲信と狂信。ウチの子どもの白血病が治ったのは熱心に教会へ通ったおかげ、だからあなたも(夫)信じなさいと押しつけてくる系である、それも「善意で」
この辺りはTwitterで愚痴ったので割愛する、HELLSINGのアンデルセン神父は自身が狂信者を名乗っているし、狂信者の自覚もあるので好ましい。
職業なら仕方がない、食い扶持を得るためのビジネス宗教だもの。多くの信徒・弟子を(被扶養者)抱える身の上ならば、文字通りに命を賭してアーカードのダンナと対峙もするさ、被扶養者という庇護対象が大勢いるんだもの。

趣味/特技が、宗教の方は…ご遠慮願いたい

夫の姉が(カナダ在住)、夫をプロテスタントへと改宗させるため"だけ"に日本を何度も訪れ滞在した経緯も含め、次のターゲットは妻である私かな?と。
うっせぇ、プロの現代っ子氷河期世代なめんな、元外資医療機メーカー出身の私から言わせると現代医療を否定する輩がいたら片っ端から新型MRIの機体テストへ押し込んでやる!!!治りはしないがな、自分の脳みそを多次元多角スライスでしっかりと確かめやがれ、こんにゃろう。である。

さて、ハナシを戻そう。
つい今朝方、このnoteを読んだ夫と話し合ったばかりではあるが、平日の心理的負担とこの先に私が夫へ与えるであろう、依存症の治療。
とくに依存物質との「隔離」へ対し、夫から心理的拒否反応の出ている模様、朝からずぅっと寝ている、今はお昼の13:53。
夫は、相談相手の森繁さんが滑ったことで(依存症用語でスリップ、再飲酒)相談する気になれないらしい、森繁さん自身がお忙しいこと。そして再飲酒の真っ最中に、連続飲酒一歩手前で、ご家族との関係も危ういとのことで話せずにいるらしい、そしてAAやNAには社会からのドロップアウト勢しかいないためオンラインと言えど通う気にはなれないらしい。

 好きで社会からドロップアウトする/したヒトなんていないんだよ。

夫もそれは理解はしているし、できている。
私自身が介護離職による貧困へと陥り、長年の蓄積疲労による頚椎椎間板ヘルニアによる1年寝たきり、1年リハビリ、その間に生活保護という福祉に、社会に、「生かされてもらって」きたからだ。
そんな私を、元生活保護受給者というだけで「落ちるところまで落ちた」と社会、そして健常者は思うであろうし、言うであろう。
生活保護がどれほど惨めかなんて、体験でもしなければ共感なんてし得ない。私はそう思っている。

夫自身、ダルクへいた半年間がいかに辛かったかを話すときなど、お互いがお互いに辛かったことを共有している……つもりではある。

夫とはまだちゃんと話せていない(昨日/今日含めて)
これから、人生を諦めていない、元ホワイトカラーのヒトをAAで探し直して社会ドロップアウトへと陥った理由を再度、尋ねてみてもいいんじゃない?
森繁さんにだって遠慮する必要もないと思うけどな、夫自身が積極的ではないのでゆっくりぃな、減薬に賛成派の精神科Dr.だっているわけだし。
(この場合は診察ではなく"医療相談" 相談なので、診察とはかなり違い、30分ほどの枠もいただける、費用は別途、そんなに高くもない)

ベンゾを、夫自身が減らす必要も辞める必要もないと思っているのであれば別に構わないし、ベンゾによる離脱の軽減(特にデパス)そのためにアルコールへと依存し、アルコール依存症になったと言うのであらば危機意識は持って欲しいし、問題提起を"誰が"起こして"誰が"(私ないし夫)行動するのか、それは今後の課題。問題を見ないフリ、いつまでも先送りにしておいても仕方のないことだし、「一定期間」は様子見。
「ほかっとこ」「ほかる」
放っておく、寝かせておくという意味。無視ではなく、愛知・岐阜・山梨・静岡あたりで使われる方言で、言葉がふんわりしていてゴロがいいので、特に私や夫の生まれ育った東北では存在し得ない、優しさとまろやかさを含んだこの言葉を使わせてもらおう、ほかっとくね。

