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犬から学ぶ

犬を飼って分かったことがある。
犬はいつも全力で生きている。

「ごはん」と言われたときは全力で跳ね回り、「ダメ」と言われればこの世の終わりと言わんばかりに全力でしょげ返り、相手にされないときは全力でかまってちゃん攻撃をしかけ、寝るときは全力で大きな寝息を立てて寝る。
全身を目いっぱい使い、喜怒哀楽を素直に表現する。
たまにうっとうしいと思うこともあるが、全力で生きている姿は魅力的だ。犬になりたいと思うことすらある。

もちろん人間と犬とでは事情が違うから、何でもかんでも全力で素直にさらけ出せばいいかというとそうではない。けれども、真似していい時もあるのではないか。特に私のような感情が表に出にくい人は。感情をさらけ出すのは弱みを見せるようで怖いが、それで案外うまくいくこともあるのかもしれない。

いま、犬は私の足にお尻をくっつけて気持ちよさそうに寝ている。
人間の3歳から5歳くらいといわれる知能を持った犬に、30代の私はいつも教えられている。

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