雨と偏頭痛
今朝は、ざわざわとした雑音で目が覚めた。
ベッドわきのカーテンを片手で少し開けると、灰色の空が顔を出した。
「久しぶりの雨だな」そんなことを思っていたら、ズキンっと脳内を何かが走った。
コンマ1秒で走り去っていった。
しかし、私には誰が脳内を走っていったのかすぐにわかった。
偏頭痛さんだ。
彼は、雨にも関わらず、どこからかやってきて、私の脳内で1日中居座りお茶していくのだ。
迷惑なお友達だ。
そんなお友達が訪問してきたせいで私は今日の授業を休むはめになった。「おもてなし」をしないといけないのだ。
まずは、お茶を出し、お菓子を出し、肩を揉み、お昼ご飯を作ってあげるのだ。
最初は盛大な歓迎をしてあげないといけないが、午後からは早く帰ってもらうように促すモードに切り替えないといけない。
そうそうに大満足させ、すぐに帰らせる。
これができたら今日1日のミッションはクリアだ。
忙しすぎる。課題も溜まっているのに、彼のお世話をしないといけないのだ。
「猫の手も借りたい」とは、
まさにこのことか。
しかし、猫は何ができるのか。
この状況で、猫を従業員として雇うのは現実的ではないな。
う〜ん。
「滝川クリステルの手も借りたい」
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