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【Python】セクターローテーション(改)

我こそは混沌の覇者なり!
漆黒の闇に覆われし、株の世界を光に照らすのだ!
今こそ古き血の契約に従い、我が右手の力を解放せよ!

セクターローテーション(改)!

という中二病は、ほどほどにして、
前回の記事を、巷にあふれている、よくある図に整理してみました。

前回の記事で、セクターローテーションを分析するために、景気の循環を、金利の動きを使って下記の様に分割した。

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前回の記事はこちら。(詳細は、前回の記事に記載してあります。)

分割すると結果は下記のようになる。

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パフォーマンスの推移を分かり易くするためにセクタで分けて表示すると下記とおり。

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これを、先の図にパフォーマンスを見ながらプロットする。

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すると下記のようになる。

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時系列で並べると下記の通り。

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この図をよく見ると、巷にあふれている過去に作られたセクターローテーションの図と少し違っていたりするが、最近の状況を踏まえると、現在の実態に沿っているように思われる。

結局、ITバブル崩壊を包含しているか?リーマン・サブプライムショックを包含しているか?コロナショックを包含しているか?そして、その時に、一番痛手を被った業種は何か?みたいな網羅する範囲が違っていると図に違いが出てくる様に思われる。

そして、今の状況が、過去のどの状況(期間)に当てはまるのかという状況によって、図の価値が違ってくる様に思う。今回作成した図の方が、今の状況にフィットするかも知れないし、逆に過去に作られた図の方がフィットするかも知れない。

つまりは、直近の過去と現在の状況を踏まえつつ、サブプライムショックの影響から敬遠されてきた金融が見直されて、さらに強くなるかもしれないとか、コロナショックから立ち直っていない国々の影響をうけて、物流が止まっているから、インフレがもう少し続くかもしれないとか言う様な、直近の状況を踏まえたアイデアを入れながら業績が伸びそうな・伸びている業種に投資するのが良いように思われる。

そして、ここで一つ見せたい図がある。
下記は、各期間のAmazon,Apple,Microsoft,Googleの株価からVTIを引いたパフォーマンスである。(FaceBookは上場期間が短いため割愛。)

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ほとんど全ての期間でVTIを上回るパフォーマンスになっている。

これらを見ていると、経済状況・金利といったマクロの視点からセクターローテーションを捉える事に一定の価値がありつつも、それよりも、どの企業が利益をあげているのか?というミクロの視点で企業の業績を精査する事が重要だという事の様に思われる。

最後に

今回、言いたかったことは、巷にあふれているセクターローテーションの図は、本当にあっているのか、鵜呑みにせずに、確かめてみましょうね。ってことと、セクターローテーションのような、マクロを気にしつつも、ミクロも見ましょうね。という記事でした。

何かの役に立てば幸いです。

では、さらばだ!
セクターローテーション(改)!(中二病、再発)

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おまけには、前回の記事で使ったソースとほとんど同じで、あまり価値はありませんが、Amazon,Apple,Microsoft,Googleを検証したソースを付けておきます。

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