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「物語の力」執筆時メモ(本文の内容は除外)

 カール・シュミットは、プルードン・バクーニンといった反神学の思想家と、ド・メーストルをはじめとする神学の思想家という両極に関心を寄せていた。秩序を破壊する側と維持する側という違いこそあれ、細部に分け入っていくと両者は表裏一体の相貌を示すようになるだろう。「六八年革命」を経て成立している現状には、このいずれもが欠けているように感ぜられる。

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