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西野亮廣オンライン講演会~超実践マーケティング~(2020.05.08)

当初はサロン同様クローズドなのが良いかと思いましたが、ほかにもシェアされている方がいて、この内容は知ってもらえるとより多くの方が参考になるかと思い毎度のベタ打ちします。

<前置き>
挑戦しろ、ということを言うからには背中を押す責任
挑戦した先に何が待っているか その挑戦を阻むもの
①お金 ②広告(広く告げる=売る・広める)
この2つを学ばずに大人になってしまっている
2つは両輪だが①を話すと時間が足りないので今日は②に絞って話す
最大のリスク=人件費
体力ない、感覚古いはリストラ対象
会社も社会も守ってくれない
誰もが商売する=何かしらを売る モノを売る能力が全員必要な時代
それがマーケティング

<第1章 サービスのバーベキュー化がもたらした変化>
4~5年前から B席・A席・S席・スタッフになれる券と用意するとスタッフになれる券から売れるように
みんな発信したがっている
SNSでフォロワー・いいねがほしい ドヤりたい
プレイヤー・主役になりたがっている
レストラン型(プロがつくったもの)→バーベキュー型(お客さんが食べたいものをお客さんといっしょにつくる)
クオリティの定義が変わった
質の高さ→参加できる余白が上手に設計されている度合い

例:DJダイノジ
大谷氏が音楽、大地氏がコミカルに踊る
万人規模のロックフェスに呼ばれステージが映えないと一般からダンサーを募集
大谷氏が人気・人望なく中肉中背のおっさん4人しか応募なく全員合格に
踊れない
質は低いが客席では当日全員が、ステージであんな人たちが踊っているから、と自分たちが踊っても恥ずかしくない、と全員踊りだした
ダイノジのパフォーマンスはエクササイズ
お客さん全員が踊る
こうしたステージはEXILEは作れない
これが現代のクオリティ それを狙ってしかける必要
なぜこんな素晴らしい商品・サービスを提供しているのに売れないんだ、というのは一昔前のクオリティ

しかけるために
①作り手を増やす
作り手=消費者 分業制の話とは別
2人で作れば2冊は売れる 10000人でやれば10000冊
クラファンは資金調達装置ではない
リターンが3000円のクラファンで3100円かかるものも
でもやる 支援額より支援者数
共犯者を増やす えんとつ町のプペルのときは10000人
ディズニーを超えるには70億人の作り手をつくる
邪魔なのは著作権 自分はそれを極めてあいまいに
企画段階から巻き込む
100人中5人くらいはその段階から買いたくなる
そのときに買えるボタンを用意しないと機会損失
立ち上げ初日から予約開始する
1日5冊で2年かければ3650冊
すべて初日の売り上げになる
すっごいプレオーダー戦略
本屋は売れると思ったものを力を入れる
同調行動効果 多くの人に買われていると思っているものを多くの人が買う
行列をプレオーダー戦略で作っている

②売りたいと思う人を増やす→株を持たせる
売れれば売れるほど得をする
主題歌カバー企画
西野がシェアしてくれるかもしれない→広告収益→映画がヒットすればまた検索される→収益に
現在本の印税を影響力ある人に分配を考えている

<第2章 機能で差別化を図れなくなった時代を僕たちはどう生きるか>
インターネット=シェアの時代
情報・技術は共有財産
受け取れるサービスは同じに
機能検索→人検索の時代に 好きな人のところにお金を落とす
ラーメン屋ならラーメンを食べ物としてとらえない
その店のファングッズである(例:E.YAZAWAのタオル)
そのためにはファンをつくる
前提:一度逃がしたお客さんは2度と帰ってこない
チケットノルマが最悪な例 つまらないと思ったお客さんは2度と見に来ない
面白くないものは売っちゃだめ
20年かけても単独ライブが50人しか集められない人も
新規ファンの開拓と同時にやめているファンがいる
やめているファンのケアをみんなやらない
新規は声の届く範囲にしか広げられない
離脱率を下げる
リピーターをつくるには
①日比谷公会堂の独演会をやった際
2000人を公会堂周辺の他の店に流してしまっていた
→打ち上げ会場を作った
Aさん・Bさん・Cさん 最初は他人でも共通の趣味がある
→仲良くなる
Aさんが西野のライブがちょっと飽きた、となってもBさん・Cさんと若干疎遠になるのはちょっと、と思う
ファンをやめるコストが高くなっている
お客さんどうしを接着させる
天才万博ではだれが出るか知らなくてもお客さんどうしのつながりで来る
よなよなエールを売っているヤッホーブルーイングのフェスもうまい
イベントは赤字でもいい
吉本はそのへんを全然設計していない

②期待値マネジメント 満足度=内容ー期待値
期待値を上げすぎない
観光で一番いい奇跡の1枚を出さない
うちのサロンに入ったらお金持ちになれまーす、とかはだめ

③ストーリー
うまくいくときにはサロンメンバーは増えない
挑戦しているときにサロンメンバーは増える
成功し続けてはだめ
人気マンガの主人公の感情曲線はN字

PDCAは今の時代には合わない
やっている場合ではない
ファンをつくる目線としても
ミスが起きないようにする工場的
想定外が起きない→物語が生まれない→ファンが生まれない
PDCAには余白がない

<第3章 おみやげ・ギフト>
おみやげについては時間がないので省略→調べて
ギフト:今後日本は貧富の差が激しくなる
貧しい側はモノがほしい
富んでいる側は承認欲求=精神が豊かになることが欲しい
ギフトは両方を満たす
ランドセル型ビジネス=利用者と購入者が異なる
フィリピンのスラム街に3000冊絵本を送るクラファン 純粋な寄付
自分で読むなら1冊しか買わないがギフトとしてだと10冊、100冊買う

<第4章 意味をずらして価値を作れ>
90年代後半 98年ピークでCDが売れた
ダウンロードがない、というだけなら90年代前半も売れていないとおかしい
96年宇多田ヒカルデビュー時くらいにシングルCDの形が変わった
8cm→12㎝
CDラックが埋まっているのがかっこいい
埋めたくてCDを買う
CDがインテリアとして機能 絵画と同じ
家具屋にCDラックがあった
今そんなものを置いていてもオタクとしか思われない
音楽としてしか売れない
ビックリマンチョコ 意味はシールに
子どもがチョコレートを捨てるくらいシールの意味合いが強い
シールを差し込む用のアルバム 手を出したら人生が終わる、と思っていた中近所の兄ちゃんがくれた 埋めてニヤニヤする
AKBのCD 握手券として1人30枚買う
プペルも
・おみやげとして国内外の個展で販売
・インテリアに(カバーを取ると英語表記のみ) カフェや美容室に
・ギフトとして被災地やスラムに

あなたの商品をその意味で売って大丈夫か?
服の売れない時代でもライブTシャツは売れ続けている
ファッションアイテム→コミュニケーションツールに
人間からコミュニケーションはなくならない
コミュ障になればなるほど価値は上がる

美容室NORA いつか髪は切る 今メジャーとなった前売り券の走り
ヘアカラーの前売り→自分はやらないと思っていたが何とか支援できないかと女性スタッフにギフト用に
カット・ネイルもギフト用に→ランドセル型に
美容室→ギフトショップへの意味のずらし

※最後にまとめとして章立てと各章のポイントまとめ(太字中心)がありました

西野亮廣オンラインサロン


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