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母の話からこれからの進路についてまで、諸々。

今日は長くなってしまいました。
ので、目次をつけてみました。


母への葛藤について

この週末、母親が一人暮らしの家に泊まりにきた。

母親は情に厚く、優しく、絶対に私の味方をしてくれる。
そこに救われてきた場面も多い。
ちなみに私は一人娘なので、余計に親からの干渉は多い方だと思う。

しかしながら彼女の正義感は、人の域を超えていると思う。
仕事も家事もきちんとこなす人だし、表向きは人当たりが良い(はず)だが、
私が知る母の姿は、「やめてよ」と言いたくなる話ばかりである。

交通マナーの悪い人にいちいち文句を言ったり、
指定した通りに来なかった配達のおじさんと小一時間バトったり、
私が勝手に契約した脱毛の分割払いの利率が高すぎる、ちゃんと説明はしたのか、と脱毛のお姉さんにクレームを入れたり。(大学生になってからの話で、自分で払える範囲内だったし、成人していたから親の承認いらない、と思って契約してきたのに、そんなとこ脱毛する必要ある?とか言われて結構不快だった)
機嫌が悪いと物に当たる(ドアを必要以上の力で閉める、雑に物を置く、とか)こともしょっちゅうあって、私は子ども心にそれがものすごく怖かった。

彼女は何に対してもとりあえず文句を言わない時がすまないタチなので、
別に気に留めないようにはしているのだが、

今回私が決断した大学院休学、そして中退を検討していることに対しても、
文句が止まらないようであった。

申し訳ないという言葉がまず出てくるのは間違いないのである。
学費、一人暮らしの初期費用、家賃、光熱費、Wi-Fi代、、
全部親が負担してくれている。
大学院に行く、と決めたのも、最後は自分だし。
だから、うん、、ごめん、、としか言いようがない。

でも!!!!
会うたび会うたび、「たった一ヶ月で休学してくるなんて〜」ってグチグチグチグチ言われるもんなのか。別に私だってやれるんだったら今頃心理学頑張ってるよ。自分の研究のことを思うと頭も働かないし、人の発表聞いても何もわからない、心が限界と言っている。現に「適応障害」という診断も下っている。
最初は心配そうに『大丈夫?』とか気にかけてくれていたけれど、
1週間ぐらい実家にいると『わがまますぎる』『5月病だろ』『彼氏と別れておかしくなっちゃっただけでしょ』『育て方間違えたと思ってる』等々、結構ひどい言葉を浴びせられたような気がする。

その頃の私はPTSDなどでいういわゆる解離のような状態で、結構記憶がまばらであるのだが、少なくとも人の気持ちも考えずに自分の意見だけ一方的に押し付けて相手を押し黙らせて気持ちよくなっている人には、絶対この気持ちはわかってもらえないと思う。

私はいつも、言葉にしようとすると涙が出そうになる。

育て方を間違えたかもしれない、と言われてから、私は彼女に心を開くのをやめた。結構悲しい。だったら産まんかったらよかったんちゃう?
子ども好きじゃないので、そこまで子ども欲しいとは思っていないけど、
もし自分が母親になることがあったら、これだけは言わんでおこう、と思う。

『学校に行かせるために一人暮らしさせたのに、学校行かないんだったら意味がないから、実家に戻ってきな』と言われている。
現実的に自立できる資金が今の私にはないので、
大学院を辞めたら実家に戻ることになると思う。
「就職して会社勤めても大学院辞めたことグチグチ言ってきそうで嫌だ」
『そりゃ言うよ〜』

私の選択は、一生親から文句を言われなければならないレベルなのか。
社会に出てからも、大学院中退、という肩書きはついて回るのか。

休学から一ヶ月経って思ったことについて

明日で、休学を決意してから4週間経つはずだ。
休学届を出してから3週間。

当時よりは少し冷静になったかと思う。
土日には友達と高尾山に行ったり、飲みに行ったりもして、
少しずつ休学していることを友達に打ち明けるようにしている。
誰ひとりとして両親のように
「もったいない、早く復学しなよ」と言って来る人はいない。

彼女らにとって私が休学しようがしまいが関係のないことなので、
至極当たり前の反応なのかもしれないが、、一つ一つに感動を覚える。
ゆっくり休んでね、と言ってくれることの方が多く、嬉しかった。

これは私の過去の投稿だが、これ一つとっても私にとって「他人に休学を打ち明けることがどれだけ勇気のいることか」わかっていただけるかと思う。

そして、少しずつ落ち着きを取り戻している状態ではあると思う。
明確なきっかけがある。それはこの前、母方の祖母から連絡が来たことだ。
『〇〇ちゃん(私)これまで人生上手く進んでたでしょ、だから突然のことでママもびっくりしちゃってるんだと思うよ』と言われ、ハッとした。

こう言うと自慢になってしまうのかもしれないが、
確かに私はここまで進路においては挫折の経験が一度もなかった。
高校受験は偏差値60後半の公立高校に合格、
大学受験も一般入試で私立大学に現役合格、
大学院受験も内部では落ちたけど外部で合格することができた。
そしてここまで全部、第一志望の学校に入学することができていた。
不登校や休学、浪人、留年の経験もない。

両親に勉強を強制されたことはない。
私は、自分が進みたい道に向かって、黙々と努力できる人間だと思っていた。
自分の強みとして、いつでも勉強が好きであることを挙げていた。

両親もこれまで何度も『自慢の娘だ』と褒めてくれていた。

私自身、無意識のうちにこの経歴にプライドを持っていたが故に、
休学すること、休学を人に伝えることに対して躊躇いがあったのかなと思った。

進みたい道に向かって、というのが自分の中ではどうやらミソで、
進みたい道が閉ざされたような感覚がした途端、
何もかもが無理になってしまった。

そして、頑張っていた娘の挫折に、
両親はショックを受け、心を痛めてしまったのかな、とも思う。
なんだか書いていて申し訳なくなってきた。本当に。

進路について

少し時間が経って冷静になって考えても、
大学院に復学したいとは1ミリも思っていない

あの時から、中退したいという考えは変わっていない。

私は今、就活をしている。
IT業界を目指し、ネットワークの勉強をしている。
なぜITか。市場価値が高く、AIから奪われない安定した仕事だからだ。
何より、勉強は好きだから、勉強していろんな資格をとり、それが直接給料として報酬に反映されるほうが自分のモチベーションを維持できると思った。
大学院では休みのなさに心が死んだので、お給料はそれなりで良いからとにかく残業が少なくて福利厚生もしっかりしている、休みもちゃんとある企業を探している。

最初はそれを、心理職でやろうとした。
勉強して公認心理師の資格を取って、心理職につく。

大学院に入りいろんなことを経験した結果、私には向いていないと思った。


勉強して公認心理師の資格を取って、一般企業に就職する。
という選択肢もあるけど、
今の私にとってあの大学院は、
「将来心理職にならなくても良いからとりあえず在籍して資格だけ取っちゃお🎶」
という軽い気持ちでいられる空間ではないのだ。
戻ったとて休みのない地獄が2年続く(しかもお金が入ってこない)ので
もう耐えられない。
休学から一ヶ月経った今でも、だ。

泣かないように何度説明しても、親にはわかってもらえないので、ここで吐き出してみた。

未経験からITを目指すのって無謀なのか。

早く独立したい22歳。


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