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小林さやか×白水美樹×栗岡大介 ビリギャルと考える新時代の学び ―ゆたかさへのプラチナチケット―(2020.05.24)

※言い回しはそのままでない部分があります
※ヘッダー画像は公式様からお借りいたしました

<導入>
7年前に坪田先生の本で知られるように
当初はネットに記事にしたらバズって結果120万部、映画化
ビリギャルのイメージが強いかと思うがもう32歳
講演や本、大学院で学習科学を学んでいる

Q.大学でイケメンはいたのか?
大したのはいなかった 櫻井くんはなかなかいない
慶応に行ったのはよかった

<学びのバックグラウンド>
さやかさん:きっかけは坪田先生
会っていなければ一生勉強の面白さを気づけなかった
小学校の時に自分の存在価値を悩む
キャラ変したくて中学受験
中高はとにかく遊ぶ、と決めていたので意味のある時間だった
弟のために見つけた塾を弟が拒否して面談だけは行ってやる、と行ったときに対応したのが坪田先生
「そのまつ毛どうなってるの?」と興味を示してくれた
そうやって興味を示してくれる人がいるんだ、ということから
ワクワクが動機

栗岡さん:自分は両親がアーティスト
さやかさんのお母さんみたいな人が周りに何人もいた
父親は「また明後日会いましょう」と家を出ていく変わった環境
さやかさんに初めて会ったとき興味を持つことの天才だと思った
興味を持つというのは学校・家庭では教えられない
むしろ落ち着きなさい、などと言われる
実際起業家・こどもは何にでも興味
両親はそこの背中を押す

さやかさん:自分は子どもより楽しんで生きる、と決めている
そうでないと子どもにああしろこうしろ言ってしまう
自分は先に死ぬ そのあとも変わらず幸せで生きてほしい
楽しんで生きることがいちばんの英才教育
幸せであることを気づかせる環境
楽しく生きている大人が周りにいること

栗岡さん:みんなバラバラでいい
興味持て、と言ってできる人は少ない
興味を持つためには応援すること
身近で頑張っている人を応援すれば興味ができる

<教育について>
白水さん:中学校に教育実習に行った際「授業で勉強したことは役に立つのか」と質問され返す言葉がなかった 本当にこれでいいのか

さやかさん:学習指導要領を一度読んでほしい
素晴らしいことが書いてある
これができていたらすごい
先生たちが本当に理解しているのか
1年間のカリキュラムがきつすぎて考える時間がない
坪田先生は「coach」だった
コーチの語源は馬車 大切な人を目的の場所まで連れていく
teacher=一方的(日本の従来の教育)
坪田先生はわたしから外に向くように促すことをやってくれた
Education=相手から能力を引き出すこと
40人で1人1人やる時間はない
仕組みを変えていくべき

栗岡さん:今までのシステムは学校を出て大人がルーティンワークにつくという流れのもの
コロナによって便利・不便が変わってきている
生き方に一般解はない
我々自身が環境に合わせ特別な解答を出す
「学ぶ」と「働く」が同義に
ずっと学び続ける
永遠に幼稚園生 変態し続ける

<興味を持ち続けるためには?>
さやかさん:自己肯定感が大事
①認めてくれる、信じ切ってくれる周りの人 わたしの場合は母
ピグマリオン効果=信じれば伸びる
ゴーレム効果=どうせ無理、と思うと成績が下がる 日本人に多い
②自分で一歩踏み出して挑戦 成功体験
50回ダメでも51回目で成功すればいい
わたしの場合は中学受験
成功のためには失敗も大事
習い事もいろいろやらせてくれたが1か月以上もったのは水泳だけ
人よりできる・ほめられるともっとがんばりたいと思える
自分ができるかもと思える感覚
ワクワクの種をいっしょに見つける

栗岡さん:相手のことを好きになっちゃう
わたしにお手伝いできることはないか
興味が枝葉へ
世の中的にというのは関係ない
世の中は能力信仰
ダーウィンの環境適応の話はダーウィン自身はそうしたことは言っていない
生物が多種多様だということを述べたのみ
ダーウィン・スペンサーは道具にされている
今ダーウィンが生きていたら我々と仲良くしてくれたかもしれない

さやかさん:学校には何だこいつ?というのが絶対いる
みんな仲良くなどというのは無理
大人が決めつけることは多い
議論の中に子どもがいない
今家庭学習課題について親と学校が対立する構図は滑稽
机に座らないという悩み 座らせる必要があるのか
この状況下では勉強より家族と話し合うことの方がよほど大事
対等な立場で話すチャンス

栗岡さん:interest=「inter」が「間」、「est」が「存在」
話したり普段使わないものを見直す機会

<教育と豊かさ>
さやかさん:ダイレクトにつながっていると思う
アメリカ留学は2月に決めた
教育のスペシャリストになりたい
まだ英語が話せないので1日7時間くらい勉強している
昔のわたしがなぜできたのかということに興味
ビリギャルがなぜできたのかを科学的に明らかにしたい
講演でも感動してくれる人はいるが刺さらない子、全く違う観点をついてくる大人がいる
ビリギャルは奇跡の話では全然ない、ということを広く伝えたい

栗岡さん:ビリギャルの話は偏差値が上がったことが本質ではなくて学びの楽しさでワクワクできるようになったことが大事

さやかさん:偏差値が入ったのはそれをタイトルに入れれば売れるから
日本から見ているだけではだめだと思っていて外から素晴らしいところを見ていきたい

<プラチナチケット>
さやかさん:2個下の弟は父の支配下
生まれる前から野球選手にしたいと思っていた
自分がコーチするチームに入れて厳しく指導
高1で糸が切れ野球をやめ非行に
深夜のデニーズに坪田先生が呼んで神様が何でも夢を叶えるプラチナチケットを用意したら何を書くか考えるよう言ったところ2時間考えても何も浮かばず
わたしはたくさん浮かんできていたのでなんで浮かばないんだろうと疑問に思ったら、自己肯定感がないということに気づく
否定されまくり
そこで先生は何年かかってもいいけど自分で書きたいものを見つけろ、ということを伝えた
現在では親父を超える経営者に、という思いでがんばっている
自己肯定感は重要 ないと夢を見つけようとすら思えない
子どもたちの自己肯定感を守ってあげるのが大人の責任
プラチナチケットを紙に書いて家に貼るとよい
(ただプラチナチケットを倍増、とかはだめ)

<今プラチナチケットに何と書くか>
栗岡さん:永遠の出会い
世界は多様 とにかくずっと出会っていたい

さやかさん:アメリカで学んで「学びのスペシャリスト」になって戻ってくる
5年以内
その後教育現場を支えたい

白水さん:5年後のひふみフォーラムでまた話してもらいたい

栗岡さん:5年よりもっと早いかもしれない

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