市況を感じるのだ!
個人的な感覚だけど、
なんか、新しい次元に突入した感があるツールが完成した。
ニュースなどで株価が何%上がったとか、下がったとかいう情報を目するが、断片的で全体状況がよくわからないし、判断の参考になる情報がなく、情報に価値があるように思えない。
なぜ、この様に感じるんだろう?
情報に価値を持たせるために、不足している情報は何だろう?
判断の参考になる情報は何だろう?
ということを突き詰めて考えた結果、
「市場の過熱感」を表す判断情報が不足している
のではないかという考えに至る。
では、過熱感を捕らえるのに何を見れば良いのだろう?
Twitterのタイムラインや特定の逆神を眺めることで、ある程度、市況の過熱感を感じることはできるけど、判断材料としては心許ない。
そこで、数値で過熱感を判断する情報として、RSIを使うことを考えた。しかし、RSIだけでは「株価が上昇中でRSIが高いのか、株価が下降中だけどRSIが高いのか」判断できないので、株価のトレンドを把握するため、併せてMACDの売り買いのシグナルを使うことにした。これらの情報があれば、市況全体の売り買いシグナルの点灯状況やトレンドが把握でき、選好されている業種、過熱感のある業種が把握できる。
そして、これらの情報を
一目で確認する「最適の解」として一つのツールを作成した。
では、歌います。「粉雪」
「こなぁぁぁぁゆきぃぃぃぃー♪」
じゃなくて、ツールの紹介です。
ツールを使うと下記の様な図が出力されます。
たとえば、右上の図の黒点をみると、金利上昇を恐れて、SPYDや大型バリュー株などの保守的な銘柄に買いが集まっていることが伺えます。そしてRSIが高くなり、過熱感があるように見られます。一方で、大型グロース株、小型グロース株は売られ過ぎてRSIが低くなっている状況であることが伺えます。また両者の点が、箱ひげの枠外に点があることから、両者ともに行き過ぎている状況であることが伺えます。
しかし、左上の図を見ると、SPYDや大型バリュー株は青点になっており、買いシグナルが点灯中です。また、大型グロース、小型グロース株は赤点になっており、売りシグナルが点灯しています。これらを見ると、もう少し、今のトレンドが続く様にも見えます。
ただし、左図の箱ひげをみると、印象は少し変わります。シグナル点灯からの経過日数を見ると、青点は枠外にあり、行き過ぎている状況に見えます。そして、赤点の売りシグナルは点灯して間もなく、箱の枠に到達していない状態です。従って、バリュー株はトレンドが続き過ぎている状態で、グロース株はトレンドが始まったばかりの状態に見えます。
(箱ひげを参考にして常識的に解釈すると、数日後にバリューに売りサインが点灯して、バリューもグロースも売りサインの状態になってから、数日してグロースが買いにトレンド転換みたいな流れかなぁという気もします。確実な事は、わかりませんが…)
ちなみに、2020年3月のコロナの底付近では、こんな感じでした。
(今がそれに該当するとは言う訳ではなく、箱ひげの枠外までトレンドが継続することがあるという事例と、このツールの有効性の確認を意図したものです。)
3月25日まで、ほとんどの売りシグナルが23日間点灯し続け、エネルギー株を筆頭にして、RSIが30〜40ぐらいまで低下した後、
翌、3月26日に買いシグナルが一斉に点灯し、
このトレンドが下図のように5月初旬まで25日以上続きました。
これほどわかりやすい例は稀ですが、トレンド転換を捉えるのにツールが有効に機能している様に見えます。また、どのセクターが敬遠されていたのかということも確認できます。
全体状況の把握に適したオリジナルツールができたように思います。
独自の観点で構想を練り、その理想をカタチにすることで、なんか、新しい次元に突入した感があるツールが完成した気がします。
(ちょっと言い過ぎかもしれませんが・・・)
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