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教育のことを寄ってたかって考える ー若手教員の「リアル」を考える:先生になるってどんなこと?ー

「先生になる」

このことって、「教員採用試験の受験者数が減り、倍率が下がった」とか、「教職員の離職率や病気休業率が上がった」のように、数字で語られることが多いなあと思っています。

これも、ある意味で「数字としては」リアルですが。
「一つ一つの声をキャッチする」という意味では、「リアルではない」と考えます。

そんな中で立ち上がったのが
Teacher Aideさん。この団体さんについては、以前お示ししたので、過去ログをば。

教員見聞録・若手教員のリアル ー子どもは〇〇を求めている

①子どもは関わりを求めている
②子どもは話を聴いてくれる人を求めている

と話をしてくださったのは、ふらっとほわいとさん!

2年目の先生としての自分の役割を考えたときに、「子どものホームになる」ことを意識されているということです。

子どもの心のホームになれるように「一緒に遊ぶ」ことにしているのだとか。聞いてみると、ほぼ毎日子どもと遊んでいるんですって!

子どもとの関わりは、なんと言っても回数!ですからね!毎日関わることで、子どもとの関係が広がっている・深まっていると思うんです!

ふらっとさんが1番感じているのは…

教師はきっかけしか作れない

教師は子どもに学びのきっかけを与えることができます。でも、子どもだっ学ぶという行為を「選ぶ」こともできるし・「選ばない」こともできるのです。そんな中で、いかに選んでもらえるような関わりをしていくか。

いいきっかけを作るためには、「『あなた』という人」が元気でいなくちゃなりません。どうか、あなたの話を、誰かが聞いてくれるような場所や人を見つけてほしいです。

教員見聞録・若手教員のリアル ー自分にできることを知ったら・・・

現在、少年団のコーチもしながら、先生もされているtakasiさん
コーチがいなかった高校時代の部活で、「教えるのが楽しくなった」というtakasiさん。そこが、教員を目指したくなったきっかけだといいます。

・でも、先生の仕事、1年目は忙しい。

takasiさんは、今回お話をされるにあたり、先生のお仕事はどんなものがあるか書き出してみたそうです。すると、こんなにも仕事があったそう。

授業
保護者
生徒指導
成績
会議
文章
テストの丸つけ
初見
研修
消毒
部活
打ち合わせ
登下校
通信作成

ね。しかも一つ一つのことに、しっかりと時間がかかるんですよね。

そこでtakasiさんがしたことは

自己分析

でした。「自分のできること」って以外と見えてなかった、と自己分析したときのことを振り返っていました。自分のできることを自覚することで、自分が役に立てることを増やしていったそう。

・休みの日に自分をいやせることは?

趣味ありますか?と、温泉や食べることが好きなtakasiさん。
趣味は、「自分が自分であれる時間」として、大事ですよね。

この仕事辞めたいな・・・と思っても、子どもたちの笑顔に癒されて、逆にケアしかえされるんですよね

それでも辛くなる前に・・・

教員の仕事しかないと、逃げ道がない、と思ってしまうんですよね。そんな私も、教員という働き方しか知りませんでした。だから、「これをやめたら生きていけない、だから我慢してでも働かないと」が僕でした。

実際今は、先生ではありません、でも、生きています!

どうして生きてこれたか・・・

いろんな人が相談に乗ってくれたからです。
というか・・・
いろんな人に相談しまくったからです(笑)

相談先が複数あることで、いろんな人の意見も聞けますし、相手によって「相談」で関わる関わり方も違います。

守ってくれる人、聴いてくれる人、アドバイスくれる人、指導してくれる人
いろんな時がありますもんね。だから僕たちは「依存先を増やす」ことで、常に水平でいられるんだと思います。

先生に私向いてるのかな?と思ったら

これは僕の意見ですが

先生らしくなくなれる人が先生に向いている

と思うようになりました。肩肘貼らずに自然でいられる人。そんな「自然でいていい先生」になれる環境や心もちを整えていくのが、教育に関わるたくさんの人たちの1つのミッションのようにも思えました!


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