個々に於ける失望と理由とその度合い

夫が前妻へ、「子どもたちもお腹が空いているし俺もくたくただから何か2〜3品を作って欲しい」とオーダーした際に、野菜炒め一品しか出てこずにがっかりを通り越し、失望したことがあると言ってきた。
冷凍食品の買い置きだってあるし、レンジと並行して作業すれば2〜3品なんてあっと言うまでしょ?というのが夫の言い分であるが……
いやいや、そこはバイトだったりとかで、厨房へ立ったりの経験のない人には無理な領域だよ、が私の言い分。

だってさ、前妻の実家ではさ義父や義母が積極的にかいがいしく世話を焼き、全てをお膳立て"済み"された環境で育ってきたわけでしょう?
要はさ、家事を教える/覚えられる環境を与えてもらってなかったんだよ、周囲が全て先回りして彼女から奪ってきちゃっていたわけだからさ。

で、人間が空腹時にイライラせずに待っていられる限界が10分だって私たちの業界では(ファミレスチェーン)言われているし、統計だって取ってるのよ。
ちなみに10分を超えてお料理を提供した場合「遅延率」といいPOSと連動してリアルタイムに本社へと伝えられ、「事故扱い」となる、処罰も厳しい。
冷凍食品のレンジ時間は平均して5〜6分、長くて7〜8分、そしてそれを家族4人分を温めるとなると何分かかる?(冷凍食品のみでは10分を超過すると言いたい) それを2袋3袋は当たり前に温めなきゃいけないよね?
そもそも彼女は、動線の設計からリソースの把握などの訓練も経験も積んできてはおらず、まず最初に短時間モードでご飯を炊くか予め炊いておく、並行してレンジアップを行い、コンロで何か一品を作る。
こういった手順がインプットされていなかったわけでしょう?

この場合の最適解は「お弁当を家族分買ってきて欲しい」のオーダーが最適解だと思ってるけどね、もしくは出前館等の配達は当時既にあったわけだしね(非アプリ、アプリ化される前、WEBサイトからの注文時代)
この場合、なぜ20分〜40分「待てる」かと言うと「家族みんなで選ぶ楽しみ」「届くまでの楽しみ」「届いてから梱包を開くまでの楽しみ」が凝縮されているから待てるのであって、ささっと何か作って欲しいに関しては「やれて当たり前」と考えてはいけないという鉄則がある。

「一品だけでも作ってくれてありがとう」と言えなかった夫にも問題はあるし、彼女の稼働可能な工数の把握ができていなかった夫へ問題がある。
彼女へ訓練よろしく一緒に台所へ立ち、こういう立ち回りをすると効率よくご飯が作れるよ、の教育の訓練や教育を施してこなかったご実家にも夫にも問題はあるので、そこを責める必要性も権利すらも持ち得ていないのは、環境という名の周囲なのである(夫にも仕事はあっただろうけれど、教育を施しながら前妻の成長を【気長に】待つことをしなかったのが要因)

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夫ともみ合いになった際に古武術師範の夫より受けた暴力による怪我

Three Strikes And You Are Out

直訳すると三振法(Three-strikes law)、アメリカに導入されている刑法で、重罪の前科が2回以上ある者が3度目の有罪判決をうけた場合、その者は犯した罪の種類にかかわらず終身刑となるという立法であったことから、野球の三振になぞらえて「Three-strikes law」の名がついた。※州でそれぞれ違う

三度目の犯罪は、微罪と言えども(万引きだろうが軽微な窃盗だろうと)終身刑、いくらなんでも厳しすぎるとの意見はあるが、私個人としてはかなりの賛成派だ。犯罪に対する強烈で強固な抑止力がある、緩和条件もある。

夫へ常々私から言っていることがある、「それ、2回めだから」
ちなみに3回めになったら容赦なく離婚届へサインしてもらうし、夫の同意がなくとも別居/離婚訴訟待ったなしプランである。
お互い業務に於ける密度はあれど8時間という勤務時間/稼働という意味ではフェアである、体力値の低い私に対してハンデすら欲しいくらいだ。

