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知らない世界へ。デフリンピックという聴覚障害のスポーツの祭典を知るの巻。

カクテルパーティー効果というをご存知だろうか。多くの音の中から、自分が必要としている情報や重要な情報を無意識に選択することができる脳の働きのことを言うらしい。雑音だらけのパーティの最中でも自分の名前が呼ばれたら、あっ!!と気がつくことができる。そんな感じ。個人的には、音だけでなく、触れる情報も無意識に選択している気がするのだ。


三つ子生まれてから、外を出歩くと、2人用ベビーカーよく見かける気がする。公園に行くと多子家庭をよく見かける気がする。カクテルパーティ効果の一種じゃないかなと思っている。そんな感じ。さらに、三つ子の3番目の病気や障害がわかってからは、障害に関するニュースを目にしたり耳にしたりすることが多い気がしている。


そんな中、ふとしたことからデフリンピックというものの存在を知った。カクテルパーティ効果のおかげかもしれない。4年に一度開かれる聴覚障害者のためのスポーツ競技大会で、その歴史は、パラリンピックより古いらしい。


障害者のスポーツの祭典は、パラリンピックだけだと勝手に思い込んでいた自分にとっては衝撃だった。その衝撃は、コロンブスが新大陸を発見したようなといえばいいのか、アハ体験といえばいいのか、頭をガツンとされたといえばいいのか、目からうろこといえばいいのか、とにかく目が覚めるような衝撃だった。


よくよく考えれば、パラ水泳もパラ陸上もブラインドサッカーも耳が聞こえる事が前提の競技だ。そして、パラリンピックに聴覚障害部門はない。ヨーイ、ドンのドンが聞こえない。聴覚障害の方たちがスポーツをするのは、様々な工夫が必要なのだ!!


そんなデフリンピックは、2025年東京で開催される。パクり疑惑などなくエンブレムが決まったようだ。手話にも種類があって、国際手話の使える人が少なかったり、乗り越えるべき壁は、いろいろとあるようだが待ったなしで開催される。

素敵な大会になって欲しい。


三つ子の3番目の障害がわかってから、知らないことを知る機会が増えているように思う。受け入れられているということだろうか。前に進ませてもらっているのだなぁとも思う。

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