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「幸福の土台」作りに必要なもの〜『幸福の資本論』を読んで

読書記録です。
今回読んだのは
『幸福の資本論』橘玲さん著

橘さんは、金融小説や金融関係の著書が多い作家さんです。

stand.fmのハンドメイド作家さんのチャンネルで紹介されていた本で、
「ハンドメイド作家さんも自己啓発本を読むんだな」という小さな驚きから、
誰が読んでも普遍性のある内容と思われるので
一介のサラリーマンの私が読んでも参考になるかも、と思い
読んでみました。

*  *  *

私なりに本のポイントをまとめてみました。

○幸福の3つのインフラ(下部構造)
⚫︎金融資産(→自由)
⚫︎人的資本(←自己実現)
⚫︎社会資本(←共同体=絆)


この3つのインフラの組み合わせで、
人生は8パターンに分けられる。
⚫︎貧困(3つとも無い)
⚫︎プア充(社会資本のみ)
⚫︎ソロ充(人的資本のみ)
⚫︎退職者(金融資産のみ)
⚫︎リア充(人的資本+社会資本)
⚫︎お金持ち※投資家/トレーダー(金融資産+人的資本)
⚫︎旦那(金融資産+社会資本)
⚫︎超充(金融資産+人的資本+社会資本)

超充が理想ではあるが、「市場の論理」と「統治の論理」が対立するため、現実社会では実現不可能。


○金融資産を増やすには?
現在のマイナス金利下では、投資等で金融資本を増やすよりも、人的資本を有効活用する(働く)ほうがよい。
手持ちの金融資産は分散して持つ。

○人的資本を増やすには?
・好きなことに人的資本のすべてを投入する
・好きなことをマネタイズ(ビジネス化)できるニッチを見つける
・官僚化した組織との取引から収益を獲得する

○社会資本を増やすには?
貨幣空間(金銭を介した弱いつながり)を増やし、愛情空間(プライスレスな強い関係性)を少なめに持つ。


「サラリーマン」という働き方では、「幸福」を構築しにくい社会になっている。
なぜ?→
・仕事で自己実現を目指せない(人的資本が作れない)
・終身雇用制の終焉(老後の金融資産が保障されない)
・滅私奉公の慣習(社会資本提供の代わりに人を拘束する)


○現代で「幸福の土台」を作るには?
・金融資産は分散投資する
・人的資本は好きなことに集中投資する
・社会資本は小さな愛情空間と大きな貨幣空間に分散する

フリーエージェント

○本当の自分とは?
過去の中にいる。
幼い頃に友だちグループの中で選び取った「役割=キャラ」の別の名前


○「幸福」になったあとには?
幸福にも不幸にも限界効果(慣れ)がある。
幸福とは逃げ水のようなもの。


*  *  *


一読して、私が思ったことを書いてみます。

今まで逆境の多い私は「なかなか幸せになれない」と言いながら、
幸せを追いかけ続けるという「幸せ」を
感じてきたのかもしれません。

それにしても、
あまりにも基盤がない上での逆境は
もうコリゴリなので、
「幸福の基盤」を築いた上で
幸せという逃げ水を追いかける生活に
ステージアップしたい、と強く感じました。

「本当の自分とは、幼い頃の自分の役割の別名」という一文で、
自分探しの旅は終わったように思います(笑)。

私の幼い頃の家庭での役割は「気丈な世話係」、
友だちグループでの役割は「共感を文章にする代筆係」。
そして、人は好きなのですが人と連むのが苦手で
いつも1人でした。
なんでしょう、私は旅回りのポエマーでしょうか?
路上で相談に乗った後に「あなたへ贈るポエム」を書いたら
良い気がします、本気で。
そういえば占い師やってました(数秘術)。
今思えば天職だったのかも。

または、販促の宣伝文言を書く広告屋あたりも
いいのかもしれません。
あ、そういえばこれも過去にやってました。
営業企画と、ブログ記事代行。
たしかに占い師・営業企画・記事代行をしていた頃は
「こんなに?」と思うくらいあっさりお金が入ってきてました。

それを踏まえた上での、「幸福の土台」。
そうか!ヒントが見えたぞ!
というわけで、「まとめ」にまとめ切れなかった全文も
ぜひご一読していただきたい、
そして我が身に置き換えて、今後の「幸福の土台」作りに
役立てていただきたいです。

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