仕事が終わったら"即"ゲームは禁止、まず私は「そう告げた」
せめて最低限、ゴミをまとめる、調理を手伝うなどを洗濯機を回している間へ行い、一緒に夕食をとってから一緒に洗濯物を干す。これら一連の行程を完了してからならば、ゲームを長時間でなければやってもいいよ、とも。
※家事は、一緒にやらないと夫はエンドレスにゲームへ逃避するからだ

誰のせいだと思ってんだよ

疲れが溜まってくると、この言葉が頭へと浮かぶ。夫の前では可能な限りの、ソンナコトナイヨの演技全開、タスクへ集中しているフリ。
そもそも論で「うちの嫁なんもしねぇ」と言い放ちやがったのは夫だ。
誰のせいでクソ男前な坊主頭へ私がなっているのか、引っ越し日程と被りまくるくらい転職活動を私がしているのか、そもそも引っ越しをする理由は…
全て夫のせいです、金銭管理を任せていたら概算で360万ほどの使い込みが発生しましたよ。それでなくとも知人より総額70万は借りてるじゃねーか。
※夫の父からは今回40万をお送りいただき、生活を立て直すようにと…。

何かをしてと言うのはとても疲れると、妻はよく言っていた。だから何かを言われた時、「わかった」と答えてそれをきちんとやるのが、できる人間だ。だけど僕はいつもこう言っていた。「何をしてほしいか言ってくれれば、喜んでやるよ」
だけど妻は僕の母親にはなりたくなかったのだ。
そうではなくパートナーでありたかった。頭脳や学習能力を使って、生活や家庭を上手に管理してほしいと思っていた。
何をすべきかを自分で考え、工夫してほしかったのだ。
ー食器を流しに置きっぱなしにしたら、妻が出て行った。ーより、引用


夫も、今でこそ積極的に洗い物もゴミ出しもやってくれるようにはなったけど(ゴミ出しにいたってはリマインダー登録までしてる、察して行動するのが酷く苦手だと言っていたのでタスクとして処理するようにしたらしい)

ぶっちゃけ転職活動自体はどうでもよかった、転職市場からフィードバックされる手応えが私を奮起させた、自信も徐々に取り戻しつつある。その分、疲れも何もかもが溜まるけれど、やる価値はあったとも思っている。

「春先になったら体外受精にチャレンジしようね」

夫はそう言っていた、無論過去形だ。する暇も余裕もカネもない。完全なタスク縛りの現状だ。夫は妊孕率の低いこの私との子どもを欲しがっていた。
当初は4月、伸びて6月、そして次が6/30のボーナスが出てから…延期に延期を重ねた理由が、夫の浪費だからである(ゲームへの課金)

「次から不妊治療しよう?」
「どこにそんなカネあんの?少なくとも体外受精が6回できるだけの額をつぎ込んでおいてさ、子どもが私立へ生きたいと言い出したら1年分の学費だよ?私だけに迷惑をかけるならまだ許せるけどさ、子どもが欲しいって言い出したのはあなたよ?未来の子どもに対して申し訳ないとは思わないの?」
「あなたの喜ぶことなんて何一つしてあげたくないと思ったから髪をズタズタに切り落としたのよ、不妊治療なんてもちろんしてあげない。少なくとも私の気が晴れてもう一度、髪が伸び切るまでは。」
私はそう誓った、少なくとも弁護士の受任するその一歩手前くらいには。。

コツコツ転職活動進めて出てっちゃうのかと思った。

直前まで素振りを見せずに実行するのが私の特技だ。置いて行かれたほうは「???」となる、言うのも説明するのも疲れるし、気が滅入るからだ。
出ていくときは夫がたまの出勤などで留守にしているタイミングでスーツケースへ最低限の荷物とノートPCを持って安ホテルへいったん避難、その後部屋を借り、弁護士から夫へ一時的な退去命令を出してもらい(離婚や別居の際にはそういった夫追い出し期間を設けてくれる、最長で2ヶ月だったかな?)
その間に荷物という荷物の全ての運び出しを済ませ、住民票の非開示請求を出すのである(夫が私の住居/住所を追えないように ※個人でできます)

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ちなみに重症なのは私の頚椎のほうで、握力の急激な低下や麻痺等が再発・重症化しているため精密検査にて確定診断を受ける。2019/12/22に手術を受けたばかりの私の頚椎損傷は本来無理をしてはいけないカラダだったのだ。

