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知っておくべき在宅で介護する時の3つ の秘訣                 

私は今までに同居していた夫の祖母(以下祖母)、舅、そして姑を在宅で介護している。祖母と舅はすでに他界している。それぞれ亡くなった年齢は92歳、95歳。そして現在進行形の姑は97歳。長命な家系のようで生活習慣病や癌にならない事が長命の大きな要因ではないかと思っている。おまけに夫までいる。この人は私(看護師なんだけど)のいう事は全く聞かず、生活習慣病まみれになっていることは言うまでもない。私の介護生活は今後も長いのだ。今回はその経験に基づいて在宅介護の秘訣について紹介したいと思う。

1.介護される人との関係
何といっても「こんな奴の世話なんか死んでもしたくない!」
こう思っている人に介護される人も「こんなや奴に世話されたくない!」と思うでしょう。
お互いこう思いながら介護を行い、介護を受けることはお互い不幸の何者でもない。
少なくとも「良い人に思われたい。」「嫁だからやらなきゃ」「介護してる自分て素敵」なんて思いや義務感だけで行うのは失敗のリスクが高い。「気負い」、「思い込み」、「自己陶酔」魔の三姉妹じゃー。
家族であってもそもそも他人。一人の人間として見ていくことが必要と考えている。
自分がされたくないことは基本相手も嫌だと思って行う事である。
しかしながら今までの関係を再構築することはとても困難なので、大好きじゃないけど嫌いでもない程度の気持ちは必要と考えている。
「今までの恨みをここで晴らすために介護」なんてブラックなこと考えている人はよもやいないと思うが。おお怖!

2. 介護の専門家を活用する
介護をスタートさせるに当たって、わからないことは多い。介護の先輩やネットで調べたり手段は色々ある。
しかし何といっても介護が必要な状態になったら介護認定を受けよう。
地域包括支援センターに直接連絡するか、わからなければ市町村に連絡すると教えてくれる。まず認定調査を受けて介護度を確定、その後担当のケアマネジャーが決まり介護生活全般の助言、プランを一緒に考えてくれる。緊急度が高いときは認定調査を緊急で実施し暫定でサービスを利用することが可能。
介護しやすい環境が整うことは介護する側もされる側も安心、安楽につながる土台となる。

3. 一人で背負わない(いい顔をしない 味方を増やす)
介護を一人ですることは負担が大きい。介護サービスを利用しても24時間ヘルパーさんが来てくれるわけではない。
「私がやります。私、私」と兄弟、姉妹や親戚たちにいい顔をしないこと。気持ちだけでは在宅介護は乗り切れない。少なくとも兄弟たちには声をかけ話し合いを持つ事をお勧めする。自宅で介護していてもお金はかかるわけだし、労力は大変大きいものである。きちんと現状を理解してもらって、できることをしてもらうとよい。遠方の親戚は口を出さずに金を出せ!くらいの気持ちをもったらどうだろう。この時必要になるのは夫のモノ言う力。夫を教育しておくのも大切!
根回しも大切になる。影響力のある人は誰かなど事前に考えて戦略を練る。

主となる介護者は心身の健康を保つ権利がある。介護から離れる時間を持ち、休養とリフレッシュが取れるよう介護サービスの利用や見方を増やしていこう!




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