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良いカフェを見つけて嬉しかった話

土地勘もない場所での1人暮らしを初めてから
もうすぐ2ヶ月が経とうとしている。

大学院では、半日ぐらい研究室に籠る生活をしていた。
研究室に行く必要のない日も家に篭って作業するため、
食料を調達する以外に出歩くことがまずなかった。

休学した今、自分が住んでいるこの街をもっと散策してみたいと思った。

Instagramで「#△△(私の住む街) カフェ」で検索したところ、
自宅から徒歩15分程度のところに、
ブックカフェがあることが判明した。
全国チェーンのカフェ以外あまり行ったことがないな、と思い、
きょうはそこのカフェに行ってきた。

昼下がりに行ったのだが、
広々とした店内にはお客さんが7割ぐらい埋まっていて
ちょうど良い空き具合だった。

チーズケーキとアイスティーを注文し、
書籍が並ぶスペースに足を運んだ。
様々なジャンルの書籍が揃う中、
私は「農家メシ」という漫画を手に取り、自席に戻った。

実話に基づくエッセイ漫画であった。
結婚を機に、婿入りした漫画家の主人公が、
奥さんの実家でやっている農業を手伝いながら
自給自足の「農家メシ」を味わう、という内容だ。
終始ほのぼのとしていて非常に読みやすかった。

パウロタスクさんの絵のタッチも絶妙にゆるくて最高でした…

チーズケーキとアイスティーが運ばれてきた。
昔よく祖母が作ってくれたチーズケーキの味に似ていて、
優しい甘さが心にしみた。

カフェで作業する時は大抵AirPodsをつけているのだが、
久しぶりにAirPodsを外し、カフェのBGMに耳を傾けた。
周囲で聞こえる雑音もそこまで煩わしく感じなかったところで、
自分の心に少しずつではあるが余裕ができた感覚がした。

休みの日はこういうところでモーニングを啜る
優雅な大人になりたいな、と思ったりもした。

「休みの日」が担保されている世界線で暮らしたい。
じゃないと、心がまた死ぬぞ、という予感がした。

近所にこんなに居心地が良いカフェがあるとは思わず、感動した。
またこのカフェに行きたい。足繁く通いたい。
情報を発信してくれているInstagramにも心から感謝した。

いつか引っ越し、この地を離れる暁には、
宣伝しようとおもいます☕️


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