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勤務×フリーランス、年末に転職の顛末

飲食業勤務×フリーランスの複業WEBライター、ひおめいかです。

1ヵ月ぶりに落ち着いてnoteを書く時間ができました。
いやぁ怒涛の一ヶ月でした、昨年の12月は。

在宅コールセンターを退職

2023年の8月に官公庁のヒマ~なコールセンター業務が終了し、転職せざるを得なくなりました。

同じ派遣会社で次の仕事を紹介してもらう手もあったのですが、長距離通勤に懲りたため、在宅の仕事を探すことに。

次に契約社員で入社した、完全在宅の運送系のコールセンターは、覚悟はしていたものの非常にストレスフルな業務でした。

耐えられなくはないのですが、業務内容・拘束時間と給与が見合わないため一ヵ月半で退職を決意。

11月初めに退職を申し出てすぐにでも辞めて次に行きたかったのですが、社の都合で11月半ばに休職、実際の退職は11月末になりました。

半月間の無給期間がどうしても生じる状況で、次の仕事探しをしたのです。

在宅できるバイトを探すも、惨敗

50過ぎの派遣女の仕事探しは相当厳しいです。

登録した派遣会社数社から「仕事の紹介」のメールが来ても、実際に面接に進めることはほぼありません。

コールセンターのような人手不足の業界ならいけるか、と思いましたが、受注受付のような「クレームの少ないコールセンター」はやはり人気のようで面接案内は来ず。

何度も案内が来るのは「カード会社の取立ての電話をする係」とか「携帯会社の問い合わせ窓口」のようなクレーム満載が予想されるものばかりでした。

仕事に貴賎はない、とは言っても、ストレスで仕事が続かなければ話になりません。

そこで私は「勤務職に重きを置かず、長く在宅で出来るような直雇用の勤務職を確保しながら、フリーランスで生活を確保していこう」と計画しました。

ラクそうな短期派遣を次々繋いでいく、という方法も考えたのですが、「労働者派遣法」の縛りで契約30日以内の「日雇い派遣」には私は就くことができません。

あの「日雇い派遣の例外」という「年収500万円以上の収入が別にないと日雇い派遣に就けない」条件に引っかかるのです。

そもそも「年収500万円以上」別に収入があれば、日雇い派遣に応募しませんが。

というわけで、私の派遣生活は終了し、直雇用のバイトを探すことにしたのです。

塾や学校の答案用紙をパソコン上で採点するバイトがあり、いずれ在宅勤務にも移行できると応募要項に書いてあったので「これだ!」と応募しました。

面接に行くと、仕事は常時はなく繁忙期のみの業務とのこと。

これでだいぶ応募者が辞退するはずです。

正直、定収入があるほうがいいのですが、フリーランスでクラウドワークスやランサーズから仕事を委託しつつ平行すれば収入はなんとかなるか、と思いました。

WEBでの自宅作業をすでに企業から請けている実績もあるし採用されるだろう、とたかをくくっていたら、まさかのお祈りメール。

本当に50過ぎてからの転職活動を甘く見てはいけません。

以前勤めていた飲食業に出戻る

11月の最終週、やっと在宅コールセンターの退職日が月末に決まりました。

連絡を待てども来ないので問い合わせたら「退職にするのを忘れてた」とのこと。

3ヶ月で7割が辞めるという離職率が高すぎる職場なので、次から次へ辞める新入社員の退職手続きに常に追われているのでしょう。

さて、さすがに12月には次の仕事で勤務し始めないと、家賃や生活費に困ります。

そこで思い出したのが、2年前に正社員で勤めていた飲食チェーン店。

勤務時間が長く立ちっ放しの仕事、また男性社会な職場で女性の地位が低いことなどで女性が歳をとったら勤め続けられないと判断し、長く勤められる仕事へ移るために辞めたのでした。

ですが背に腹は替えられません。

その職場の同僚に連絡して探りを入れてみると、給与などの待遇が良くなり以前より勤めやすいのでは、とのこと。

また辞めた2年前はコロナ禍で飲食業は打撃を受けて休業期間も多く、経営が大変な時期だったのですが、今はコロナも終了して景気も戻っているらしいと分かりました。

それなら、また雇ってもらえるかも・・・・・・。

応募フォームから連絡するとあっという間に連絡が来て、面接するからというので事務所に行くと既に雇用契約書が用意されていました。

私は応募の一週間後に元の飲食業に戻ることになったのです。

転職の合間の生活費確保に緊急小口貸付申請へ

12月からいきなり飲食業に戻り、とりあえず生活費の確保は出来ることになりました。

ですが実際に次の給与が入るのは1ヵ月後、それまでに家賃や生活費を捻出しなければいけません。

在宅コールセンター職の最後に半月の無給期間があること、またそれ以前の派遣が日払いだったので生活が自転車操業になっていました。

12月にはフリーランスでの収入が数万円と、在宅コールセンターでの半月分の給与から社保など経費を引かれた残りの数万円が入るだけで、あきらかにお金が足りません。

このままでは家賃が払えなくなって、寒空の下で家を追い出されてしまう!

