琥珀糖

すりガラスだとか琥珀糖とか
その中に入ってたい気分なの
周りからはクリアに見えない
自分からもクリアに見えない
何もかもぼんやり捉えられる
そんな不透明な中にいたいの

そうかあ が彼の第一声だった
私の状態でかなり変わる対応は
相手自身によっても変わるけど
拒否感のある相手ではないのに
その日は彼すらクリアではない
くもりガラスの向こうのようで

ちょっと自分を守りたくなるとき
なんだか琥珀糖のイメージを持つ
自分が琥珀糖の中にいて守られて
周囲にさらされないでいるように
あのしゃりっとするらしい外側が
ひっそりと私を包みこんでくれる

実際に琥珀糖を食べたことはない
イメージの中に感触だけがあって
でもそのままでいいと思っている
食べてみたら気づいてしまいそう
ちょっと齧れば破られるってこと