見出し画像

退院翌日から家事と仕事は大丈夫?〜私、甲状腺癌なんだって

病院での説明によると、退院したら翌日からデスクワークは可能とのこと。本当に仕事復帰できるんでしょうか?
税理士である私(50代女)が甲状腺摘出手術し、日常生活&仕事復帰するお話です。

犬の散歩

まず、問題になったのが犬の散歩。
朝晩、犬の散歩をするのが日課となっているのですが、我が家のワンコは中型犬でかなり力が強い。リードを強く引っ張られたら、手術したところがパックリ開いてしまうんじゃないか?
退院翌日の朝、そんな不安が頭をよぎりました。

さすがに退院してすぐは怖いよなと、退院翌日は夫に散歩を頼みましたが、いつまでも夫に頼るわけにはいかない。何よりワンコの方が、私と散歩に行きたがっている。多分。私を見つめる目がそう訴えている。

さて、どうすんべ。

Amazonで検索して見つけたのがこちら。

腰ベルトにリードを繋げるタイプのハンズフリーリードです。
ランニングで犬を併走させるためのグッズみたいだけど、私にも使えそう。
すぐに注文しました。

さすがAmazonさんです。翌日には商品が届き、早速、お散歩に行けることに。

ワンコは最初戸惑っていたけど、すぐに慣れました。
私の方は、犬に腰を引っ張ってもらう形になり、まるで散歩されてるみたいになって、これは楽ちん。
首や喉には全く力がかからないのでオススメです。

このリードは、退院から約1ヶ月使いました。

いざ事務所へ

実は、入院中に事務所の改装工事をしていました。

退院後見に行くと、以前はコンクリート剥き出しの無骨な事務所だったのが、ブルーとグレーのクロスが貼られて、明るい事務所に生まれ変わっていました。

嬉しさ半分、机や応接セットの搬入、書類や本の整理を考えると憂鬱半分💦

術後の私に作業出来るんだろうか…。

結果、長机程度のものは自分で運びました。流石にキャビネットや応接セットは無理なので、業者さんに頼みました。

あまり重いものを持つと、傷口の瘢痕がきれいにならないらしいです。そのため、無理はしないよう、かなり気を使いながら作業しました。

また税務調査の電話かよっ 

入院中に税務調査の件で電話してきた調査官、また電話してきました。
声出ないんですが〜。

術後の嗄声は少し良くなったものの、まだガラガラ声の小さな声しか出ない状態。
普通の大きさの声を出すのは一苦労で、二言三言話すだけで疲れてしまう状態なのに、ひえ〜、もう勘弁して〜💦

最低限の用件だけを聞き、電話で話せなかったことは手紙にして送ることにしました。
話せないというのは不便なものですね。
役所もメールくらい整備して欲しいものです。
弱者に全く優しくない組織だなあ。

デスクワークはあまりできない

医師から、退院の翌日からデスクワークは可能との説明を受けていましたが、私の想像してた「可能」とはちょっと違っていました。

私の想像

→今までと同様に、トイレ以外、ぶっ続けで入力しまくることが可能。

実際

→チンタラ、チンタラ、20分おきに休憩入れて、首のストレッチ。ディスプレイを見続けるのも首が辛い💧

ついでに

→5時間勤務でも疲れてしまう。夜は眠くて起きていられない。20時に就寝、朝は8時起床とかなり眠る。

手際も悪くて、頭もボーっとして、急に自分がダメ人間になってしまったような感じがしました。
疲れて身動きできず、夫に頼ることも増えて、本当に元通りになれるのかなと不安になりました。
術後の回復は、個人差があるのでしょうか。

嗄声

術後に嗄声が起きる可能性があることは、事前に医師から聞いていたし、ネットで嗄声に関する情報も読んでいたので理解はしていました。

しかし、嗄声というのがただの枯れた声では無いことがとても意外でした。今まで自分が発していた調子で声を出そうとすると、全く違う音程の声になってしまったり、全く声そのものが出ない声域があったりと、戸惑うばかりでした。

この戸惑いはしばらく続くことになり、お客様と喋るのが怖くて、しばらくは電話も面接も中断しました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?