「”今は”出ていかないだけよ"」 
そう告げて絶望させてやりたい…と
前置きはここまで、夫がプレステへ月34万、法人カードより使い込み、エポスカードからは24万の請求、他にソシャゲのJOJOへd払いで毎月10万円の課金・使い込み・浪費…うちは、残業ないと手取り52万なんですけど……、もちろん預貯金も投資も全て引き上げ全額課金、昨年に私が夫へ全額渡した給付金10万とスポット案件で貰った33万も全て夫へ渡してあった。
前妻・全前妻の頃は金銭管理を全て自分がやっていたから自慢気に語る夫を信じてしまったからだ。今になってからわかるようになったこともある。

音の言い分では、前妻も全前妻も不倫をしたからだと言っていたが、全ては夫の浪費や、見るからにわかる夫の嘘がイヤになり、不倫へと走ったのだ。
お気持ち…お察しします、全ての原因/要因は夫へあるのに別れない・別れたくないとしか言わないからですよね……酒は飲めずとも酌み交わしたいレベルだ。全ては、元ないし現夫に対する、強い不満を共有したいがためだ。

私は割と本気で、夫と結婚している理由を失っていたとも思う

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夫への愚痴はさておき、使い込みの金額の返済方法(標準給与からは一切補填とみなさまい、全て残業ないし副業で補填すること、360万を)、他、万が一、離婚や別居になった際の婚姻費用の費用(私用の住居の初期費用等) 他、慰謝料と使い込みを財産分与と見なし支払っていく内容を公正証書(案)として盛り込んだ。もしかしたら慰謝料と混みになるかもしれないが、カネはカネだ。これは夫に借金があろうが生活が苦しかろうと払わなければならない、金額費用なのである (裁判所から命令も出る)

面会権と鼻で笑ってしまうような離婚協議書

前妻が行政書士へと依頼して作成したもののようだが、鼻で笑ってしまった。公正証書と違い離婚協議書への記載は自由であるものの、物理的不可能な内容記載のオンパレードで「この子、頭アレなんちゃうかな?」と首をかしげてしまうような内容である、要するに障害者の方へ足を引きずるなと誓わせるに近しい内容であり、引き受けた行政書士も相当アレかと思われる。
行政書士名が入っていたとしても「公正証書ではない」ため、何の法的拘束力もないのである……つまりはカネの払い損だね!やったね!前妻ちゃん!

…とまぁ、夫も夫で欠かさず養育費を1年間継続して支払ってきてきている実績もある……にも関わらず、子どもたちの写真1枚すら送ってよこさない。
弁護士へはとうとう依頼した、交渉を得意としこじれを丸めてくださる系の弁護士さんらしい(私の依頼することの多いのはかなりの慰謝料ガツガツ系)

前妻の言い分では「アルコール依存症になったあなたが全て悪い、反省しろ※原文まま」 WHO認定の行動障害という名の障害者に「〜」をするな、と命令するのは不可能だし、そもそも無理だし。私の場合は夫のゲーム・課金依存の酷かったため、夫の周囲でカネ貸してくれそうな人には夫へ貸さないよう言ってまわり、クレジットカード及びキャッシュカードは私の預かりとし、"毎日"  残額を見せて回るようにすることで微課金まで落ち着いた。

私のキャッシュカードと交換したことで、夫は、1ヶ月をたったこれだけの金額で私は過ごしていたのかと、夫なりに感じたこともあるのであろう。

「苦労、かけてホントにごめんね」

それまでは「使ってしまったもんは仕方がないだろ!」などの開き直りのオンパレードで、二言目には「こんなに毎日細かな使途不明金で責められるくらいなら親父から金借りてでも離婚する!」…と、日々こんな感じだった。

私は夫の使い込みの概算を360万と仮定し、夫は220万と見積もっている。
夫なりに少なく見積もりたい気持ちも理解はできるけれど、調停や裁判の場で開示しなきゃならなくなるのはあなたの側だよ?