困った私は、ここで初めて「福祉に相談」してみることにしました。

地域の役場のWEBで調べてみると、こういう時に「家賃補助」という、代わりに家賃を払ってくれる制度があるらしいのです。

さっそく市役所の福祉課に電話で問い合わせてみると、どうやら「家賃補助」の対象になるのは難しいので生活保護を受けては、と言われました。

うーん生活保護か・・・・・・。

生活保護は受けずにがんばりたい、と思ってずっと仕事を繋いでがんばってきたので不本意ですが、このままでは家なき子まっしぐらです。

次の勤務休みの際に、市役所の福祉課に相談に行きました。

私が「家賃補助制度」の対象にならないのは、借金を任意整理しているため。

でも任意整理は必要だったので仕方ないです。

じゃあ生活保護しかないのか・・・・・・と思ったら、府の社会福祉協議会の「緊急小口貸付」の対象になるかも、とアドバイスをもらいました。

「緊急小口貸付」は返済できる状況であると判定されれば貸付対象になるとのこと。

さて、次の休日、必要書類を持ってまず福祉課窓口に行くと、話をちゃんと聞かれずいきなり生活保護の申請書類の記入が始まりました。

あれ?と思いましたがそういうものかと思って記入を続けていると、私が「すでに再就職しています」と言った時点で「それじゃ生活保護は受けられないんだけど」と窓口さんがいぶかしげな顔に。

生活保護って、次の仕事が決まってたら受給対象にならないらしいのです。

いや、だから生活保護じゃなくて緊急小口貸付で来たんです、と言うと、それまで記入していた書類をバタバタと手渡されて別の部署に行って、とのことに。

次に行った「市民の暮らし相談」の部署で、おじいさん相談員の「再就職する前に失業保険をちゃんと受け取っておけば生活がもっと楽だっただろうに」という説教を聞いた後、やはり緊急小口貸付が受けられる可能性がある、と再度言われました。

すぐに社会福祉協議会に緊急小口貸付の申請に行きたかったのですが、時間が17時前でお役所仕事は終了時間となり、次の休みの日に持ち越しに。

というわけで、やっと次の勤務休みに社会福祉協議会で緊急小口貸付の申請をし、一週間の審査期間を経て年末に無利息の緊急小口貸付が無事振り込まれました。

おかげで暖かいお家で年を越せたのです。

飲食業の年末年始は大繁忙期

こうして休日のたびに役場通いをして生活費を工面している間も、飲食業勤務は年末の繁忙期で激務の真っ最中でした。

勤務時間が10時間と長いのは飲食業ではよくあることですが、繁忙期での長時間勤務は体力との戦いです。

以前に勤めていた職場なので作業を覚えていたのは幸いでしたが、人間関係の把握や作業の流れの確認は改めて必要でした。

そして、飲食業はそもそも荒っぽい職場。

女性だからといって丁重に扱われることはなく、むしろオンナは社員であっても「男より下」という男社会なので人権が低いのです。

「男たちはオンナを基本バカにしている職場」というのを理解して立ち回らないと、まぁまぁ傷つきます。

(もっとも、女性社員とも対等に接する男性社員ももちろんいまして、そういう人はやっぱり出世します。)

飲食業は年末年始が年間で一番忙しいので、一般にこの時期の入社はおススメできないです。

心身ともにボロボロになります。

そんな年末に入社して男社会の職場で立ち回ることになって、やっとこさ年末商戦を乗り切りました。

WEB作業のフリーランス業務を終了へ

年末商戦まっさなかの一ヶ月間に分かったのは、今企業さんから請け負っているフリーランスのWEB作業との平行が明らかに難しい、ということでした。

暇な官公庁コールセンターで働いた時期に受注した毎朝2時間のWEB更新作業と、調べながら書き直さなければならない結構な量のリライト作業で、月に5万円弱の収入を得ていました。

飲食業勤務に転職した後は、10時間の勤務の前後に2時間更新作業をしていて、飲食業のシフトによっては睡眠時間を削ることも度々となっています。

これでは身体も持たないし、フリーランスでの作業の質も落ちる一方でした。

それでこれらの企業案件を12月で終了にしました。

企業案件で得ていた月5万円弱の収入は落ちることになりますが、飲食業勤務が正社員で派遣時代より給与が上がったため、カバーできると判断。

毎朝2時間の定期更新作業は月半ばでなくなり、時間的にずいぶん余裕が出ました。

リライト案件も12月末で終わったはずですが実は持ち越しで終わってなくて・・・・・・このあとラストスパートで作業です。

2024年は飲食業×ブログライターの複業へ

こうして現在は飲食業勤務一本の状態になっているのですが、このままではいけないと思っています。

勤務職ひとつだけ、というのがどれだけ危ういか、シングルマザー12年で身に沁みていますから。

あくまでも「勤務職×フリーランス」の複業が基本です。

昨年末の転職でよく分かったのは、「勤務職にしろフリーランスにしろ、好きなことでなければ継続できない」ということでした。

コールセンター勤務は「時給高め」「50歳過ぎの女でもすぐ雇ってもらえそう」で就いた仕事で、業務にも業界にもまったく興味がありませんでした。

フリーランスで請けていた作業のジャンルも、私にはまったく興味のない分野。

勤務もフリーランスも「ただお金のため」だけにやっていました。

もちろんお金は大事、ですが、興味のないことは仕事であっても続けるのは苦痛だな、とつくづく思いました。

飲食業は正直激務でブラック気質な業界ですが、食べ物仕事が好きで若い頃から飲食業を続けてきた私には天職です。

さらにフリーランスも、更新作業やリライトよりも本来好きなブログライティングに切り替えなければ、勤務の激務の合間にわざわざ時間と気力体力をつぎ込めるとは思えません。

ですので、飲食業勤務をしつつ、ちゃんと自分をケアして時間を確保し、ブログを書き続けることが、2024年の私の課題となっています。

ひさしぶりにこのnoteを書けて嬉しいです!
ずっと放置のワードプレスも再開しなきゃなぁ。

#note書き初め

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