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怪談「屯田兵の墓」

某駐屯地の中に自然石だけのお墓があった。

昔、北海道開拓のために北辺の守りと開墾に従事していた屯田兵のお墓だったそうだが、開拓時代の墓には墓碑銘もなく他人が見たらただの石でしかない墓であった。

そこに戦後米軍が土地を接収し基地を置き、後に自衛隊が駐屯地として使っていたので過去のことは何も知らなかった。

特科部隊で事故が多発していた、訓練事故、服務事故が毎日のように起きたのだ。

明治時代の軍服を着た屯田兵の霊もよく見られるようになった。

自走砲

駐屯地の歴史に詳しい隊員がその自走砲のある特科のモータープールにあった墓石が無いと言い出し墓を自走砲で破壊したことが判明。

石のあった場所を掘ると遺骨が出て来たのできちんと埋葬し、墓を作り慰霊したところ事故がなくなった。

駐屯地内に墓があったなんて・・・、外には無かったのか?って聴いて気になりましたね。

そこの特科部隊って事故も多いし・・・・。

あっ!!これはフィクションです、実話じゃありません!!!実在の団体・組織とは一切関係ありません。

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