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たかだか2日で24万近く使い込まれてるなんて誰が思います?
私は投資で溶かしたお金については怒らないタチなんだけど、これは違う。

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エポスカードだけでこんくらい、そしてキャリア決済(d払いが)毎月10万

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同日だけで既に2万は課金されていることがわかる…そして極めつけはこれ。

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我が家の手取りは残業がないと52万なのですが………
夫の取ってきた案件2つが評価され今月末のボーナス算定が2.75ヶ月へ決定した、ひとまずの安心だ。会社から工数も出ているのでちょこちょこと残業もできるようになってきている(20時間=単価約20万)

このまま浪費が(課金)爆発しなければ、不妊治療や結婚式などへの目処も立ち始めている、けれど失われた時間は返ってはこない。そういう意味では、給与は平均でいいから家事を折半してくれて浪費をしない相手を選べばよかったと、本気で思い詰める日もある……出会わなきゃよかった……たまに、
本気でそう思うこともある、要は「失われた時間に対する後悔」である。

今現在、夫口座の残額は23万、ここから法人カードの15万が引かれて残すは8万で、夫へ渡してある私のキャッシュカードには47000、合わせて¥127,000だけで6/25まで過ごさねばならないのである。
残すはエポスの12万が6/28へ引き落とし。※夫の父からの送金はふだん使わない口座へ寝かせてあり、可能な限り手をつけたくない。

えーっと、最近夫のタバコの本数が増えたので3.5万、食費が3.6万、残りはざっくり5万だが私の医療費が正直キツイ…(とくに喘息、1万はかかる)
+全額負担の第三者行為による医療費…先に挙げた夫のDVで頚椎逝った。

元々私は頚椎手術の既往歴があり、今回の夫の行為により、4,5,6,固定(前回手術)、2,3番新規のズレとの見立て。前回術後のリハビリでは25kgあった握力も10kg→4or5kgと検査の度に減りつつある、割りと危険な徴候らしい。
再手術の可能性もあるらしい、私自身は再手術をは受ける気はないが、せめて今回の第三者行為のよる医療費は分割で支払わせてくれないかな…
病院さん、すみません、本気でお願いします m(_ _)m💦

+¥52,0000(給与6/25)
−¥12,0000(エポス)
−¥10,0000(家賃)
  −¥64,000(Paidy 後払い)
  −¥50,000(養育費)
  −¥20,000(通信・携帯代×2)
  −¥20,000(新規で見つかった借金の支払い7/1から)
残りの14.6万で7月まるまるを過ごさねばならない。

  −¥90,000(他にもちょこちょこと払っている借金+エポスの分割)
これらが来月から支払わなければならない総額……それに、家賃10万と養育費5万で約14万が最低でも支払っていかねばならない金額なので、本当にマシな生活ができるようになるのは……来年の4月かな?……疲れた……

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6月末に入る夫のボーナス2.75ヶ月(143万)のうち、0.75を(40万くらい)使い込みへの補填とし預金、不妊治療が60万円、残り43万。うち15万を7月の連休へ今までの分の埋め合わせにどっかへ連れてけと、近場の温泉旅館を予約した(ざっくり交通費込みでこんくらい)
一応夫への小遣いとしてボーナスから夫へ7万(投資とゲーム代含む)私へは3万(前から欲しいスニーカーがあった)渡すつもりだ。残りはマジ預金。
この時点でボーナスの残金は18万そこから夫へのプレゼント代↓
ちなみに6/23、夫の誕生日には299.99ドル(約32,100円)のモトローラ製、MOTO360というビジネス風デザインのスマートウォッチが予定されている※近日公開予定

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スペック厨の夫もSnapdragon(通称スナドラかなりヤヴァいプロセッサ)

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搭載のためご機嫌&お気に入りらしい(国外発送便だから手数料他含めて3.5万しないくらいかなぁ……) で、ボーナスの残金は14.5万となるのだが、投資へ回すか、全額を預金するか、生活費への補填にするかは思案中……
家族へ、なにかあったとき用として最低キャッシュで200万は貯めておきたいというのが家計を預かるものとしての心情であろう。

こんにちは、ひっぴーです。 夫は今、前妻さんとの間のお子さんとの面会権を求めていますが、アルコール依存症の時点で難しいでしょうと複数の弁護士から言われました。 酒乱・暴力ではありません。連続飲酒が止まらなかっただけです。 WHOの定めた正式な行動障害、つまりは病気なんです。